頭のツボで思うツボ!

初夏の陽気で過ごしやすくなってきましたね。

付属治療院では『初夏のダブルキャンペーン』を開催中です。

今回は、キャンペーンメニューの一つから、ヘッドケアについてご紹介したいと思います。

 

ヘッドケアは、頭部のツボを刺激しもみほぐすコースです。

効果は以下のようなものがあります。

 

1.自律神経の調整、リラックス効果

頭部には、多くの神経やツボがあり、筋肉もついています。それらを刺激することで、副交感神経と交感神経のバランスが整います。

さらに副交感神経が優位に働き、血行の促進やリラックス効果につながります。

 

2.首や肩こり、頭痛の軽減

重たい頭を支え続けている首。頭の筋肉をほぐすことで、首や肩の血流が良くなり、コリがほぐれやすくなります。

 

3.眼精疲労の軽減

頭や首には、眼精疲労に効果のあるツボがたくさんあります。

ツボや筋肉をほぐすことで、目の筋肉の緊張も和らぎ血行が良くなります。

 

4.リフトアップ効果

顔と頭の皮膚はつながっています。頭皮をほぐすことで皮膚が引き締められ、リフトアップ効果が生まれます。

もちろん、血流も良くなるので、浮腫みの改善にもなります。

 

実際に受けられた方に直後の感想を伺うと、『首肩もスッキリした』『視界が明るくなった』『気づいたら寝ていた』など、効果を実感していただけております。

 

では、頭にたくさんあるツボの中から、いくつかご紹介しましょう。

 

1.百会(ひゃくえ)

頭のてっぺんにあるツボです。

百(多数)のツボが会う場所という由来があり、名前の通り百(多数)の病に効果があるといわれる万能ツボの一つです。

 

2.神庭(しんてい)

百会よりも前、髪の生え際から1センチくらい上にあるツボです。

イライラや不安など、精神的な不調を和らげてくれる効果があります。

そこから髪の生え際にそって耳の上まで、ほかにもたくさんのツボが並んでいます。

 

3.太陽(たいよう)

こめかみにあるツボです。ここには側頭筋という筋肉が通っており、眼精疲労や頭痛などに効果があります。

 

4.天柱(てんちゅう)

首の後ろ、髪の生え際あたりにあります。首を支える大きな筋肉が通っており、首肩のコリや頭痛改善に効果があります。

また、天柱の少し外側には、風池(ふうち)というツボもあり、同様の効果があります。

 

ほかにも頭や首にはたくさんのツボがあり、ヘッドケアではそれらを刺激してほぐしていきます。

私たち鍼灸師は、筋肉や神経、ツボの位置を熟知しており、的確に触れることで、施術の効果を最大限に発揮することができるのです。

 

ぜひ、鍼灸院で行われているリラクゼーションメニュー。

キャンペーンに合わせて経験してみてくださいね。

きっとツボにはまることと思います!

 

神戸東洋医療学院付属治療院 

池邉 由実

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ココロを鍛える

2021年に『あはきワールド』という鍼灸雑誌に「メンタル・タフネスの鍛え方」という文章を書いたことがあります。

残念ながら、『あはきワールド』は廃刊となってしまいましたが、

文章の内容は「鍼灸師はメンタルタフネスが一番たいせつです!」と、メンタルを鍛える内容となっています。

 

スポーツの世界で最初のメンタル・タフネス本である『メンタル・タフネス―勝つためのスポーツ科学』を書いたジム・レイヤーは、テニスプレイヤーでした。

わたしは10代からテニスをしていたため、メンタル・タフネス本はかなり読みました。

テニスのチャンピオン達は「メンタルお化け」ばかりなのです。

 

最近でお勧めできるのは、大坂なおみさんのコーチだったサーシャ・バインさんの『心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール』です。

 

サーシャ・バインさんは、世界ランク66位で「フィジカルは凄い才能だがメンタルに弱点がある」と言われていた大坂なおみさんのコーチとなりました。

大坂なおみさんはその後、2018年にセリーナ・ウィリアムズを破って全米オープンで優勝します。

 

つまり、コーチとして世界ランク66位の普通の選手を世界ランク1位にした直後に出版された本であり、これは凡人である我々にも役に立ちます。

わたしは大坂なおみさんの大ファンであり尊敬していますが、大坂なおみさんが「繊細さん」であることは世界中の人が知っています。

その「繊細さん」をメンタル・スポーツであるテニスで世界ランク1位にするメンタル技術のノウハウがまとめられています。

 

最近、わたしがハマっている「ココロの鍛え方」は人工的なストレス環境をつくることです。

 

昨年の夏は暑かったですが、30℃超えの猛暑の中で、休日は2時間から3時間歩くことを毎週、継続していました。

水分と栄養を最初にたっぷりと摂取し、熱中症にならないギリギリくらいで帰宅します。

これを繰り返すことで、暑熱環境にも馴れ、非常にココロとカラダが楽でした。

 

冬は逆に、登山のような恰好で、ベランダで1時間以上、自分の足に毎日、100壮のお灸をしていました。

1時間くらい継続していると、露出した足は氷のように冷えるし、手は震えるし、震えた手に持った線香では灸に着火もできません。

お灸を終え部屋へ戻っても、1時間くらい体は冷え切って、お灸の健康効果は全くありません。

つまり、このベランダでのセルフ灸は健康には良くない(笑)のを承知で、ココロを鍛えるためだけに継続していました。

大学生の頃、長野県のスキー場でアルバイトをしていた時に、何度も山頂で吹雪に遭遇したことを思い出しました。

吹雪で1メートル先が見えない中、山頂から林間のスキーコースを3時間くらいかけ夕方に麓まで命からがら辿り着きました。

体は冷え切り、1メートル進んでは止まり、崖から何度も落ちかけました。

初めての時は本当に怖かったのですが、5回くらい経験すると恐怖が激減して、「怖いけど、最初ほどは怖くない」状態となりました。

また、昔の人が滝行しているのをみて、その頃は理解できませんでしたが、今では私も、真冬のベランダで震えながら毎日お灸をしているので、気持ちがわかります。

 

このように、自然を相手にすると、ココロが鍛えられるのです。

 

鍼灸師にとっては、鍼灸の臨床が一番ココロを鍛えられます。

 

わたしのモットーは「戦いは最後の5分間にあり」です。

例えば、50分の施術で、40分経過した時点で患者さんに「痛みはどうですか?」と聞くと「全然、変わりません。痛いです」と、よく答えられます。

 

しかし、そこで何とか治療法をひねり出して、少しでも改善した状態までもっていくことは多いです。いつも「高校野球みたいだな」と思います。

高校野球では9回裏のツーアウトからでも、よく逆転勝利が起こります。

 

臨床でも最後の5分、最後の1分まであきらめずに粘ったら、20回に1回ぐらいは逆転が起こります。

もちろん、逆転が起こらない時もありますが、その際は「エモーショナルにではなく、テクニカルに考える」のがメンタルテクニックです。

 

感情は技術的分析に邪魔なので、「ここを、こう修正したら、良くなるんじゃないか?」という技術的反省を行います。

感情的に落ち込みそうなところを落ち込まずに、技術的修正に集中します。細かな修正を繰り返していくことで、結果に近づいていきます。

 

これらのメンタルテクニックは、他の分野の方にも参考になるのではないでしょうか。

 

神戸東洋医療学院付属治療院

早川 敏弘

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あなたの生活は青魚?それとも白身魚?

あと少しでゴールデンウィークですね。

連休が終わると、神戸まつりがやってきます!その神戸まつりに合わせ、例年当校では、学院祭が開催されます。

学院のブースでは、学生と職員が協力し、祭りを盛り上げます。また当院では、当校のOBの先生方と職員が、鍼灸施術ブースを開設します。

ご興味のある方は、学院のHPにて詳細をご覧ください。

 

さて、4月・5月は、新しいことが始まったり、様々なイベントが多くなり、なかなかパワーが湧かないなぁ、なんだか疲れやすいなぁ、などと感じる方が増えます。

今回は、そんな私たちのパワーの源となる『ミトコンドリアを活性させる方法』のお話です!

 

私たちには、パワー(エネルギー)を生み出す2つのエンジンがあります。

ブドウ糖からエネルギーを作り出すエンジンと、酸素からエネルギーを作り出すミトコンドリアエンジンです。

 

ブドウ糖を使うエンジンは、瞬発的で大きなパワーを発揮する場面に優れています。

例えば、50mダッシュや、重たいものを一気に持ち上げる無酸素運動ができるのは、このエンジンのおかげです。

 

それに対して、ミトコンドリアエンジンは、長時間歩いたり立ち仕事をしたり、知的作業(読書やパソコン作業)など、持続的な運動を支えています。

 

ここで少し話を脱線させます。

 

みなさんは、青魚の背がなぜ青いかをご存じですか?

それは、常に海面近くを泳ぎ続けているからです。

上空から鳥に襲われやすくなるわけですが、その危険から身を守ろうと海面と同じ保護色にしています。

逆にお腹が白いのは、海底の天敵から狙われないよう太陽の光に紛れやすい色になっているのです。

 

白身魚の場合は、たいてい海底近くの岩場などに隠れ、餌になる魚が寄ってくると、瞬時に飛び出し、餌を捕まえます。

言い方を変えると、青魚は有酸素運動、白身魚は無酸素運動が得意ということです。

 

この2種類の魚の筋肉である身も、青魚は赤身、白身魚は名前の通り白身と、それぞれ異なっています。

以前のコラムで、私たち人の筋肉には、赤筋と白筋があるとお話ししたことがありますが、そうなんです!

私たちは、青魚の赤筋と白身魚の白筋を受け継いでいるのです!

 

この魚の習性からも分かるように、ブドウ糖を使った無酸素運動は、瞬間的に大きなパワーを発揮しますが、すぐエネルギーは枯渇し、力尽きてしまいます。

反対に、酸素を使ってミトコンドリアが作り出すエネルギーは、ブドウ糖から作り出されるエネルギーの19倍にもなります。

このことから、ミトコンドリアが元気に活躍してもらう方が、私たちには有益だと理解していただけるのではないでしょうか。

 

先ほどの筋肉の例でいうと、24時間休むことなく呼吸を司っている呼吸筋や、長時間姿勢を保持する背筋などは、赤筋が主で、ミトコンドリアからのエネルギー供給を受け続けています。

ミトコンドリアは細胞内小器官とも呼ばれ、人間すべての細胞内に存在します(唯一赤血球を除いてですが)。

 

 

それではいよいよ、ミトコンドリアを活性化する3つの方法をお伝えします。

 

1つ目は、有酸素運動です。

ウォーキングや、会話をし続けられるほどの負荷の運動が良いです。

 

 

2つ目は、空腹を作り出すことです。

食事と食事の間隔を空けたり、糖質の摂取を制限することが大切です。

3つ目は、むやみに体を温めすぎないことです。

必要以上に厚着をしたり、常に外部から体を温めていると、ミトコンドリアは頑張って体温を作らなくなってしまい、

そのことは結果的に全体のエネルギー発生も低下させてしまうのです。

 

そのため私は患者さんに、『こたつに入ってゴロゴロしながら、みかんを食べ続けることは精神的には最高ですが、ミトコンドリアを活性化し、体を活力で満たすためには最低ですよ。』と説明しています。

 

ミトコンドリアがどんどんエネルギーを作り出してくれると、それぞれの細胞が元気に働いてくれます。

そして、健やかな新陳代謝が持続し、長く若さを保てるのです。

もしかすると、現代の私たちは必要以上に体を休め、過剰に糖質を摂取し、寒さから体をかばいすぎているのかもしれませんね。

 

この連休は布団にくるまり、おやつを食べながら我が身を省みたいと思います。

では、みなさんもよい休日を。

 

神戸東洋医療学院付属治療院

川上 靖

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「フレイル」の予防対策

今年2025年を迎え、国民の5人に1人が75歳以上、3人に1人が65歳以上になります。

「2025年問題」と話題になった頃は、まだまだ先のことと思っていました・・・

 

年齢を重ねるとともに身体機能の低下は否めませんが、心と体のちょっとした衰えに自身も周囲も早めに気づき、自立した日常生活が長く続けられるようにしたいものです。

 

今回は、その対策として「フレイル」について簡単にご紹介したいと思います。

 

「フレイル」とは、健康な状態と介護が必要な状態の中間の段階をさします。

加齢や疾患によって身体的、精神的に様々な機能低下がみられ始めても、完全に介護が必要ではなく、適切な生活習慣や治療を行うことで、生活機能が改善する状態のことをいいます。

 

「フレイル」の3つの特徴

身体的・・・筋力の衰えなどによる運動機能の低下

②心身的・・・不安や喪失、失望感などの心的ストレス

③社会的・・・社会や人とのつながりが希薄化する

 

中でも特に「社会とのつながり」が、より重要とされています。

 

社会参加が減ることで、生活の行動範囲が狭くなり、精神的な落ち込みや、運動機能の低下が加速するなど、

ひとつのきっかけがより大きな影響を与える心配があるからです。

 

そこで、趣味や習い事、地域の清掃や、植物の管理をするボランティア活動など、

何かや誰かとの関わりを持ちながら、日々の生活リズムを自主的に生み出せるよう、早めに少しずつ取り組んでみることがすすめれられています。

 

 

「フレイル」に早めに気付くポイント!

・体重が減ってきている

・お茶や汁物で、むせることがある

・歩く速度が以前より遅くなってきた

・以前よりも疲れやすくなった

・外出するのが、おっくうになった(外出回数の減少)

 

気になるポイントがあればフレイルの評価基準を、一度確認してみましょう!

 

「フレイル」の予防対策

①食事と栄養(口腔機能)

 ・・・よく噛んでバランスのよい食事を摂る(タンパク質と水分を意識する)

②身体活動(運動)

 ・・・生活面でできることは自分で行い、散歩など数分でも持続する運動も行う

③社会参加

 ・・・数分でも外出し、あいさつなど誰かと会話をするように心がける

                  

私達の体は日々変化しています。その変化にいち早く気付き、生活機能を下げない努力は必要ですね。

 

まだまだ要介護は先のことと思われている皆さんも、年齢に関わらず、ケガや病気をきっかけに骨や関節、筋肉などの運動機能の衰えや、筋肉量の減少が予想されますので、今から対策準備をしておきましょう♪

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

藤岡 友子

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見えないけれどあるんだよ

なさん、「坐骨(ざこつ)」という骨をご存じでしょうか。

今、座ってこのブログを読んでくださっている方の、座面に当たっているゴリゴリとしたところが、

「坐骨」です。

座面とお尻の間に手を差し込んでもらうと、より、骨の感じがよく分かります。


この「坐骨」、すごいんです!

「坐骨」は、「骨盤」の一部分で、股関節に影響する筋肉がたくさん付着しているところであり、

骨盤底筋群も膝を動かす筋肉も「坐骨」に付着しています。

「坐骨」を意識するということは、骨盤全体の動きにも、股関節や膝の動きにも関与します。


立つ・座るの動きを、「坐骨」から意識してあげると、太ももや腰への負担が少なくなりますし、

開脚や膝を動かすこともスムーズに行いやすくなります。

 


非常に残念なのが、自分の目で直接見ることができないこと。


存在がなかなか分かりづらく、イメージもしにくい。
でも、そこにいつもいてくれて、しっかりと体全体をサポートしてくれている。

見えないが故に普段なかなか意識することはない骨ですが、意識をしていただいて損のない「坐骨」。

素晴らしいみなさんの体の一部です。


まずは、「坐骨」をモゾモゾ。

椅子の上でも床の上でも「坐骨」をモゾモゾ、動かしてみてください。

片方ずつ持ち上げていただいても構いません。


右の坐骨を持ち上げようとすると、左の坐骨の上に体重がかかるのが分かります。

左の坐骨を持ち上げようとすると、右の坐骨の上に体重がかかるのが分かります

この動きを、左右交互にやっていただくと、「坐骨ウォーク」ができます。

いわゆる “お尻で歩く“ なのですが、
前後には進まず、その場で足踏みをするような形で繰り返してください。

椅子に座っても、長座でも、三角座りでも、開脚でも、どの姿勢でも構いません!

床の上より椅子の上の方が、易しくできます。


ぜひ、はじめてみてください♪

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

北條 直

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