4年に一度のサッカーの祭典、ブラジルW杯の開幕まで1ヶ月を切りました。

先週行われた代表メンバー発表もほとんどのテレビ局が生中継を行う等、やはり他の競技にはない注目度の高さがうかがえます。

選ばれた選手、落選した選手、そして、その家族やサポーター、それぞれの思いは計り知れませんが、出場する選手が最高のコンディションで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることを願うばかりです。

 

さて、今回の日本代表メンバー23名のうち、日本以外のクラブチームに所属している、いわゆる「海外組」が12名も含まれている、ということは皆さんもニュースなどでよく耳にされていることでしょう。

前回の2010年南アフリカW杯の代表メンバーには4名だったのでこれは大きな変化です。

しかも、ただチームに所属しているだけでなく、体格の大きな各国の代表級の選手がひしめき合う中で、日本人選手が出場メンバーの座を勝ち取り、結果も残しているというのは、何年か前では想像も出来なかったことです。

 

このようにサッカー選手の海外進出がめざましい今日ですが、海外進出しているのは選手だけではありません。

2012年のドイツの新聞ではブンデスリーガ(日本でいうJリーグ)で活躍する日本人鍼灸トレーナーについて大きく取り上げられました。

また、そのことが中国でも紹介され、「日本サッカーの向上とは何も選手のレベルアップだけではない。各方面にわたる全面的な向上なのだ」と評価されています。

 

欧州でも鍼灸はさかんに行われていますが、プロスポーツ界ではまだまだなじみのない分野といえます。

初めは懐疑的な目で見ていた外国人選手たちも、効果を実感することで従来の電気治療から鍼灸治療に乗り換え、今では積極的に治療を受けるようになっているようです。

鍼灸治療による怪我の治療、早期回復促進はもちろん、練習前後の日々のケアを行うことで劇的に故障者を減らし、目に見えた実績をあげているとのことです。

日本人鍼灸師が海外のチームで認められ活躍しているのは、選手の活躍同様、誇らしく嬉しいものですね。

 

話は戻って、さぁ、いよいよブラジル大会です!

時差はちょうど12時間。寝不足覚悟の方も少なくないでしょう。

ただでさえ心身が不調を感じやすくなる梅雨の時期です。

地球の裏側まで届くくらい思い切り応援できるよう、今のうちから選手並みにコンディショニングしていきましょう!!

 

神戸東洋医療学院 付属治療院   池田朋子