“ビタミン”について

今回は人間に必要な栄養素、ビタミンについてお話ししていきます。

突然ですが、皆様は普段ビタミンを意識して食事を摂られていますか?
中々仕事が忙しくて、食事はパパッと済ませます!という方も多いかと思います。

外食やスーパーのお惣菜などはどうしても味が濃く、野菜不足になりがちですよね。

今回ビタミンの嬉しい効果や効能を再認識して、食生活の意識を少し見直すきっかけになれば幸いです。

 
まず1番よく耳にするビタミンC。
1日の推奨摂取量は100mg。わかりやすく言うと、生レモン200gだそうです。
ビタミンCが不足してしまった場合、倦怠感や疲労感、気力低下といった症状が身体に現れます。

皆様心当たりはありませんか?

ビタミンCは毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがあるほか、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。

 

美容を気にかける方がビタミンCを積極的に摂るのも納得出来ますね。

キウイフルーツやピーマンが豊富にビタミンCを含んでいるので、出来れば積極的に食べたいものです。


次に紹介するのはビタミンB1
1日の推奨摂取量は1.1mg。わかりやすく言うと、うなぎ160gだそうです。

ビタミンB1が不足すると、イライラ、疲労感、倦怠感、食欲不振、記憶障害、集中力の低下、運動能力の低下、手足のしびれ、手足のむくみ、動悸・息切れなどといった症状が身体に現れます。

ビタミンB1は脳に必要なエネルギーをブドウ糖から産生するサポートも行うため、神経機能を正常に保つことに役立ちます。また、食事で摂った糖質を効率よくエネルギーに変換することから、ビタミンB1はダイエットに必須の栄養素です。

毎日うなぎを160g頂くのは難しいと思いますが、豚肉(ヒレ・ロース)やおそばもビタミンB1が豊富に含まれている食材です。日常の食事にも取り入れやすそうですね。

 

今回は主要なビタミンCと、ビタミンB1についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?
ビタミンが不足すると、さまざまな不調の原因の元になることがわかったと思います。中々取れない疲れや不調はもしかしたら食事内容にも問題があるかもしれません。

皆様忙しくされていることと思いますので、食事だけでビタミンをしっかり摂ることが難しい場合は、サプリメントを取り入れるのも一つの手段ですね。

ビタミンCと、ビタミンB1は水溶性ビタミンで摂りすぎた分は尿から排出されてしまいます。

たくさん食べたから身体に良い!と言うわけでもありません。

推奨量を考えながら、バランスよく食事を見直すことが健康への第一歩です!
                        

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

小林 香織

 

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体の水分不足を知る方法

前回のスタッフブログで水分補給の重要性をご紹介させていただきました。

これから本格的な夏を迎えるにあたって、水分の重要性をより知っていただくため「体の水分状態をチェックする方法」をご紹介させていただきます。

 

1.体重測定によって予測する

 

食事や運動・排泄など、一日の中で体重は思った以上に増減を繰り返しています。

食事をした直後に体重計に乗ると「○kg増えてる!」なんてことや、運動をして汗をかいたり、サウナに入った後の体重計に乗ると体重が減っていたりと、嬉しい気持ちになったりしたことがあると思います。

 

スポーツ選手においては、試合や練習の前後や途中に体重を測って、体の水分の状態を把握することがよくあります。

長時間の激しい運動によって数kgもの水分を失っていることが起こるため、熱中症予防のためにも、昔に比べて今では試合の途中に「水分補給タイム」が設けられるなど、徹底した管理が行われている競技もあるほどです。

 

定期的に運動をされている方であれば、運動前後に体重を測定し、運動中に失った水分量を把握してみましょう。

 

また、寝る前と朝起きた時の体重を比べてみて下さい。就寝中に失った水分量を予測することができます。

筆者の私は夜と朝では約500g減少します。

 

 

2.尿の色による判定方法

 

尿の色が濃かったり薄かったり、尿は体の水分量を判定する上で比較的簡単な方法と言われています。

(薬剤やサプリメントの影響を受けて色が濃くなっている場合もあるため、常用している方は当てはまらないこともあります)

 

尿の色が濃いと水分不足を起こしている目安となります。

体は水分が不足すると体内に水分を残そうとして、腎臓が尿として排出する水分の量を制限します。そうすると尿は濃縮されて色が濃く、量は少なくなります。

 

是非一度、判定チャートでご自身の尿の色を確認してみてください。簡単に毎日の健康管理を行うことができ、水分補給のタイミングの目安にもなります。

 

  参考:厚生労働省ホームページ「尿の色で脱水症状チェック」

 

人間の体は体重の2%の水分を失うと機能の低下を起こすと言われています。体重50kgの方だと約1kgとなります。

この状態はすでに脱水が始まっており、さらに減少すると体は危険な状態に陥ります。

 

 

体の水分状態をこまめにチェックし、暑さ厳しい夏を乗り切りましょう!

 

神戸東洋医療学院付属治療院

荒木 克也

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6月6日は“飲み水の日”

66日は飲み水の日です。東京都薬剤師会公衆衛生委員会によって1990年に制定されました。

 

みなさん“水”飲まれていますか?

 

「水分補給していますか?」と問いかけて、

「はい!」とお返事される方に「何を飲んでいますか?」と伺うと

「コーヒーとジュース、お茶ですかね」という回答が多いです。                                             

中には「夏はビールをゴクゴクと・・・」という方もおられますが・・・。

 

コーヒーやお茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、補給したはずの水分を体外に排出させてしまいます。

ジュースは多くの糖分が含まれているため、過剰摂取により急性の糖尿病に陥る危険性もあり、

余計にのどが渇いてまた水分を欲してしまう、といったような悪循環を引き起こしてしまいます。

 

コーヒーやジュース、お茶(もちろんビールも!)は、健康のための飲み物や気分転換のための嗜好品ととらえ、

水分補給には、やはり“水”がおすすめされています。

 

 

私たちの身体にはたくさんの水分が含まれていて、成人男性で体重の60%、新生児で約80%が「体液」とよばれる水分でできています。

体液は酸素や栄養分を細胞に届け、老廃物を尿として排泄します。体温が上がったときには、皮膚への血液の循環を増やし、汗を出して熱を逃がすことで体温を一定に保ちます。

このように、体液は私たちの生命に関わる様々な役割を果たしています。

 

その体液を維持するためにも“水”をしっかりと摂りましょう

 

 

私は朝目が覚めたら、歯を磨きながらやかんでお湯を沸かします。

歯を磨いた後に、沸騰したお湯を少し冷ましたものを少しずつ少しずついただきます。

いわゆる“御白湯”を朝一番に飲むようにしています。

肌の乾燥やお通じを気にされている方にも、ぜひおすすめです

 

 

 

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院 北條 直

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笑うと健康がやって来る

新型コロナウイルスの分類が5類になり、インフルエンザウイルス同様の注意をしながら生活することになりました。ようやくマスクを外して多くの人との会話が楽しめますね。しばらくお互いの表情が見えなかったので戸惑いを感じる方もおられるようですが、少しずつ活動範囲を広げて新たな環境に慣れていきましょう♪

 

 

笑う門には福来る!という言葉を聞くと「ワッハッハァー」と豪快に声を出し、クシャクシャの笑顔をイメージしてしまう私ですが、皆さんはいかがですか?

笑う門にどんな福が来るのかな?今回は「笑うと健康になる」についてのお話です。

 

「笑うこと」の大きなポイントは「たくさん息を吸って吐くこと」です!

呼吸1回で出入りする空気量は、普段の胸式呼吸で500ml、笑うと腹式呼吸になり最大2000mlと約4倍もの差があります!!

では、笑うと体にどのような良い効果があるのか一部紹介してみます。

 

 

☆免疫力アップ☆

がん細胞やウイルスなどの病気のもとを次々と攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きが活性化し病気から体を守ってくれます。

好きなことに熱中している時もNK細胞は活性化し、悲しみやストレス、嫌な事が続くとNK細胞の働きは鈍くなり免疫力もパワーダウンしてしまいます。気持ちを切り替えてあげると体は元気になれます!

 

☆脳の働きが活性化

笑うとα波が増えて、脳がリラックスすることや意志や理性を司る大脳新皮質に流れる血流量が増加します。近年は認知症予防や改善にも「笑い」が取り入れられています。

 

☆血行促進

深呼吸や腹式呼吸と同じ作用が起こり体内に酸素が多く取り込めるため、血のめぐりがよくなって新陳代謝も活発になります。

 

☆自律神経のバランスが整う

自律神経は交感神経と副交感神経の相互のリズムが体調を管理しています。緊張状態、不安、心配、頑張り過ぎるなどが長時間続くとリズムが崩れてしまうのですが、笑うことでリズムを整えるきっかけになります。

 

☆筋力アップ

心拍数や血圧が上がり、呼吸が活発となって酸素の消費量も増え代謝が上がります。同時に内臓・筋肉にも刺激が伝わり活動量が増え筋力アップになります。

笑いすぎるとお腹がよじれて筋肉痛のような痛みを感じたことがあります(笑)笑って筋トレ♪いいでよすね!

 

 

大きな声を出して笑わなくても大丈夫です。笑顔で過ごしているだけで健康効果があります。

「笑うと健康になれるよ。あなたが笑顔だと私も健康になるよ。」とご家族や大切な方にお伝えください。

笑顔で健康に過ごされることを応援しております!

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

藤岡友子

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髪の毛は血の余り!?

年を重ねるごとに髪の毛が薄くなったり、細くなったり、コシがなくなったりと髪の毛のトラブルや悩みは増えていきますね。

中医学では髪の毛のことを「血余(けつよ)」や「腎の華は髪にある」と言われます。これは一体どういうことでしょうか?

 

まずは「血余」からご説明していきます。

髪の栄養である「血」が不足することによって、頭皮まで十分な栄養が届かなくなるので、髪の毛は細く、パサつき、抜けやすくなります。

特に女性は毎月の生理や出産、授乳など血を消耗する機会も多いため、生理中は髪の毛がまとまりにくかったり、産後に髪が細くなったり、抜け毛が増えた人も多いと思います。

また、中医学では考え事や悩みごとが多く脳をよく使う、よく目を使う、睡眠不足なども血を消耗すると考えられているので、男性も他人事ではありません。

 

≪血の不足チェックリスト≫

3つ以上当てはまる人は血の不足が進んでいる可能があります。

□貧血気味   □めまい、立ち眩みがする

□眠りが浅い、不眠   □不安感が強い

□爪が割れやすい

□顔色が青白く、艶がない

□かすみ目や疲れ目がある

□生理のトラブルが多い

 

次に、「腎の華は髪にある」ですが、これは生命エネルギーの貯蔵庫である腎の元気度を髪の毛が表すということです。

腎が元気であれば髪の毛は黒々としたコシのある髪の毛として維持できます。しかし、腎は加齢によって日々そのエネルギーを消耗してしまいます。

そこに慢性的なストレスや疲れ、大病、過度な性生活などによって腎に必要以上の負担をかけると、その消耗も激しくなってしまいます。

 

≪腎の弱りチェックリスト≫

3つ以上当てはまる人は腎の弱りが進んでいる可能があります。

□足腰の痛み、だるさ

□歯のトラブルが多い

□頻尿、尿漏れ

□夜にトイレに何度も起きる

□疲れやすい   □耳鳴り、難聴

□冷え性   □ほてり

 

それぞれの養生法をご説明します。

≪血を補う養生法≫

①睡眠をとる

中医学では眠っている間に血を綺麗にし、増やすと考えられています。出来ればその日のうちに寝るようにして下さい。

そんなの無理!という人は、まずは10分でも良いです。早く寝るようにして下さい。血を補うには睡眠本当に大事です。

②目を酷使しない

目を酷使することも血を消耗する、と中医学では考えます。スマホやPC、テレビやゲームが面白いのもわかりますが、現代人は目を使い過ぎです。

睡眠のためにも23時を超えたら目を使わないなど自分の中でルールを決めましょう!

 

≪腎を元気にする養生法≫

①体を冷やさない

腎は冷えにとても弱いです。冬はもちろんですが、最近は夏もエアコンでとても冷えます。

夏でも冷たいものは控えめにしつつ、腹巻などを活用して、特に腰回りを冷やさないようにしましょう。

②疲れやストレスは溜め過ぎない

疲れやストレスを溜めることは腎の消耗につながります。日々忙しいとは思いますが、こまめに疲れを取り、ストレスは発散するようにして下さい。

休みの日も予定を入れ過ぎずに、たまにはゆっくり、のんびり過ごすのもよいと思いますよ。

 

美しい髪の毛は一日にしてならずです。

5年後、10年後に今以上に美しい髪の毛でいられるように、日々コツコツ養生していきましょうね!

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

田中 友也

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