隙間ができれば要注意!?

春になり暖かくなると外出したくなりますね桜でも、新型コロナの影響で外出を自粛されている方が多くいます。

家で過ごす時間が長くなると、体力がどんどん衰えてきます。緊急事態宣言前後で歩行機能の低下を感じた方が増加したとの報告もあります。

こうした歩行機能(移動能力)の低下を「ロコモティブシンドローム」と言います。病院やテレビ等で見聞きしたことがある方も多いと思います。 

 

ロコモティブシンドロームは、筋肉や関節や骨の機能低下により引き起こされます。

運動器の中でも特に筋肉量の減少による影響は大きく、移動能力を著しく低下させます。男女で比較すると、もともと筋肉量が少なく、加えて寿命が長い女性に多いです。

加齢や疾患によって筋肉量の低下が起こることを「サルコペニア」といいます。

サルコペニアになるとロコモティブシンドロームはもちろん、要介護にもなりやすくなるので注意が必要です。要介護になる原因疾患の1位は認知症ですが、実は「衰弱」「骨折・転倒」「関節疾患」といったロコモティブシンドローム関連の要因を合わせると、全体の36.5%を占め、要介護の原因第1位になります。

 

サルコペニアは「指輪っかテスト」で簡単にチェックすることができます。

やり方は簡単。

ふくらはぎの一番太い所を、両手の親指と人差し指で作った輪で囲ってみてください。

どうですか?筋肉量が正常な方は指が付かないはずです。

指が付いて囲めてしまう、それどころか隙間ができてしまう方は筋肉量が減少していると判断でき、サルコペニアの可能性が高いと考えらえます。

そうなると、サルコペニア改善のために運動やタンパク質を中心とした食事を摂るなど生活習慣を工夫する必要がありますレストラン

 

 タンパク質を多く含む食材といえば鶏むね肉が思い浮かびます。でも、食べられる量には限界があります。たくさんの量をれない方は、タンパク質吸収や筋肉を作る働きを促進する「ロイシン」という必須アミノ酸を含んだサプリメント併用するのもいですね。

 

 

全身の筋肉の60%以上は下半身にあり、特に太ももの筋肉は最も大きな筋肉です。

日本整形外科学会はロコモーショントレーニングとして、①片足立ち1分間を一日3回、②スクワット5~6回を一日3回行う事を推奨しています。負荷が足りない方は、「カーフレイズ(かかと上げ運動)」や「フロントランジ(片足を大きく前に出して膝が90度になるまでしゃがみ、地面を前足で蹴るようにして元の位置に戻す)」といった下半身を鍛えるトレーニングを追加で行いましょう。

下半身に負荷をかける運動を定期的に行うことで、筋肉量の減少を予防することができます。

 

指輪っかテストはあくまで簡易的なチェック方法です。身体機能の低下や、疲労感の増大、体重減少などの自覚がある方は、お医者さんに相談しましょう病院

感染症に気を付けて体を動かした後は、鍼灸を受けてしっかりとメンテナンスすることも忘れずに。

 

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春を迎えるための過ごし方

3月5日は啓蟄(けいちつ)です。

啓蟄は二十四節気の3番目にあたる日です。

二十四節気とは、春、夏、秋、冬の一年間を24等分にした日々のことです。節気の24という個数と名称は中国で考案されました。二十四節気は中国華北地域から由来したため、日本の実際の気候とは少し差がありますが、その季節を感じる言葉として日本でも使われています。

二十四節気は太陽の運行をもとにして作られた太陽暦と関連しています。また、二十四節気の日付は毎年ほぼ一定です。

 

春に当たる節気は以下のとおりです。

立春(りっしゅん) 2月 4日頃 - 春の始まり    

雨水(うすい)   2月19日頃 - 雪が雨に変わり、氷は解けて水になる

啓蟄(けいちつ) 3月 5日頃 - 冬ごもりしていた虫たちが這い出る

春分(しゅんぶん)3月21日頃 - 昼が長くなり始める

清明(せいめい) 4月 5日頃 - 空や植物など、あらゆるものがしだいに清らかになる

穀雨(こくう)    4月20日頃 - 春雨が降って穀物を潤す

 

啓蟄の時期は、春の暖かい気運が植物を育て、土の中で冬ごもりしていた虫や動物が目覚めて本格的に活動する時期です。日較差(一日の最高気温と最低気温の差)が激しい天気を繰り返しながら、平均気温が日ごとに上昇していき、そうして春を迎えます桜

このような時期の健康管理はどのようにしたら良いのか、一緒に見てみましょう。

春を迎えるためには、適度な運動と積極的な栄養摂取が重要です。

冬の間に寒くて縮こまってしまった体を、ゆっくり動かすために軽めの運動をすると良いでしょう。日差しの良い日に1時間前後の軽い運動習慣を身に付けるのは、固まった筋肉と気(エネルギー)を取り戻すのに効果的です。例えば、早歩き、ヨガなどが良いです。でも長時間激しい運動は避けた方が良いです。激しい運動は気を消耗し、疲労を誘発したり、食欲を低下させたりします。

 

特に子どもは大人に比べて体調の変化に敏感なため、急に活動の量が増加すると、疲れやすく体力が落ちることがありますので、適度な運動と積極的な栄養摂取が大事です。

気温差も大きくなるため、厚い服を一枚着るよりも、軽い服を何枚か着て体温調整がしやすいように注意することで、体力も維持しやすくなります。

また、冬は室内で過ごす時間が多く、日に当たることが少ないため、気(エネルギー)不足になってしまいます。そのまま活動の量が増える春を迎えると、気をさらに消耗することになります。

この状態を補うためには、ビタミンとミネラルを十分に摂ることが大事になってきます。

りんご、とうがらし、玉ねぎなどの果物や野菜にはビタミンCが豊かで、肉類と豆、魚などにはタンパク質が豊かなので、このような食べ物を摂取する方が良いです。ビタミンEが豊富なアーモンド、アボカド、サーモン、卵なども食べると良いです。ビタミンEは細胞膜を強化する効果があり、抗体生産能力を増強し、ウイルスなどの有害物質から私たちの体を保護する効果に優れています。

最後に、免疫力を維持するのに最も大事なのは熟眠ですほっとした顔

睡眠不足は免疫力が低下するため、呼吸器疾患や感染性疾患のリスクも高まります。忙しさから睡眠時間が一定ではない時は、毎日30分ぐらいを少しずつ調整して生体リズムを維持しましょう。休日であってもそのリズムを維持して免疫力維持に努めましょう。

 

その季節の体調は前の季節の過ごし方で決まってきます。今の時期の過ごし方に気を付けると、春だけでなく、さらに夏も元気に過ごせると思いますので、皆さんセルフケアとして、運動、食べ物、睡眠などに気を付けてお過ごしくださいぴかぴか (新しい)

 

神戸東洋医療学院付属治療院より

 

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春ののびのび養生法

まだまだ寒い毎日ですが、2月3日に「立春」を迎え、暦の上では春の始まりとなります。

春はポカポカ暖かくてなんだかヤル気がでない…。という人も多いと思います。

日本ではあまり聞き覚えがありませんが、中国や韓国では春になると生活に支障をきたすほどツラくなる症状を『春困(しゅんこん)』と言います。

次のような症状が目立つようになったら「春困」かもしれません。

 

・気だるくてやる気が出ない

・何事もめんどくさい

・とにかく眠い

・集中力がなくなる

・イライラしやすい

・頭がボーッとする

・毎年春になると体調が悪くなる

・学校や仕事、お出掛けなど外出がおっくうになる

 

春は動物が冬眠から目覚め、植物が新芽を出し、活動的になる目覚めの季節です芽しかし、心身共にまだ完全に目覚めておらず、季節と身体に差が起きているため、ダルい状態が続いてしまいます。

春困をそのまま放っておくと5月病になり、うつ病やメンタルのトラブルなどに繋がってしまいます…

 

ではどう対処していったら良いでしょうか?

そこでキーワードになるのが、春と関係の深い臓器『肝』です。

 

東洋医学で言う肝は西洋医学の肝臓とは少し違い、「今まで眠っていた活動のギアを一段階上げる」働きがあると考えられています。他にも肝には自律神経のバランスを保ったり、感情のコントロールなど、メンタルとも非常に関係の深い臓器です。

春はただでさえ新学期や新入学、新社会人、転勤、転校などで環境が変化し、メンタルに負担がかかりやすい季節です。さらにそこで肝のギアを上げてフル稼働してしまえば、いくら「将軍の官」と言われるほど強い力を持つ肝でも、疲れてバテバテになってしまいます。そうすると余計に自律神経のバランスをとる事が出来ず、春困に陥ってしまいます。

 

そうならないために春は肝をケアしていきましょうexclamation

 

<肝を養う養生法exclamation

①肝が元気に働くためには、血をたっぷり補うことが大切です。血を補う食材を摂りましょう。

なつめ、クコの実、人参、ほうれん草、小松菜、黒ごま、黒砂糖、レバー、鶏肉、鮭、卵、落花生、竜眼肉、ぶどう、ひじきなど 

②肝を伸び伸び働かせるには、気の巡りを良くすることが大切です。気を巡らせる食材を摂りましょう。

・みかん、レモン、オレンジなど柑橘系、パクチー、三つ葉、大葉、ミント、木の芽、パセリ、ハーブティーなど

③“春は早起き”が基本。遅く寝た翌日も、朝は早起きを心掛けましょう。 

④散歩に出掛けて、太陽の光をたっぷり浴びましょう。

⑤深呼吸して春の陽気を胸いっぱいに吸い込んで、イライラを鎮めましょう。

⑥ジャスミンティーや春の新茶で気持ちをリラックスさせましょう。

⑦服装も髪型も心も縛らず、ゆるく過ごしましょう。

⑧感染予防対策をしっかりしつつ、楽しいおしゃべりやカラオケなどでこまめなストレス発散を。

 春は肝も体も伸び伸び楽しく過ごしましょうねexclamation

 

 

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1月7日は人日の節句!

新年明けましておめでとうございますexclamation

本年も皆様の健康維持、改善にお力添えできるよう職員一同努力してまいりますのでどうぞよろしくお願い致します。

早速ですが、皆さん1月7日は人日(じんじつ)の節句って知っていますか?

私は1月7日は七草粥を食べる日だとしか知りませんでしたexclamation

今回は、人日の節句と七草粥について話をしたいと思います。

 

人日の節句は、1年に5回ある季節の節目の一つです。1月7日(人日)のほか、3月3日(上巳・じょうし)、5月5日(端午・たんご)、7月7日(七夕)、9月9日(重陽・ちょうよう)があります。(重陽の節句について書いた記事もありますのでそちらも是非ご覧ください。「重陽」

 

中国の古い風習で、1月1日から7日にかけて、1日は鶏の日、2日は犬の日、3日は猪の日、4日は羊の日、5日は牛の日、6日は馬の日、7日は人の日とされ、それらの日に当てはまる動物を大切にして、殺さないようにしました。そのため7日は「人」を大切にし、処罰もしないようにされたと言われています。また、人日の節句といわれたこの日に7種の野菜を入れた羹(あつもの=熱い吸い物)を食べる習慣がありましたうまい! (顔)

 

7種類の野菜を入れた熱い吸い物といえば、七草粥を思い浮かべますね。

実は、古来より日本で行われてきた「若菜摘み(わかなつみ)」という行事と中国から伝来した人日の日に7種の野菜を入れた羹(あつもの)を食べる習慣が混じり合って、七草粥を食べる習慣になったと言われています。

 

なぜ若菜を摘むのかというと、若菜はこれからどんどん大きくなるのでとても強い生命力があり、それを体内に摂り込むことによって邪気払いができるとされているからです。

さらに若菜=草は、東洋医学で用いられている五行説(※1)の木・火・土・金・水では木(※2)に当たり、春の象徴で「曲直(きょくちょく)」という本性があります。それは、地中で発芽した時から進むことが可能な限り進み続けるということです。たとえ障害物があったとしても曲がってまた進むという、生命力に溢れ成長や発展していく強い気があると言われています。

 

ぜひ皆さんも、新年厳寒には強い植物の生命力を呼び込むために、七草粥を食べて無病息災をexclamation

また食べることだけを勧めてしまいましたが、私は鍼灸師でした(笑)。

このように七草粥を食べてパワーをもらうこともできますが、鍼灸でも気を上げ皆さんの健康管理のお手伝いができますので、ぜひ鍼やお灸を受けに来てください。スタッフ一同お待ちしております。

 

 

※1:五行説・・・古代中国の自然哲学の思想で万物は、木・火・土・金・水の五種類にわけられます。

※2:木・・・木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、樹木の成長発育する様子を表す。春の象徴。

 

神戸東洋医療学院付属治療院 井上 博之

 

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ペットボトル湯たんぽ

2020年も年の瀬に近づいてきました。

冬らしい寒さに身が縮こまりそうになりますが、私はこの季節になると湯たんぽが手放せずにいます。睡眠時はもちろんですが、ソファーでくつろいでいる時にも太ももの上やお腹にのせたりして温まっていますほっとした顔

しかし、一般的な湯たんぽはお湯の量が1リットル近く必要で大きく感じる物もあります。わざわざ購入するのを躊躇する方もいらっしゃると思います。そんな方におススメなのが、ペットボトルです。

350~500ミリリットルだと湯たんぽに比べてコンパクトで軽量です。ドリンクを購入するついでに手に入れることもできます。「ペットボトル湯たんぽ」として、すでにメディアにも取り上げられたこともありますが、私は鍼灸学校の学生だった時に恩師から教わりました。

丸い形のペットボトルに少し熱めのお湯を入れます。柔らかすぎるペットボトルだと、すぐに変形してしまうので気を付けてください。熱すぎるときにはタオルを巻きつけて使いましょう。保温性もアップします。そのままの丸い形でも良いですが、片側をへこませて半円形にすると程よいカーブが肩やお腹にフィットしやすくもなります。小さいサイズだとデスクワーク中に服の間に挟んで使うことも可能です。

ペットボトル湯たんぽの個人的に特にこの季節おススメの使い方は、仰向けで首の後ろを温める方法ですひらめき

仰向けになったときにできる首の後ろのすき間に、ペットボトル湯たんぽを入れます。丸の形のままでも良いですし、大きすぎる場合は半円形にしてカーブ側が上になるようにして使うと良いです。首枕のように頸椎をストレッチしてくれる効果もあります。

また、この首の後ろにはツボもたくさんあります。その一つが「風池(ふうち)」です。

「風」は東洋医学では外因という身体に与える外部環境(邪気)の一つです。「池」は陥凹部や溜まるところを意味します。つまりは風の邪気=風邪(ふうじゃ)が身体に侵入して溜まってしまう所になります。その文字通り、かぜに効果があるツボです。

身体がゾクゾクするような寒気を感じるようなかぜの引き始めに温めると、身体全身がポカポカしてきます。肩こりや頭痛、目の疲れにも効果的で、鍼灸治療でも良く使うツボなので、そのような症状をお持ちの方にもおススメです。

風池以外に、もう少し下に下がった肩甲骨の間には「風門(ふうもん)」というツボがあります。風邪(ふうじゃ)が出入りする所という意味で、同じくかぜの引き始めにおススメですぴかぴか (新しい)

かぜが流行りやすいこの季節。寒さが身に染みる!湯たんぽが欲しいけど手元にない!という方は、ぜひこのペットボトル湯たんぽを使ってみてください。鍼灸治療を受けに来る時間がない時のセルフメンテナンスとしてもおススメですぴかぴか (新しい)

 

神戸東洋医療学院付属治療院 池辺 由実

 

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