新型コロナウィルス感染者数が増加傾向にあり、この先どうなっていくのか不安に感じていらっしゃる方も多いと思います。

感染予防には様々な対策方法がありますが、今回は「口腔」に関わる予防法をご紹介しますひらめき

 

まず新型コロナウィルスについて簡単に記載しておきます。

 

コロナウィルス自体は元々とても身近なウィルスです。新型コロナウィルスの発生以前までに、コロナウィルスと呼ばれるものは既に6種類ありました。その内の4種類は風邪の原因ウィルスでもあります(風邪全体の4~15%ほど)。

残り2種類の内、1つは2002~2003年に中国で流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)、もう一つはMERS(中東呼吸器症候群)の原因ウィルスです。

そして、2019年、7番目のコロナウィルスとして現在感染が拡大している新型コロナウィルスが誕生しました。なので、新型とは「7番目」という意味です。新型コロナウィルスの正式名称は「SARS-CoV-2」といい、SARSの兄弟関係にあたります。

そんな新型コロナウィルスは、ACE2受容体という所から細胞内に侵入してきます。このACE2受容体は全身にありますが、特に肺・気管・鼻腔・腸に多いとされ、これらは最も障害を受けやすい部位だといえますあせあせ (飛び散る汗)

新型コロナウィルス感染後の症状として味覚障害が有名ですが、舌の細胞にもACE2受容体があり、ここから新型コロナウィルスが細胞内に入り味覚を障害するのではという研究報告がなされています。さらに、歯周病等、口腔環境の低下によりACE2受容体が増加することも報告されています。近年、口腔環境は糖尿病や認知症など、多くの疾患と関係することが明らかになっていますが、新型コロナウィルスも同じなのですね。

 

以上のことからも、口腔環境を正常に保つことが健康管理のポイントになることが解ります。そして、口腔環境の大切さは中医学でも昔から重要視されてきました。

口腔内の養生法として「鳴云鼓(めいてんこ)」や「漱玉津(そうぎょくしん)」があります。

 

鳴云鼓は、寝る前に塩と温水を口に含み歯を拭き、歯をカチカチと百回咬む動作を行います。これにより歯が丈夫になるとされています。

漱玉津は、起床後に行います。①口をわずかに閉じ、舌尖を歯の表面に当てます。②上の歯から始め、左方向に歯の表面でゆっくり円を描くように舌を回します。③12周したのち唾液を飲み込み、次は反対方向に行います。※唾液を飲み込むときは丹田に送り込むことをできるだけ意識して行いましょう。

 

これらの方法は中医学で最も有名な養生法(養生銘:1500年程前に孫思邈(そんしばく)という中国の医家によって著されたもの)に記載されています。

現代でこそ、口腔環境と健康の関係が重要視されていますが、1500年以上も前にその重要性に気が付いていた孫思邈はすごい方ですね。

この養生銘には、現代でいうアンガーマネジメントや音楽療法に近い内容も記載されています。昔も今も健康に必要なことは変わらないのでしょうね。

「鳴云鼓」と「漱玉津」で口腔環境を強化し、さらに鍼灸で抵抗力を高め、新型コロナウィルスに感染しにくい身体を手に入れましょうexclamation

 

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神戸東洋医療学院付属治療院 武岡 崇介

 

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