新しいチャレンジを!
2016年、最初の東洋医学的雑記です。
すでに皆さんご存知のとおり、この1月より新しい場所へ移転いたしました。
三宮の中心地、14階に位置するこの場所は、海も山も眺めることができる、景観のすばらしい場所です。
治療にお越しいただいた皆様は、ほとんどがベッドの上なので、それを楽しんでいただくことができず残念です。
しかしながら、新しい場所へ移転したといっても頂くご意見は賛否両論。
すべての方へご満足いただけない部分もあって当然です。改善できることはこれから取り組んでいきたいと思います。
新しい場所、新しい事。
年が明けて、皆様の中にも環境が変わった方や新たな目標を立てた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新しいことにチャレンジするというのは、かなりの力がいるものです。
それだけではありません。
ポジティブに楽しめたらよいのですが、どうしてもネガティブに、不安にも駆られてしまうものです。
不安になる原因の一つとしては、人それぞれの認知の仕方が異なるからだそうです。
認知療法では認知というものを以下のように規定しています。
『人間は世界のありのままを観ているのではなく、その一部を抽出し、解釈し帰属させているなど「認知」しているのであって、
その認知には必ず個人差があり、客観的な世界そのものとは異なっている。
それゆえ、誤解や思い込み、拡大解釈などが含まれた自らに不都合な認知をしてしまい、
結果として様々な嫌な気分(怒り、悲しみ、混乱、抑うつ)が生じてくると仮定している。』
これが不安の正体だそうです。
簡単にいうと、人は何かを認めるとき過去の出来事と比較し判断を下すことが多いのです。
良かったことよりも悪かったことの方が脳裏にも残りやすいそうなので、なおさら不安になりがちです。
例えば、“鍼灸治療のハリはとっても痛そうだから嫌だ。だって昔、縫い針を指に刺してしまったとき、血も出てとても痛かったから。”
ほら、過去の出来事にとらわれていますね。実際はそのような痛さは感じませんのでご安心ください。
何かを始めるには、過去の自分と向き合いその経験を活かすことも大切ですが、過去を拭い去ることでさらに前向きに進むことができます。
小さなことでも日々、成功を作っていくことが、大きなチャレンジへの糧ともなり、物事をポジティブに捉えられる材料にもなります。
新しい年です。
何かにチャレンジしてみたくなったでしょうか。
神戸東洋医療学院付属治療院 池辺 由実
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