秋の七草

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ここ数日で一気に秋の気配が増してきました。朝晩は半袖では寒いくらいですね。

あんなに暑かった夏がほんの少し懐かしく思えたりもしています。

 

さて、みなさん。『秋の七草』をご存知でしょうか。

春の七草は七草粥に象徴されるように、おせち料理で疲れた胃を休めると同時に、長い冬の終わりに新芽のエネルギーを食し、無病息災を祈願するものですが、これに対して秋の七草は、冬に向かう前に咲き誇る花の美しさを愛でるものです。

 

秋の野に 咲きたる花を 指折りかき数ふれば 七種の花

萩の花 尾花 葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花(山上憶良 万葉集)

 

尾花はススキ、葛花はクズ、そして朝顔はキキョウのことを指すのが一般的とされ、秋の七草はハギ、ススキ、クズ、カワラナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの七種とされています。

このような名前を聞くと、私は幼い頃に母と川沿いの土手を花を摘みながら歩いたことを思い出します。

以前は当たり前のように咲き乱れ、秋の風景を彩っていた花々ですが、最近ではハギやススキ、クズくらいしか見かけなくなってしまいましたね。

秋の七草のひとつであるクズには、血行を良くする働きがあるため、古くから風邪薬や胃腸不良の漢方薬として用いられてきました。

みなさん、よくご存知の風邪薬「葛根湯」です。

急に涼しくなるこの時期、夏の疲れや昼夜の気温差で体調を崩される方も少なくありません。

身体にやさしいクズ湯で健康管理してみてはいかがでしょうか。

神戸東洋医療学院付属治療院 池田朋子

シュガー OR ソルト

 

暦では立春を迎え、春の芽生えをちらほら感じる今日この頃の神戸です。

そんな時期にもう定番となったイベントがやって来ます。

そう、バレンタインです。

チョコレートと一緒に自分の気持ちも送り、甘い(もしくはほろ苦い)想い出が

今年も日本中で生まれることでしょう。

歴史をさかのぼると、インカ帝国では、王様が砂糖などで甘みを付けずに、カカオを強壮剤の一種として飲んでいたようです。

今日私たちは、疲れたとき、

「甘いものでも食べようか。」

と言って、チョコレートやケーキ、お饅頭などをつまみますが、

実は、元気を取り戻し、やる気を出そうと砂糖入りのものをたくさん取り過ぎるのはかえってやる気がなくなってしまうというのをご存知でしょうか??

緊張を和らげたいときにはいいのですが、もし、やる気を出したいのなら本当は、塩を取るべきなのです。

もちろん塩分を過剰に摂取することは、皆さんもご存知の通り、避けなければなりません。

どちらにせよ、TPOと量が問題ということです。

喧嘩をして仲直りの為に、ケーキを買って帰る。立会いの前に塩を舐める。

皆さんは間違えないでくださいね。                   

 

神戸東洋医療学院付属治療院 川上 靖