マインドフルネス
3月に入り気温も上がり、ようやく春らしくなってきました
春といえば年度末の忙しさに続き、4月から新生活が始まる方や、
環境が変わる方も多いのではないでしょうか。
そんな中、「休んでも疲れが取れない」とか「何にも集中できない」と
悩まれている方も多いと思います。実はその原因は「脳」にあるかも
しれません
脳が疲れると、体調不良やメンタル不調が引き起こされます。「じゃあ休めばいいのでは」と思うかもしれま
せんが、肉体疲労と脳の疲労は別物なので、身体を休ませても脳の疲労はどんどん蓄積されます
何も考えていなくても脳はアイドリングをしている状態で、常にエネルギーを消費
しています。その割合は脳の全消費量の50~80%とも言われています。
つまり、ボーっと過ごしていても、高級スパに通っても脳はどんどん疲労して
しまうのです。これに加えて、現代人は仕事や対人関係、スマートフォンやパソ
コンの長時間使用など、脳を疲れさせることばかりしています
そんな中、最近注目されているのはマインドフルネスですマインドフルネスとは「瞑想などを通じた脳の
休息法の総称」です。GoogleやFacebookのような大企業でも導入されていて、「脳を休ませる方法」として
脳科学的にも効果の裏づけが進んでいます。ここでは、一番基本的な方法をご紹介します。
<マインドフルネス呼吸法>
①基本姿勢をとる。
・椅子に座る場合は背筋を軽く伸ばし、背もたれから離す。寝る場合は仰向けで行う。
・目は閉じる。
②身体の感覚に意識を向ける。
・接触の感覚を意識する(足の裏と床、お尻と椅子、背中と地面など)。
・重力(身体が地球に引っ張られている)の感覚。
③呼吸に意識を向ける。
・身体に空気が入る感覚、お腹の上下、呼吸の切れ目など。
・自然な呼吸を行う(深呼吸や呼吸のコントロールは不用)。
④雑念が浮かんだら
・呼吸に意識を戻す。
・雑念は生じることが自然なので焦らない。
寝る前や休憩時間、電車の中など、空いた時間にスマホをちょっと手放し
て行ってみましょう
最後に、鍼灸師としてこのマインドフルネスをぜひ行って欲しいタイミング
は、ズバリ「置鍼(※1)中」です。鍼治療の効果+マインドフルネスで、最高の
パフォーマンスができる状態で新生活をスタートしましょう
※1 置鍼(ちしん)・・・鍼を刺したあと、すぐに抜かずに数分間そのまま置いておく治療法
神戸東洋医療学院 付属治療院
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神戸三宮で鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
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