キャンプで整う

みなさんはキャンプをされますか?

私がキャンプを始めたのは40代になってから。2020年からなのでまだ6年ほどで、キャンパーとしては「ひよっこ」です。

しかもキャンプを始めてちょうど良いシーズンに入った時に、例のコロナ禍の緊急事態宣言突入で外出自粛、・・・。

晴れていれば晴れているほど恨めしい気持ちになったことを覚えています。

 

私と愛犬のキャンプシーズンは、暑すぎず蚊に刺されない秋から春です。

始めた頃はお料理やテント設営にも凝ったりしていました。

それが今では、美味しい冷凍焼き鳥やちょっとお高いレトルトのシチュー、そして大体の物は鉄板で焼くかホットサンドメーカーで挟んで焼いたら非常に美味しいので、簡単な手間のかからないメニューに。

気候の良いときはタープといって、屋根だけ建てて寝床は車中泊など、いかに手間を減らして楽しめるかという考えにシフトしました。

 

先日、久々にキャンプに行ってきました。

私は元々とてもオンオフの切り替えが苦手な「クヨクヨ人間」でした。

ですが、キャンプに行くようになってからは以前に比べて切り替えが上手くなり、クヨクヨしにくくなった気がします。

「なぜだろう??」と考えた時に、良い意味で年齢により「色々と鈍くなった」「開きなおった」という変化もあるかもしれませんが、今回は東洋医学的な視点で考えてみました。

 

その理由は、キャンプ場はズバリ「中庸(ちゅうよう)」にしてくれる場所、つまり「整う場所」だからだと思います。

 

東洋医学には「五行論(木・火・土・金・水)」というベースになる考え方があります。

五行論はバランスをとるシステムで、どれもが大切で必要な5つの要素が補い合ったり抑え合ったりしながらバランスが整えられていることを「中庸」といいます。

 

では、なぜキャンプ場がわたしを「中庸」にしてくれて、バランスを整えてくれるのでしょう?

キャンプ場にあるものを、この「五行論(木・火・土・金・水)」に当てはめてみました。

 

・木(もく):山、木

・火(か) :焚き火

・土(ど) :土壌、戌(いぬ|ウチの愛犬)

・金(こん):包丁、焚き火台、火吹き棒

・水(すい):池、川、水

 

このように、この世を構成する5つの性質が全部揃っているんです!

大昔の人が考えた、東洋医学のベースになる考え方ですが、とてもうまくできているな、すごいな~といつも思います。

キャンプ場はすべてちょうどよく揃っています。だからバランスが整い「中庸」になれるのですね。

 

特に「木(もく)」に関係するストレスは、自然の中で過ごすだけでも軽減されていきます。

日常から物理的・精神的に離れ、いつも使っている頭も空っぽにし、非日常の中で伸び伸びと呼吸するだけで五行が整い、切り替えも上手になったのだなと思いました。

 

これからの春は五行論の「木(もく)」のシーズン。

エネルギーが沸き上がる時期ですが、うまく発散しないと「気」が滞り、イライラやソワソワに繋がりやすくなります。

 

キャンプ場にいかなくても大丈夫です。

公園でピクニック、ベランダで楽しむ「べランピング」、お庭での「庭キャン」、雨が降っていたら「部屋キャン」、動画で焚き火を眺めるだけでも効果はあります。

心と身体のバランスを整える「中庸」のために、ぜひキャンプの要素を取り入れてみてください。オススメです!

 

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

神沢奈帆

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発陳(はっちん)

3月は季節の変わり目として、心身の調整が最も重要になる時期です。

冬の間に内へと向かっていた「気」の流れが、春の訪れとともに外へと広がり始めます。

この変化は自然界だけでなく、私たちの身体にも大きな影響を与えます。

 

東洋医学では、春は「肝」が主役となる季節です。

肝には、気血の巡りや情緒を安定させる働きがありますが、春はこのバランスが揺らぎやすくなります。

特に3月は寒暖差が激しく、環境の変化に身体が追いつかないため、自律神経が乱れやすい時期でもあります。

 

 

肝の気が滞ると、身体面では、肩こりや頭痛、目の疲れ、だるさや眠気、肌荒れ、便通の変化などの症状が起こりやすくなります。

花粉症の症状が強くなるのも、東洋医学では「風」の邪気が侵入しやすい季節のためと考えます。

また、心の面では、気分が揺れやすく、やる気が出たり落ちたり、イライラや不眠などの症状が起こりやすくなります。

特に3月は、新生活の準備や環境の変化が重なり、精神的な負担が増える時期でもあります。

 

さらに、春の三か月は、冬に溜め込んだものが一気に動き出す「発陳(はっちん)」の季節です。

発陳とは、古いものが表れ新しいものへ入れ替わることを指し、大きな変化が起こりやすいとされています。

 

心身のバランスを整えるのが非常に難しい季節だからこそ、丁寧な暮らしを心がけていただければと思います。

 

・軽い運動で身体をゆるめ、気の流れをスムーズにする

・酸味のある食材(柑橘、梅、酢など)で「肝」の働きを助ける

・早寝早起きで自然のリズムに合わせる

 

こうした小さな工夫が、春の不調を和らげる助けになります。

 

 

鍼灸では、「肝」の働きを伸びやかにすることで、体表の防御力である「衛気(えき)」を整え、季節特有の不調を和らげることを目指します。

「合谷(ごうこく)」や「太衝(たいしょう)」というツボは、気の巡りを促し、春特有の停滞感を解消するのに役立つとされています。

 

さらに、身体の緊張を緩めることで、心の緊張もほぐし、深い呼吸を戻し、「肝」の気の働きを助けます。

3月は心身のバランスが揺らぎやすい一方で、整えれば大きく伸びやかに過ごせる季節です。

鍼灸で、内側に滞った気血を動かし、春の気の流れに調和しながら、健やかなスタートを切るための土台を作っていきましょう。

 

 

 

神戸東洋医療学院 付属治療院

田中 里佳

 

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7℃

「7℃」って何の数字かと思いますよね?

これは、体調不良が起こりやすくなるといわれている気温差のことです。

 

冬から春へと季節が移り替わる時期に入り、三寒四温によって大きく変化する気温差によって、体調不良を訴える人が多くなってきています。

これは「寒暖差疲労」によるものです。

 

寒暖差疲労とは、季節の変わり目などの急激な温度変化によって自律神経が乱れ、心身に疲労感が生じる状態を指します。

これは「気象病」の一つで、特に気温差7℃以上を目安に、不調が現れやすい傾向があるといわれています。

 

寒暖差には、様々なパターンがあります。

一日の最高気温と最低気温の差、前日との気温差、室内外の温度差などです。

体温をコントロールしているのは、自律神経です。

気温の変化に合わせて、交感神経と副交感神経を切り替えながら、発汗や血管の収縮・拡張を行って、体温を一定に保っています。

しかし、寒暖差が大きくなると、その切り替えが何度も繰り返され、自律神経に大きな負担がかかって乱れが生じてしまい、体温調整がうまくいかなくなります。

その結果、寒暖差疲労を引き起こし、心身に不調を感じやすくなるのです。

 

身体の不調としてよく見られるのが、全身のだるさや疲労感、倦怠感です。

また、肩こり、頭痛、耳鳴り、めまい、ふらつき、手足の冷え、便秘や下痢、不眠などの症状も現れることがあります。

さらに精神的不調として、イライラや不安感、ストレスの増加、情緒不安定などが現れやすくなります。

 

寒暖差疲労が慢性化すると、わずかな気温差でも不調を感じやすくなります。

特に、温度変化に慣れていない方や体温調整がうまくできない方、そしてご高齢の方などに多く見られます。

そうならないよう、日ごろから自律神経の働きを整えておくことが大切です。

 

 

東洋医学では、滞りやすくなった血液の流れを改善し、自律神経のバランスを整えるアプローチを得意としています。

特に鍼灸治療は、自律神経に直接働きかけることができるので、寒暖差疲労の改善に効果的です。

症状が慢性化する前に、自律神経を整えにぜひご来院ください。

スタッフ一同お待ちしております。

 

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

井上 博之

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カラダと水(補水と保水)

昨年の夏に続き今年の冬も水不足が深刻化しています。夏までに水不足解消を願うばかりです。

水は私たちの生活にとっても体にとっても必要不可欠なものです。

今回は「カラダと水(補水と保水)」をテーマに、水の大切さについてご紹介します。

 

体内の水分は年齢によって変化します。

幼児は約80%、成人は約60%、高齢者になると約50~55%となり、体脂肪量や加齢による細胞の保水力低下に伴い減少します。

減少しながらも水分バランスを絶妙に調整しているのですが、水分が足りなければ脱水症状や熱中症の原因に。

逆に一度に水分を摂りすぎると水毒症(血中のナトリウム濃度が急激に低下)になり、いずれも頭痛やめまいなどの症状で体調を崩してしまいます。

症状が出なくても、一度の過剰摂取は心臓や腎臓の負担や、むくみの原因になるので十分に気をつけましょう。

 

 

一日の水分摂取量の目安は、飲料水からは約1~1.5リットル、食事に含まれる水分からは約0.8~1リットルとされています。

細胞は水分を一度に吸収できないのでコップ1杯ずつこまめに摂りましょう。

あくまで目安とされる基本的な水分量なので、気候、体格、体調、活動量(運動量)、食事内容(カフェインやアルコール、塩分量)、入浴時間など、その日の状態に合わせた水分量の調節が必要です。

 

東洋医学では、水の影響を受けた体の状態を「陰虚(いんきょ)」や「水滞(すいたい)」といいます。

 

「陰虚」とは、体の水が不足することで体内の熱を冷ますことができなくなり、のぼせやほてり、喉の渇き、空咳、肌の潤い不足、便秘、痩せ気味などの症状や傾向が出やすいです。

辛い食べ物や飲酒は摂りすぎると熱を生み体の水を奪います。

長風呂やサウナなど大量に汗をかくことも控えましょう。

 

 

「水滞」とは、水分代謝が悪く余分な水がたまることで、むくみや重だるさ、吹き出物、汗をかきやすく冷えやすい、むくみやすく太りやすい、軟便下痢気味などの症状や傾向が出やすく、雨の日や梅雨時期に不調になりやすいです。

お酒や脂っこいもの、甘いものを控え、腹八分で胃腸を労わりよく噛んで食べましょう。

入浴や運動で汗を流し、余分な水分を出しましょう。

 

 

体質、体調、年齢によって水分の摂り方は変わります。

より良く摂取するには、体内の保水力を高めるミネラル成分を多く含んだ食事と、保水する時間となる十分な睡眠が大切です。

バランスのよい食事と睡眠で、潤いのある身体を持続させましょう!

 

神戸東洋医療学院付属治療院

藤岡友子

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内臓の疲労と冷え

「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」とはよく言ったもので、お正月にゆっくりゴロゴロ過ごしたかと思えば、もう2月の中旬になろうとしています。

まだ寒さが続く日々ですが、冬だからこそ湯舟にしっかりつかる方も多いはずです。

それでも体が冷える・・・。

冷えの原因は色々ありますが、気温が低いからだけではありません。

今回は、「内臓の疲れ」と「冷え」の関係性をご紹介します。

 

12月・1月と忘年会、お正月、新年会とイベントが多く、よく食べよく飲み、いつもより時間をかけて胃腸に働いてもらったと思います。

東洋医学的に「胃」と「脾」は、食べたものをエネルギー(気)と血に変える場所です。

 

胃は、食べ物を受け取る器であり、消化する役目があります。

脾は、その消化されたものから「気・血・水」を作り、そこから熱が生まれます。

 

この働きを「気血生化(きけつせいか)」といい、体を温める力の源でもあります。

だからこそ、体を温めるために胃と脾には元気でいてもらわないといけません。

 

しかし、胃と脾がこの年末年始の暴飲暴食で疲れ切っていたらどうでしょう?

気と血を作ることができず、その結果、体の中で熱も生まれません。

この2月は、まず疲れた胃脾を整えるようにしましょう。

 

脾は、脂っこいもの、冷たいもの、生ものが苦手です。

シンプルな味付けで温かくして食べるのがポイントです!

そして、とにかくよく噛むように心がけてください。

噛まずに食材が胃に送られると、分解するのに毎回大仕事です。

少しでも胃のお仕事を減らしてあげてください。

根菜類も脾を元気にします。

お野菜が美味しい冬。大根、山芋、かぼちゃ、にんじんなどを、スープやお味噌汁にいれて腹8分目で養生してください。

 

東洋医学では、胃と脾を整えることが体を内側から温める第一歩です。

食事を見直し自分を労わることが、冷えにくい体づくりにつながります。

内臓も整えて、寒い冬を心地よく乗り越えましょう!!

 

神戸東洋医療学院付属治療院

宮崎 紗希

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