師走の日々に負けないように
神戸マラソンも終わり、神戸の街には今年もルミナリエの季節がやってきました。師走です。
気象庁が発表した3ヶ月予報では12月から2月の近畿地方は、平均気温が高くなる確率50%だそうですが、やはり冬は寒いですね
さて先日、何気なく見ていたネット記事で気になるタイトルを目にしました
「できる人が疎かにしない3つのもの」
御縁。健康。基礎。メールの返信。感謝の言葉。プライベートの時間・・・。
人によって思い浮かべるものはいろいろだと思いますが、
その記事では「睡眠」「入浴」「運動」の3つでした。
どれも疎かにしてしまっている私ですが、“日本一のおんせん県”出身者として、今回は「入浴」についてお話してみたいと思います
入浴による主な作用として、①温熱作用、②水圧作用、③浮力作用の3つがあります。
体温より温度の高いお湯に浸かり、体温が上がることで血管が広がり、血流がよくなります。それにより
身体の隅々まで必要な酸素やエネルギーが行き渡ると同時に、体内の老廃物や疲労物質が
除去されるため、筋肉のコリがほぐれ疲労回復につながります。代謝が上がることでダイエット効果や美容効果も期待できます
血流を促す効果は、温熱作用だけでなく水圧による作用にもあります。
お湯に浸かることで身体に水圧がかかり、マッサージをされている
状態となります。この圧力により、足にたまった血液が押し戻され、
心臓の働きを活発にし血液の循環を促進します。
また、腹部にかかる水圧は肺の呼吸機能を高めることにもつながります。
さらにプールや海に入ると身体が浮くように、お風呂に浸かると浮力によって、体重は約1/9程度に
なるといわれています。普段体重を支えている筋肉や骨、関節への負担が軽減されるため、
全身の力が抜けるような感覚になります。お湯に浸かった瞬間に身も心も解放され、思わず「あ~」と声が出てしまう、
あの感覚です。 入浴しているときの感覚を思い出しながら書いていると、
今すぐにでも温泉に行きたくなりますね
日常の喧騒を忘れ、大自然に包まれながら温泉に浸かることは、普段の入浴以上に心身のリフレッシュ、
リラックス効果があることは想像に難くないでしょう。また温泉には二酸化炭素、食塩、石膏、
アルミニウム、硫黄、微量の放射能などの成分が含まれているので、身体への化学的な作用もあり、
古代から医療の一つとして「温泉療法」が行われてきました。
そうはいっても、なかなか温泉に行けないのが現実ですよね。
そんなときは、ご近所の銭湯の広い湯船で思いっきり足を伸ばすもよし、
それも難しい場合はご自宅での入浴の際、好きな香りの入浴剤や
バスキャンドル等を使ってみるのもよいのではないでしょうか
年末に向けてお仕事が忙しくなる方も多いでしょう。なにかと気ぜわしい時期がやってきます。そんな日々に負けない心身の健康管理として「湯船に浸かる」ことをぜひおすすめします。ただし、お湯が熱過ぎたり、浸かる時間が長過ぎたりすると逆に身体への負担となったり、
睡眠の質を悪くしてしまったりします一般的には40℃前後のお湯に、15~30分程度浸かるのがよいとされていますが、
ご自身の体力や体調に合わせながら適度な入浴法をみつけてください。
私も今夜は我がおんせん県をイメージしながら、ゆっくりとお風呂に入りたいと思います。
※お風呂に入ってもすぐに足が冷えてしまうという方は、お灸でのセルフケアもおすすめです
あなたにぴったりなツボはぜひ治療院で
神戸東洋医療学院付属治療院 池田朋子
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神戸三宮で鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
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