もうすぐ春ですね♪
今月20日(月)、大阪管区気象台は近畿地方に「春一番」が吹いたと発表しました。
春一番とは、北日本(北海道・東北)と沖縄を除く地域で例年2月から3月の半ば、立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風のことをいいます。
春一番の発生条件や認定基準は、地域・気象台により多少異なり、近畿地方では、
①立春から春分までの期間に限る
②日本海に低気圧がある
③最大風速8m/秒以上、南寄りの風で最高気温が平年、または前日よりも高い
以上を基本として総合的に判断し発表されます。よって、春一番は必ずしも毎年発生するわけではなく「春一番の観測なし」とされる年もあります。
実は今年、近畿地方に春一番が認定されたのは2013年3月18日以来、4年ぶりのことなのです
春一番には「春の訪れを告げる風」という響きがあるため、春一番が吹くともう春らしい暖かな陽気が続くような気がしますが、実際は春一番が吹いた翌日には気温が下がる、いわゆる「寒の戻り」が起こることが多いのです。
さらに、強風による交通機関への影響や、雪崩、海難事故など災害をもたらすこともあります。また、乾燥した風が強く吹き付けることで、小さな火を大火災にまで発展させてしまう恐れがあります。
最近でも火災のニュースが相次ぎましたね
今年は春の嵐と冬の嵐に交互に見舞われ、特に天気の移り変わりが早く寒暖差も激しいため、体調を崩されている方も例年以上に多くみられます。
東洋医学の五行学説では、「春」は「木」に属し、影響を及ぼす気候はまさに「風」とされています。「風」は、首や肩背部のこりや頭痛、悪寒、発熱、鼻水といった風邪の引き始めのような症状や、アトピー性皮膚炎、じんましんなどの皮膚の症状などに関係しています。
また五臓では「肝」を傷めやすい時期とされています。
「肝臓」と聞くと“アルコールの飲み過ぎ”というイメージが強いと思いますが、精神的なストレスや身体的な疲労も、大いに「肝」を痛める原因となります。「肝」には血を貯蔵したり、気血の流れを調節したりする働きがあるため、その失調によりイライラしやすい、落ち込みやすいなど気持ちが不安定になったり、倦怠感や眠気、めまい、また食欲や便通など胃腸の不調も起こってきます
年度末、新年度に向けた繁忙期。進学や就職、異動等による慣れない新生活、歓送迎会が続くなど、春は自分で思っている以上に心身への負担が大きな時期です。好きな香りや音楽を楽しむ、ストレッチや散歩など無理なく身体を動かすなど、上手に気分転換をし、疲労をため込まないようにしましょう
もちろん鍼灸治療も心身のリフレッシュにおすすめですよ
神戸東洋医療学院 付属治療院
池田朋子
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神戸 三宮で鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
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