あきらめないで!冷え性
今年も寒い冬がやってきました
寒くなると多くの女性が悩むのが「冷え」
その大きな原因として運動不足や筋力低下、ストレス、過労、睡眠不足、薄着、冷たい物の摂り過ぎなどが挙げられます。
そこで今回は冷えを東洋学的に考えてみましょう
東洋医学で「冷え」は次の3つのタイプに大きく分けられます
①元気や血不足タイプ ②血液の流れが悪いタイプ ③温める力不足タイプ
次にタイプ別の食養生と生活の注意点をご紹介します。
①元気や血不足タイプ
このタイプが一般的に最も多く、特に月経がある女性に多く見られます。
手足の先など末端の冷え、肌が乾燥する、元気不足、貧血やめまいなども
一緒に見られる事が多いです。
【食養生】
鮭、きのこ類、黒砂糖、なつめ、クコの実、もち米、豆腐、うなぎ、鶏肉、豚肉、ワインなど
【生活の注意点】
・しっかり睡眠をとる
東洋医学では血は寝ている間に作られると考えられます。
質の高い睡眠が血を作ります。夜更かしは厳禁です!
理想は寝る1時間前にはスマホやパソコンは触らないようにしましょう。
・元気の源 胃腸を元気に
胃腸は元気や血を作る源で、冷たいものや濃い味付け、脂っこい、
甘いものの食べ過ぎに弱いです。
あっさりした薄味の和食、朝食に温かいスープや味噌汁で胃腸を養いましょう!
②血液の流れが悪いタイプ
このタイプも男女に関わらず、とても多いです。
体が冷えてジンジンした痛みや痺れを伴う、慢性的な頭痛や肩こりがある、月経痛がひどい、
目の下のクマ・シミが気になるなども一緒に見られる事が多いです。
【食養生】
生姜、ニンニク、トマト、ナス、玉ねぎ、らっきょう、桃、サバ・イワシなどの青魚、
酒粕、紅茶、紹興酒、酢など
【生活の注意点】
・適度な運動やストレッチをする
ジッとしていると血液の巡りは悪くなります。出来れば1駅前から降りて歩いたり、
休憩時間に少し散歩をするようにしましょう!
デスクワークの人でも1時間に1回は肩を回したり、背伸びしたり、
一度立ち上がって動きましょう。
・ストレスや疲れは溜め過ぎない
ストレスや疲れが溜まると元気が不足したり、気が滞り、一緒に血も滞ります。
自分なりのストレス発散法でストレスを溜めすぎないようにし、
疲れを感じたらいつもより10分でも良いので早く寝るように意識しましょう!
③温める力不足タイプ
このタイプが冷えの症状としては一番重く、高齢者や慢性疾患、虚弱体質、病気で体力が
落ちている人などによく見られます。
手首や足首、特に下半身(お腹、腰、下腹部)まで冷える、お風呂につかってもすぐ冷える、むくむ、
冷たい飲食物が苦手なども一緒に見られることが多いです。
【食養生】
羊肉、牛肉、生姜、ネギ、海老、かぼちゃ、ニラ、山椒、
シナモン、紅茶、チャイ、葛湯、味噌汁など
【生活の注意点】
・体を冷やさない
特に若い女性は冬でも薄着や素足を出しながら、冷たいドリンクを飲む。
なんて方も多いと思います。これは絶対ダメです。
しっかりマフラーや手袋、コート、ダウンジャケットなど衣服で防寒し、温かい飲み物やカイロなどで
徹底的に冷えから体を守りましょう!
・お風呂にゆっくりつかる
つい時間がなかったり、面倒くさいからと言ってお風呂よりシャワー派の方も多いと思います。
ですが、このタイプの方は体の芯から冷えています。40℃前後のお風呂に10~20分程度、
ゆっくりつかりましょう。
冷えは普段の習慣や食事によっても引き起こされます自分の体質を知りそれに合わせた
対策をする事で、この冬は冷え知らずで過ごしましょう
神戸東洋医療学院 付属治療院 田中友也
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神戸東洋医療学院付属治療院
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