目もとを元気に!
立春を迎えましたがまだまだ寒いですね。寒い季節はお肌が乾燥しやすく、また毎日マスクをしていると目もとを気にすることが増えてきました。皆さんはいかがですか。
今回は目の疲れをとると同時に、目もとが元気になるポイントと簡単なケアについてご紹介します。
その前に、日頃の目の疲労について再認識しておきましょう!
・目は外気にさらされている唯一の臓器。
・目もとの皮膚はとても薄いため乾燥しやすくダメージを受けやすい。
・五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)のうち視覚は80%を担い外部の情報を多く得ている。
・まばたきの平均回数は1分間に約20回、1時間に約1,200回、1日16時間起きていると、19,200回している。(※ドライアイの方はもっと回数が増えます)
加えて、スマホやパソコンによる酷使、紫外線、睡眠時間の短縮など、仕事や学業、日々の生活の中で様々な負担がかかります。
続いて、気になる目の下の「クマ」のその種類と理由についてです。クマの種類は3つに分けられます。
・青クマ…血行不良などによる血液の滞りが皮膚の薄い目元で透けて見えている
・黒クマ…筋力低下によるたるみやむくみによる黒影
・茶グマ…紫外線、新陳代謝低下などによる角質の変色、皮膚の摩擦などによる色素沈着
クマが出来る理由は様々ですが、目の疲れは血行不良や筋力低下を進めることになります。目の疲れをとることや疲れさせないことが、目もとの健康につながります。
また、皮膚は約1か月~1か月半で生まれ変わります。血流改善と筋力アップで新陳代謝を促し、ダメージを受けた肌もツヤやハリのある肌に変化していくと考えられています。
☆目もとを元気にする3つのポイント☆
①皮膚のダメージを減らす…こすらない、乾燥させない、紫外線予防など
目の回りの皮膚はそっと優しく触れ、保湿クリーム等で乾燥を防ぎましょう。
②血流改善…温めてリラックス
ホットタオルでアイマスクをしてみましょう。45℃前後のお湯でタオルを濡らし絞ってから折り畳みます。心地よい温度であることを確認し目を閉じて目の周囲にタオルを当てて温めます。私は入浴中に行っています。リラックスでき心地よく入眠できますよ。是非試してみてくださいね。
③筋力アップ…眼輪筋体操
眼輪筋(目の回りの筋肉)を鍛える高速まばたき体操をしてみましょう。両目で10秒、できるだけ速くまばたきをします。それにより、涙の分泌を促しドライアイの予防にもなります。
ご無理のないようご自身のペースで行ってくださいね。
目の疲れから肩こりや頭痛を誘発することもあります。目の回りにあるツボや側頭筋への刺激も目の疲労改善に効果があります。昨年6月16日のブログ「めっ」でも紹介していますので参考にしてみてください。
目のケアは疲れを溜めないうちに行うことをおススメです。鍼灸でのケアもお気軽にご相談ください。
神戸東洋医療学院付属治療院 藤岡友子