神ってる？
「神ってる」＝神懸っている状態を意味する語。主に若者たちが用いる。
今年、日本プロ野球セントラル・リーグを優勝した広島東洋カープの緒方孝市監督が、鈴木誠也選手の2試合連続サヨナラホームランで勝利を飾った試合で、
「『神懸っている』。今どきの言葉で言うなら『神ってる』よな」
と話したのをきっかけに、今年のカープの快進撃の代名詞として用いられるようになりました。
「神懸る」とは神が乗り移っているかのような、普通ではありえない状態。
特に普段は想像もできない大活躍をした人や凄まじい成果を残した人に使う言葉で、とても素晴らしいということを示しています。
また最近の若者は「昨日のあいつのプレーはマジで神だった。」というように「すごい、素晴らしい」という意味で、最上級の褒め言葉として「神」を使うようです。
カタカナの“ネ”に“申”で『ネ申』と表記することもあるのだとか。
加えて、「『神』演奏（すばらしい演奏）」など、強調する意味の接頭辞としても使うこともあるようです。
勉強になりますね。
中医学には「神（しん）」という概念があり、神は人体における生命活動の主宰者であり、生理活動や感情や思考、想像といった精神活動を統括するとされています。
中医学の診断法には「望診」といって、患者さんの顔色や舌、体型、動き等を目で見ることによって診察する方法があります。
そのなかでも「望『神』」は名前のとおり、神（神気）を見る診察法です。
神気とは分かりやすくいうと「元気」のことで、生活に必要なエネルギーが十分あるかどうかを診るのが「望神」です。
神は生命活動の外部表現とされ、患者さんの精神状態や顔色、姿勢や俊敏さなどで神気の状態を見ることができます。
ですが、それ以上に、神気（元気）の状態がもっともよく現れる部位はどこでしょうか。
そうです。両目です。
皆さんも、楽しみなことがあってうきうきしている朝と、しんどくて憂鬱な朝では、鏡に映る自分の目の輝き、目に宿る力が全く違うのが分かると思います。
また体調の悪いときや疲れているときには、目の焦点が合いにくくなることがありますよね。
目を素早く動かせる、はっきりと物が見える、というのも神気がある状態なのです。
ボールの動きがしっかり見えているからこそ、ヒットが打てる、しっかり捕れる。俊敏な動きができるから、盗塁が決まる。
まさに今年の広島カープには神気が十分にある選手が多いのでしょう。
よい鍼灸師がトレーナーにいるのかもしれませんね。（笑）
神戸東洋医療学院付属治療院
池田朋子
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神戸 三宮で鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
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