2023年は癸卯(みずのと・う)!

東洋医学では、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十干と、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の十二支の組み合わせで、「甲子」から「癸亥」までの60年周期で考える思想があります。

 

《十干(じゅっかん)》

甲(きのえ):木の兄 / 乙(きのと):木の弟

丙(ひのえ):火の兄 / 丁(ひのと):火の弟

戊(つちのえ):土の兄 / 己(つちのと):土の弟

庚(かのえ):金の兄  / 辛(かのと):金の弟

壬(みずのえ):水の兄 / 癸(みずのと):水の弟

 

《十二支(じゅうにし)》

子(ね)  / 丑(うし)  / 寅(とら)  / 卯(う)  / 辰(たつ)  / 巳(み)  / 

午(うま)  / 未(ひつじ)  / 申(さる)  / 酉(とり)  / 戌(いぬ)  / 亥(い)

 

2021年は辛丑(かのと・うし)、2022年は壬寅(みずのえ・とら)でした。2023年は癸卯(みずのと・う)です。

「癸(みずのと)」は十干の十番目で最後です。

「癸(みずのと)」は、「ひとまわり」「回転」「転換期」という漢字の意味を持ち、世の中が次の10年にうつるという意味になります。

ほかにも、「一揆(いっき)」の「揆(き)」にも通じ、人々の不平不満が爆発するという意味もあります。

 

また、十二支の「卯(う)」は、漢字の音読みでは「卯(ぼう)」です。植物の「茅(かや)」を意味する「茆(ぼう)」の意味があり、茅が繁茂するという意味の「茂(ぼう)」の意味があります。

「繁茂する」つまり、繁栄する意味もありますが、茂りすぎると身動きがとれなくなるため、「卯」の年は、雑草の生い茂った未開の土地を開墾・開拓する年になります。

 

木・火・土・金・水の五行では、「癸(みずのと)」は陰の水であり、冬の終わりという意味です。

「卯(う)」は陰の木であり、春の兆しを意味し、冬の寒さが終わり、春の兆しがはじまるイメージがあります。

つまり、新しい時代の転換期を意味し、新しいチャレンジをするべき時期になります。

 

また、中国伝統医学の五運六気理論は、十干十二支から気候と病気を予測します。

2023年癸卯は、陽明燥金司天・少陰君火在泉、火運不及となります。つまり、一年の前半は燥が支配し、一年の後半は火が支配します。一年を通じては、木・火・土・金・水の火が弱る年になります。

 

2023年の1月末から3月末は、『聖済総録』という千年前の古典によると、「水が凍り、寒い雨が降ります。その病は、からだの中が熱くなって脹れ、顔面の浮腫、眠くなり、鼻水が出て、あくびが出て、吐き気がする症状が増える」と予測されています。

 

現代の言葉になおすと、花粉症の鼻水などに要注意ですね。

東洋医学では、漢方も鍼灸も花粉症の鼻水は得意な病気です。

漢方では、「水飲(すいいん)」という状態を治療する「小青龍湯(しょうせいりゅうとう)」という処方がよく使われます。これは、胃腸に余分な水がたまった状態であり、体内の余分な水を体外に追い出すような処方になります。

 

鍼灸では、花粉症に対しては、印堂(いんどう)という眉間のツボや、迎香(げいこう)という鼻の横のツボに鍼をよく使います。顔面の血液循環を改善し、鼻の詰まりに効果があります。

また、通天(つうてん)という頭のてっぺんにあるツボや、上星(じょうせい)という前頭部のツボに鍼を刺します。さらに風池(ふうち)や天柱(てんちゅう)というツボに鍼を刺して、首肩こりをとります。

1回の治療で、少し鼻の詰まり感が改善します。1か月ほど継続することで、体の免疫系が調整され、楽になります。ぜひ、お試しください。

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

早川 敏弘

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小正月と小豆

皆さん年末年始はゆっくり過ごすことは出来ましたか。

お正月は年神様という神様をお迎えする行事で盛大に祝われますが、「小正月」があるのをご存じですか?

かつて「月」を暦の基準にしていた日本では、旧暦の1月15日にあたる満月の日を正月として祝い、一年の始まりとしたようです。

これが「小正月」の起源とされています。

では小正月にはどんなことをするのでしょうか??

 

 

小正月の行事で有名なのは「どんど焼き」や「左義長」などと呼ばれる火祭りです。地域に根付いた伝統行事であったことから他にも30種以上の呼び名が各地域であるようです。お正月に飾った門松や松飾り、前年のお札など、縁起ものに感謝し神社や河原などに集めて焼くことで家内安全や無病息災を祈ります。

また、1年の健康を祈り『小豆粥』を食べる風習があります。

「赤い食べ物は邪気を祓う」という中国の古い風習に由来したことが始まりのようです。

 

今回はそんな縁起の良い『小豆』の魅力についてお伝えしたいと思います。

小豆はマメ科ササゲ属の植物で、日本では縄文時代の遺跡から発見されるほど古くから親しまれてきました。

和菓子などで使われる甘い小豆あんが広まったのは室町時代に武士や貴族の間で茶道が流行してからで、それ以前は薬膳として塩味の小豆が使われていました。

 

 

小豆には食物繊維やオリゴ糖が豊富に含まれているため、便秘の解消や腸内環境を整えるのにも効果的です。また小豆の皮にはサポニンが豊富でコレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、血糖値の上昇を抑制するなどが期待でき、お正月で食べすぎてしまった体を調整するのにありがたい食材です。

他にもビタミンB群、カリウム、タンパク質などバランスよく栄養素を含んでいるので、小正月以外にも取り入れたいですね。

 

 

そして小豆は食べるだけでなく、体を温める小豆枕としても使えます。

小豆はもともと吸湿性が高くたっぷりと水分含んでいるため、レンジで温めたときに蒸しタオルと同じように「湿熱」を生みます。

カイロのような乾いた熱よりも、湿熱は浸透性が高く、体の奥から温めてくれる効果があります。冬場は特に乾燥しやすいですから、肌にも優しいですね。

 

 

お腹に置いて、お正月の飲食で疲れた内臓の循環を良くしたり、冷えてしまった首肩には小豆の程よい重みと湿熱で血の巡りが良くなり疲れをとることが出来るのでおすすめです。

小豆枕じゃなくとも、ちょっとしたアイテムが自分自身の身体と向き合う時間のきっかけになってくれれば嬉しいです。

私たちも皆さんの健康のお手伝いをこの1年、誠心誠意させて頂きます!!

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

 宮崎紗希

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鍼灸専門雑誌『Tehamo(てはも)』4号に耳鍼のインタビュー記事が掲載されました

 こんにちは。神戸東洋医療学院付属治療院の副院長の早川敏弘です。

 2022630日に発売された鍼灸専門雑誌『Tehamo(てはも)』499ページに、「プロフェッションへの道 インタビュー 耳鍼はサイエンス~耳鍼の歴史と日本の現状」というインタビューを掲載していただきました。

 このインタビューは、2017年に早川が専門誌『中医臨床』に書いた「耳鍼療法の受容について」という論文をベースに詳しくインタビューで解説したものです。

 2022331日に神戸東洋医療学院付属治療院でインタビューが行われ、107ページには付属治療院スタッフがモデルで耳鍼をしている写真も掲載されています。ご協力ありがとうございました。

 

 耳鍼は、1950年代のフランスのポール・ノジェという医師が開発しました。ポール・ノジェ先生は、耳には胎児が子宮の中にいるように、耳たぶ側が頭部で上下逆さまになっているという耳ツボの分布を最初に発見しました。それを中国が追試して、現在は中国式耳鍼の耳ツボが世界に普及しています。

 インタビューでは、この複雑な耳鍼の歴史を解説させていただいております。実技の部分では、早川が行っている耳鍼のテクニックを写真入りで書かせていただきました。

 

 耳鍼は何が得意なのか、一般の患者さんにお伝えしたいです。

 

 まず、得意なのは「痛み」です。

 脳の血流を変えることで、急性の痛みにも慢性の痛みにも効きます。ただし、例えば腰痛や肩こりで、耳の「腰」や「肩」に鍼を刺すと一時的に痛みはとれますが、しばらく経つと元に戻ります。

 そのため、わたしは耳鍼と体の鍼を組み合わせて使用しています。

 

 アメリカでは、慢性痛の患者さんにオピオイドというアヘン麻薬系鎮痛剤を使用しているのですが、鎮痛剤として副作用が強いため、アメリカ軍やアメリカ退役軍人省という政府機関は鍼を推奨しています。

 そこでは体の鍼も使っていますが、「戦場鍼(バトルフィールド・アキュパンクチャー)」という耳鍼を開発して使用しています。これはアメリカ空軍の軍医さんが開発したもので、日本のNHKのテレビ番組でも紹介されました。

 ASPという耳を貫通させる特殊な鍼を使用し、急性の痛みにも慢性の痛みにも使用しています(日本では、このASPという鍼が医療機器として認可されていないため、付属治療院では『戦場鍼』は体験できません )。

 

 痛みは、痛む局所に発痛物質があるため、当然痛い局所に刺してその場所の血液循環を改善するのが一番効果があります。しかし、痛みには同時に「脳の記憶」という側面があります。局所は治ってしまっているのに、脳に「痛みの記憶」だけが残っている場合があります。

 そこで耳鍼は、脳の血流を変えることで「痛みの記憶」を変えるのが得意なのです。

 

 痛みと同じくらい耳鍼が得意なのが、内臓系の疾患です。

 耳の凹みの部分には、迷走神経という神経が露出しています。迷走神経とは、内臓に分布している自律神経の副交感神経であり、眠っているときや休んでいる時に活発になる神経です。

 現在、アメリカでは「耳介迷走神経電気刺激」といって、耳の凹みの部分を電気刺激することで、迷走神経を通じて内臓を治療しようという医療機器が開発されています。

 2022年に付属治療院に来院された患者さんでも、耳の凹みの部分への刺激で、動悸が落ちついたり喘息や咳の症状が治まった患者さんがいらっしゃいます。これも迷走神経刺激というメカニズムが考えられます。

 

 どちらかといえば、体にダイレクトに鍼を刺したほうが、局所の血流を改善できるし、迷走神経も活発にできるので、付属治療院に来院された患者さんには体の鍼を使いたいのです。しかし、自分で耳のツボをマッサージするだけでも、セルフケアになります。 

 ぜひ、ご自分でも、耳のツボをマッサージしてみてください。

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

早川敏弘

 

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あなたの脳はスマホ脳?

東京オリンピックに岸田内閣誕生など、今年もいろいろな出来事がありました。加えて、昨年同様新型コロナウイルスに振り回された2021年も終わりを告げようとしています。この1年、皆様にとってはどのような1年だったでしょうか?

 

さて、1年を振り返ってみて「睡眠が浅い」「以前より集中力がなくなった」「記憶力が悪くなった」「鍵をどこにしまったのか思い出せない」・・・などの変化を感じた方はいらっしゃいませんか?

感じると思われた方に質問です。一日にどのくらいスマホの画面を見ていますかexclamation and question

 

通勤途中の電車内、周りを見渡すと老若男女問わず多くの人がスマホの画面を見ています。電車内以外でも、食事をしながら、お茶を飲みながら、お友達と話しながら、画面を見ていなくても手が届く範囲にスマホを置いている人が多いように思います。一日に何度もラインメッセージやメールが届いていないか確認し、空き時間にはデジタル書籍や動画配信、SNSのチェックをする。スマホを家に忘れた日は何だが不安で落ち着かない、夜中もスマホを手放せない、などということはありませんか?

そういう方はひょっとしたらスマホ依存症かもしれません。

 

総務省が発表しているインターネット利用時間(令和2年)の全年代平均は約168分、年代別だと10代―224分、20代―255分、30代-188分、40代―160分、50代―130分、60代―105分です。平均約3時間はスマホやパソコンなどの画面を見ていることになります。

スマホが脳に与える影響の一つは、睡眠不足です。スマホの画面からでるブルーライトの光は睡眠を促すホルモン「メラノサイト」の放出を抑制し、その分泌を遅らせます。そのため、寝る1~2時間前にはスマホやパソコンの画面を見るのをやめるよう言われています。しかし、睡眠不足を促すのはこれだけではありません。スマホやパソコンから提供されるあらゆる多くの情報は、私たちの脳を常に刺激しています。画面をどんどんスクロールし、興味のある言葉を探しては、そのサイトを覗いていく。この時、放出されるのがドーパミンです。ーパミン量が増えることによって、どんどんと新しい情報や知識への欲求が高まり、スマホをスクロールすることがやめられなくなります。寝るどころの話じゃないですね。

 

また近年、「ながら運動」など、複数のことを同時にする人がいます。これは別に悪いことではないのですが、脳には「ながら」では出来ないことがあります。それが「集中」です。スマホ依存の人は、一日中スマホの存在を気にしながら、何かをしています。人間は何か作業をする時、それに集中していなければ作業記憶が低下します。「鍵をどこにいれたか思い出せない」などは作業記憶が低下しているから起こるのです。集中力、作業記憶が低下し、その上、記憶を整理する作業を行う睡眠も不足しがち・・・。

スマホはとても便利で生活に欠かせないものになりつつありますが、長時間は使用しない方が良いかもしれない、と思いませんか?

ここまで書くと、もう二度とスマホには触れない・・・と思ったのですが、すでにスマホの虜になりつつある私は、結局この作業をしながらも時折スマホを見てしまっていました。とりあえずスマホを見る時間を制限し、寝る時はスマホを別部屋に置き、スマホ依存にならないように付き合い方を考えてみます。

 

もっと詳しくスマホが脳に与える影響をお知りになりたい方は、「スマホ脳」(新潮社)という本を、デジタルではなく紙媒体で読んでみてください本

 

スマホやパソコンに向かう時間はともかく、睡眠の質が低下している、集中力も低下したかも?という方、鍼灸をお試しいただくのはいかがでしょうか。鍼灸は、睡眠の質の向上に有効といわれています。また、集中力や記憶力の低下の原因の一つとして首や肩コリによる血流の悪さも考えられます。100パーセントお悩み解消というわけにはいかないかもしれませんが、少しはお役に立てるかもしれません手 (グー)

 

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神戸東洋医療学院付属治療院 田中 里佳

 

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空気のような存在もやはり大きいですね

今年もあちらこちらで大雨被害の報道を聞きました台風

気象がもたらす影響は様々ですが、私たちの身体への影響も少なくありません。

私たち全員がその影響を実感するわけではありませんが、天気が崩れる時に頭痛がしたり、古傷が痛む人もいます。他にも眩暈や体の怠さを訴えるケースもあります。

このように気象の影響により起こる体の不調を『気象病』と言います。

 

今回は、この気象病に関するアレコレを取り上げます。

気温差や湿度の状態などによっても体調を崩しますが、全ては解説できませんので気圧と身体の関係に絞ってお話します。

 

さて、患者さんの中には、台風がここ神戸からはるか遠い沖縄の海上にある時から体の不調を訴える方がおられます。

それも、実は気圧が関わっていると考えられます。

 

それについて解説するために、まず気圧のことから説明いたしますひらめき

 

私たちの身の回りには常に空気が存在しますが、通常あまり感じることはありませんよね。けれど、空気は(窒素・酸素・二酸化炭素など)しっかり重さを持っています。

この空気は、その場所やその時々により密度を変えます。密度の濃い状態を高気圧、薄い状態を低気圧と呼んでいます。

 

高気圧は空気の粒が沢山詰まっている状態で、低気圧は空気の粒がまばらで少ない感じです。そして空気の粒は冷やされると凝縮し気圧は高く、逆に暖められると膨張し気圧は低くなります。

空気の粒が詰まった高気圧は、空気の粒がまばらな低気圧に向かい空気の流れを生みます。これが風の吹くメカニズムです。

台風報道でよく聞く「9百何中hPa(ヘクトパスカル))」と言っているhPaは気圧の状態を表す単位です。地上の平均気圧は1013hPaとされていますので、台風は低い気圧ということですね。

それでは何hPa以上が高気圧?逆に何hPa以下が低気圧になるかご存知ですか?その答えは、「無い」というのが正解です(笑)

驚かれるかもしれませんが、絶対的基準値はないのです。その地域のその時の平均的な気圧より、高いか低いかによって決められています。

 

空気に重さがあると前述しましたが、例えば1013hPaで1㎡あたり10tの重さがかかっています。

1㎡は小学3~4年生の体表面積の大きさに相当します。大人では2㎡ほどの体表面積になります。子どもでは1台1tの車が10台、大人では約20台のしかかっているということになります。

私たちは知らず知らずにこんな重圧に耐えているのです。

 

気圧は高所に上がれば上がるほど低くなります。高い山に登るとお菓子の袋の中の空気が膨張しパンパンになったり、飛行機やエレベーターが上昇する際、耳が痛くなったり詰まった感じがするのも鼓膜の内側の空気が膨張しているせいで、気圧の低下が関係しています。

 

ここまで気象病を理解していただくために、気圧について簡単に解説をしてきましたが、ようやく不調との関係についてですひらめき

高気圧・低気圧、それぞれから影響を受ける方がいらっしゃいますが、低気圧による不調を訴える方の比率が多いため、高気圧の影響については省略します。

 

一つ目の影響は、高い山に登った時のように、空気が薄まり高山病のような酸欠状態になることです。このことで頭がボーっとしたり、眠くなったり、倦怠感を覚えます。

二つ目の影響は、気圧が低くなることで今まで身体を押さえつけていた圧力が下がり、私たちの身体はお菓子の袋のように膨らみます。(実際にはお菓子の袋ほどパンパンにはなりませんよ!)

この時、体内の血管は膨張し偏頭痛を起こします。また、古傷の箇所が充血したようになることで痛みが出たり、体全体が浮腫んだりすることで倦怠感が現れます。耳の中のリンパの流れも滞り、眩暈を起こすとも考えられています。

人によってはこのような変化を一切感じず健やかに暮らせる方も多くおられますが、自律神経が失調しやすい方や水分代謝が良くない方が低気圧の影響を受けやすいように見受けられます。

 

そしてこのような方々の中には、実際に低気圧が自分たちの真上に来た時だけではなく、近々天気が崩れるという前に体調を崩す方が一定数おられます。これは現在自分のいる場所は高気圧の圏内だとしても、数時間後もしくは数日後に訪れる低気圧の場所(濃い空気から薄い空気の場所)へとすでに空気の移動が始まっていて、徐々に気圧が下がってきていることを体感しているからではないかと私は考えています。ご当人にとってはとても辛いことですが、なんて繊細な感覚でしょう。

 

鍼灸治療を含めた肝心な対策の解説は割愛致します。申し訳ありません。

興味のある方は、ブログページに新しく追加された検索機能を使って、自律神経や水分代謝を改善する内容の過去のコラムも探してみてくださいね。

 

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神戸東洋医療学院付属治療院 川上 靖  

 

 

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