可愛いだけじゃない、イチゴの効果
寒さも少しずつ緩みはじめてきましたね。
立春も過ぎ、春の訪れが近づいてきました。
寒いながらも、楽しみを見つけながら過ごされている方も多いかと思います。
私はスーパーなどで並んでいるイチゴを見つけると、ワクワクしています。
味も美味しく見た目も可愛い、一番好きな果物です。
今では年中栽培することが可能なイチゴですが、一番収穫量が多く美味しいといわれているのは、この寒い時期から4月頃までだそうです。
イチゴには、ビタミンCが多く含まれており、大きさにもよりますが5粒から10粒食べるだけで一日に必要とされるビタミンCを補うことができるそうです。それ以外にも、カリウムやマグネシウムなどのミネラル成分も豊富で、美容や健康にとても良い食材です。
節分が過ぎて立春に入ったこの季節は、東洋医学では秋冬の陰の季節から、春夏の陽の季節に移り変わっていきます。
春は植物も成長する季節で、上へと気が動いていきます。
また、春は東洋医学の五臓でいうと「肝」と関係しています。
肝は、気を全身にめぐらす働きがありますが、亢進しすぎると気が上がりすぎて熱を発生しやすくなります。
そのため、体の上部に不調が起こりやすく、イライラや頭痛、耳鳴り、めまい、自律神経の不調も起こりやすいです。
そのようなときにイチゴはおすすめの食材になります。
薬膳の効果として、以下のような効能があります。
・体のこもった熱を冷ましてくれる
・体に不足した水分を潤わしてくれる
・胃腸の調子を整えてくれる
暑くてのぼせているときや、空咳が出ているときや喉の渇き、消化不良の時などに食べるとおすすめです。
ただし、イチゴには冷やす作用もあるため、冷え性のかたは控えめに食べましょう。
ぜひ美容も健康も意識して、今が旬のイチゴを食べてみてくださいね。
神戸東洋医療学院付属治療院 池辺 由実
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