師走の声を聞き、身に応えるのが冷たい北風です。

より寒さ、風対策が大切になります。
ところでみなさんは冬の北風のようにそれぞれの時期に吹く風が、方角と密接なかかわりがあることをご存知でしょうか。
春は東風(コチ)、夏は南風(ハエ)、秋は西風、そして冬は北風というわけです。
これは東洋哲学の五行説に基づいています。

五行説とは中国をルーツとする思想の一つで、
すべての物質や事柄を木・火・土・金・水に象徴される五つのタイプに大別し、それら五行のかかわりにより自然界は成り立っているというものです。
この考えは北半球に存在し、中国と同じ東洋文化圏に含まれる日本にも大きな影響を与えています。

以下は、五行の表のほんの一部です。

五行
季節 土用
方角 中央 西

青春・朱夏・白秋・玄冬という言葉も、以上の思想から発生した言葉です。
ではもうひとつ五行説から、季節とその時期に人の体に悪影響を与えかねない気候の特徴を紹介します。
春は風、夏は熱(暑)、土用は湿度、秋は乾燥、冬は寒さ、に注意を払わなければなりません。
私達が子どもの頃から、何気なく歌っている『北風小僧の寒太郎』は、意識する・しないに関わらず、私達に季節感と健康を保つために注意しなければいけない気候変化を教えてくれています。
ヒューン ヒューン ヒュルルーンルンルンルン
冬でござんす
ヒュルルルルルルン~♪

 

神戸東洋医療学院 付属治療院     川上 靖