新型コロナウイルス感染者数が急速に上昇し始め、日本のみならず全世界で不要不急の外出が禁止されつつあります。

 

ある実験で、子供たちに怖い話を1つするグループと、続けていくつもの怖い話をするグループとに分けた場合、続けて怖い話をされた方がパニックに陥るという実験結果が出ているそうです。人は長期間恐怖の感情にさらされると精神的にパニックに陥りやすいのです。恐怖の感情は正常な判断能力を狂わせます。不確かな情報に踊らされることの無いよう、脳の適度な息抜きが必要ですね。

 

新型コロナウイルス感染により亡くなられた志村けんさんは、「8時だよ、全員集合!」を始め、数多くの「笑 い」を私たちに届けてくれました。悲しい気持ちを多くの方がお持ちだと思いますが、こういう時だからこそ、彼が届けてくれた「笑い」によって「笑う」ことが必要なのです。

 

人間の身体は、細胞やウイルス、自身の身体の中の細胞の突然変異などにより、常に病気の危険にさらされています。しかし、そこから病気にならないよう守ってくれているのが免疫というシステムです手 (グー)ぴかぴか (新しい)

 警備システムを想像してみてください。警備対象は「自分」です。警備員は警備対象である自分を守ってくれるために、防犯カメラや警備員の配置、巡回のコースなどを決めて警備を行います。それこそが免疫と同じシステムで、警備員の働きをしているのは免疫細胞です。

 

免疫細胞とは血液の中を流れる白血球のことで、いくつかの種類がありそれぞれに異なった役割を担っています。その中の一つが『NK(ナチュラルキラー)細胞』です。NK細胞は、常に体内をパトロールし、細菌やウイルス、異常な細胞を見つけると、真っ先に単独で攻撃・殺傷する『初期防衛担当』です。その働きの特徴から、『NK(ナチュラルキラー)=生まれながらの殺し屋』という名前がつけられました。

NK細胞が活発であるということは、常に高い初期防衛能力で身体が守られているということです。

 

「笑う」には免疫力の向上効果があると言われています。それは、「笑う」ことで身体の中のNK細胞が活性化するからです。

NK細胞を活発にするには、笑うだけでなく、良質な睡眠をとったり、腸内環境を整えたりすることも大事です。外出がしにくくなった今、「良く寝て、よく食べて、よく笑う」、以上のことを大切にして過ごしてみてはいかがでしょうかほっとした顔

 

「笑う」ためにお笑い番組を見たり落語を聞いたりするのもよいですが、もっと日常的な会話で「笑う」ことができると良いと思いませんか。その時は、ユーモアのセンスがある人が身近にいないか探してみてください。ユーモアも笑いの一つです。

ユーモアは場の雰囲気を和ませ、職場では作業効率を上げるのにもよいと言われています。また、ユーモアのセンスがある人は柔軟な考えができ、怒りの感情が抑えられる人でもあるそうです。私もそのようになりたいのですが、私にはユーモアのセンスは全くありません。ですが、付属治療院には治療センスだけでなくユーモアにも長けた素晴らしい先生がいらっしゃいますdouble exclamation

ユーモアのセンスを磨くには、ユーモアのセンスを持つ人を観察することが大事だとか。鍼灸だけでなくあらゆるセンスを向上させ、皆様に還元できるよう、深い観察とそれを身につけるための修練を積んでいこうと思います。

 

最後に、皆様ご自身とそのご家族、周りの人たちすべての皆様がウイルスを笑い飛ばして、感染の恐怖から早く解放され健やかに過ごせるよう心から願っていますほっとした顔ぴかぴか (新しい)

 

 

神戸東洋医療学院 付属治療院 田中 里佳

 

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