カカトを大切に
一年で最も冷え込み、肌も乾燥する季節になりました。
皆さん、乾燥対策はされてますか?
手や指先の乾燥は目にしやすい場所でもあるので日々ケアもしやすいですが、踵(かかと)のケアはいかがですか?
踵がガサガサしていたり、ひび割れていたり…
まじまじと見ることが少ないところですが、踵は、私たちが過ごす中でとても大切な役割をしてくれています。
踵には踵骨(しょうこつ)という骨があります。
ヒトにもっとも近い種と言われているチンパンジーにも踵はありますが、ヒトに比べると骨が小さく、直立することもできますが少し不安定で、歩く時も手の指の関節をつけたナックルウォーク(4つ足歩行)です。
踵を含む足の裏全体をつけて歩くことを、蹠行(せきこう、しょこう)と言います。
この蹠行は直立時の安定性が良いです。
反して踵をつかずつま先立ちのような趾行(しこう)は、安定性を欠きます
ヒトが直立し2足歩行(蹠行)ができるのは、踵の骨が大きく成長したからなんです。
毎日体の重みを受け止め衝撃を受け止めてくれている“踵”。
踵の漢字に使われている”重”は、衝からとられた”重”だそうです。
身体全体からすると踵の骨は小さな骨ですが、私たちが私たちらしく過ごすためには、なくてはならないものです。
中医学的な観点から見ると、踵は腎と関わりの深いところです。腎とは私たちのメインバッテリーとして
心身を支えてくれています。
踵、大切にしたいですね^ ^
もともと踵の皮膚は水分を守る皮脂膜を作る能力が低く、体重や衝撃による摩擦や圧迫を受けやすい分、ひび割れを起こしたり、固くなったりしやすいところです。
足首や足指をほぐしたり股関節周りをよく動かすと、踵の血行も促進されつるんとした踵を目指せます♪
冬の間に踵のケア、ぜひはじめてみてください^ ^
神戸東洋医療学院付属治療院 北條 直
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