スマホ老眼とは?
近年、スマートフォンを使い過ぎて近くの文字がぼやけてみえるという眼の不調を訴える若者が増えています。中でも小学生や中学生が携帯電話を持ち、ゲームや通信などに没頭している姿が不思議なことではなくなりつつあります。
このように若者の「スマートフォンの使いすぎ」+年を重ねるごとに文字が見えにくくなる「老眼」から造語として「スマホ老眼」という新しい用語が生まれました。
今日は、今後、増えていくとされている新現代病「スマホ老眼」の原因や対処法についてご紹介したいと思います。
そもそもの原因は毛様体筋の衰えです。
目は近くの物を見る時に水晶体を厚くしてピント調整を行っています。この水晶体を厚くしたり、薄くしたりするのが毛様体筋と呼ばれる筋肉で、衰えが出てくると焦点が合わなくなります。この筋肉は若い時をピークに、あとはどんどん衰えていきます。
ピント調節力がしっかりした若い人が近くの物をずっと見続けると、毛様体筋は同じ状態を維持しようとします。
その結果、同じ状態のまま動かなくなり、近くから遠くの物を見ようとした時に、すぐに焦点調整ができなくなり、物がぼやけて見えるとされています。
では対処法は何か
スマホを使いすぎないのが、最も効果的な対処法です
しかし、その方法は難しいという方は、今からお話しする方法を試してみましょう。
まずは、スマホを目から離して使うことです。
目安としては30cmほど離して使うのが理想。30cmというと腕をいっぱい伸ばしたくらいの長さです。
少々不自然な姿勢かもしれませんが、それが目の負担を大きく減らします。
続いて、小まめにまばたきをすることです
画面を見ている時は、見ていない時より、まばたきの回数が約半分に減っているとされています。
スマホ老眼を改善するためにも意識的にまばたきをしましょう。
最後の方法は、時々、遠くを見ることです
ずっとモニターを見ているとピント調節機能が低下します。これを回避するために、適度に
遠くを見ることが有効です。遠くと近くを交互に見ることは遠近トレーニングと言われ、
視力回復やリフレッシュに効果があるとされています。
遠くといっても2~3m程度先のもので十分です。近くと遠くを3秒程度見ることを交互に
5~10回程度繰り返しましょう
最近はパソコンよりも普及していると言われているスマートフォンです。
使いすぎで20代、30代、早い人では10代の子供までスマホ老眼を訴えるようになって
きています
老眼は40代以降から始まるという考えを持っていると、この現代病は見落とします
「遠くは見えるのに、近くの文字がぼやける」「目の焦点が合いづらい」などの症状を
感じた方は、今回、紹介した対処法を試みてみましょう。
神戸東洋医療学院 付属治療院
光上 信幸
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