チョコレート効果
毎年この季節になると、私の心を躍らせるものがあります。
そう、それは「チョコレート」です
バレンタインイベントに合せて設けられている特設売り場は、チョコが大好きな人達でにぎわっています。
私も毎年、自分のために買うのが楽しみになっています。
いまや色とりどりで種類も豊富なチョコレートですが、体にとっては良し悪しです。
まずは健康にとって良いことからご紹介しましょう
チョコレートの原料になっているのは「カカオ豆」です。
カカオの樹は年間平均気温27℃以上の高温・多湿な地域で栽培される植物で、それにできる果実の種がカカオ豆です。
そのカカオ豆に含まれるカカオポリフェノールが、健康に効果的だといわれています。
カカオポリフェノールの効果
①血圧を下げる
狭くなった血管を拡張させる効果があるため、血圧の低下につながります。
②動脈硬化の予防
血中に含まれるLDL(悪玉)コレステロールが、活性酸素により酸化することで血管を詰まらせ動脈硬化になるリスクが高くなりますが、カカオポリフェノールの抗酸化作用により、コレステロールの酸化を抑える効果があります。
③美容効果
体内にある活性酸素は、肌や体にダメージを与える原因にもなりますが、抗酸化作用には肌荒れを防ぐ効果もあります。
④アレルギー予防
アレルギーの原因になっている病原菌も活性酸素が原因で大量に発生してしまいますが、それを抑えるのもやはり抗酸化作用によるものです。
上記以外にも、便秘改善や認知症予防などにも効果があることが分かっており、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールが近年では健康効果がとても高い食品だといわれています。
だからといって、どんなチョコレートでも良いわけではありません。
甘いミルクチョコレートなどには、砂糖も多く含まれているため、食べ過ぎは糖分摂取量が増えすぎるため良くありません。
また、甘いものは東洋医学的には「湿(しつ)」を生む作用があり、体にむくみが出たり血行障害により冷え性にもなりがちです。
湿(しつ)が体にたまると熱を持ち、皮膚にも影響が出て肌荒れやニキビの原因にもなってしまいます
健康に良いといわれているチョコレートは、カカオの成分量が70%以上のビターチョコレートで、カカオポリフェノールは豊富で糖分は控えめなものになります。
それを一日に25gあたりを目安に摂取すると良いといわれています。
同じチョコレートでも成分量の違いで健康に効果的な場合もあったり、害してしまう場合もあったりします。
この季節は期間限定のチョコレートなんかも売られており甘い誘惑がたくさんです。
健康食品というよりは嗜好品の一つですね。
ですが、体は期間限定のものではありません。一生自分のものです。
嗜好品として楽しむのもリラックス効果を得られるため大事ですが、健康のためにも食べすぎないようにだけ気をつけましょう
神戸東洋医療学院 付属治療院 池邉 由実
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神戸東洋医療学院付属治療院
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