冬の紫外線について
今回は最近よく耳にする、冬の紫外線についてお話していきたいと思います。
気象庁が定めるUVインデックス指数という数値をご存じでしょうか?
紫外線が人体に及ぼす影響度を示す数値が3以上は日差しをよけ、8以上は外出を控えるといったものになります。
神戸では7~8月がピークで、ここ数年で最も数値が高かったのが2020年8月の8.1、10月~2月の平均はここ5年で2.4程度という低めの数値でした。
数値が低いにもかかわらず、なぜ冬の紫外線が騒がれるのでしょうか?
冬は空気の乾燥や、室内の暖房器具の影響によりお肌がとても乾燥しやすく敏感になりやすくなっています。
そのため、紫外線の影響を直に受けやすいとされているそうです。
つまり乾燥が1番の敵ということですね。
では、肌機能が低下しているときの紫外線の影響ってどんなものでしょうか?
①お肌の乾燥を促し、表面がかさかさになり荒れやすくなる。
②シワ、シミ、炎症、老化がすすむ。
③乾燥するとバリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れる。その結果メラニン色素を含む角質が肌に残り、シミになる。
乾燥って恐ろしいですね。
東洋医学的には、シワは胃気の低下と関わりが深いといわれています。
シワにお悩みの方はお顔にある胃のツボをご紹介します。
瞳の中央からおろした線と小鼻の横を結んだところにある”巨髎(こりょう)”というツボを、10秒ほど指でほぐしましょう。
血流が良くなり筋肉がほぐれることで、ほうれい線のシワを薄くしたり、むくみもすっきりしてきます。
また体に必要な栄養素でいえば、ビタミンB6やB2がターンオーバーの正常化を促進し、細胞の新陳代謝を助けるカリウムが有効とされています。
納豆や卵、大豆、カツオ、マグロ、アボガドなどです。
新陳代謝を高めるといえば、15分くらいの汗が出る軽いジョギングもおすすめです。
お肌の乾燥を防ぐために、保湿したり、日焼け止めをぬって、紫外線対策していきましょう。
神戸東洋医療学院付属治療院
小林 香織
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神戸東洋医療学院付属治療院
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