今年もこの季節がやってまいりました。
みなさま、こんにちは付属治療院の谷口です。
日々肌寒さが増してきており、風邪をひかれる方が増えてきていますが、皆様体調はいかがですか?
実は10月初旬ごろ、かく言う私も元気なふりをして、こっそり風邪をひいていました。
もう一度言います、こっそりです。でも「先生、声がおかしい よ、風邪?」と皆様に言われました。こっそりなのに、です。おかしいですよね。
さて今回のひとつぼでは、昨年度過去最高レベルに猛威を振るい大流行したインフルエンザのお話をさせて頂こうと思います。
すでに今年の10月、例年にないスピードでインフルエンザによる学級閉鎖が三重県(3校)で発生しました
学級閉鎖と聞くと1月~2月ごろを思い描きますが、10月とは本当に驚きです。
警戒もしていなかったでしょうし、なかなか予防も難しかったと想像します。
今年は10月中ごろからインフルエンザワクチンの予防接種も各医療機関で始まっています。
今年は昨年の様にワクチンが品薄にならないよう対策がとられているようですが、ワクチン接種後、抗体が作られるまでに1ヶ月ぐらいを要しますので、少しでも早めの接種をお勧めいたします
もし予防接種当日に鍼灸治療にいらっしゃった場合や、接種後のだるさなどが残っている場合には、刺激量や施術部位等の考慮のために、予防接種を受けたことは必ず担当者にその旨をお伝えください。
ここでインフルエンザについて簡単におさらいをしておきましょう
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染して起こる感染症です。
インフルエンザウイルスには A型、B型、C型がありますが、ヒトに流行を起こすのはA型とB型です。このA型・B型インフルエンザの流行には季節性があり、例年の季節性インフルエンザの感染者数は国内で推定約1,000万人と言われています
インフルエンザの症状としては、咳やのどの痛みなどの呼吸器の症状だけでなく、高熱、全身のだるさ(倦怠感)、食欲不振などの全身症状が強く、しばしば頭痛や関節痛・筋肉痛など呼吸器以外の症状を伴います。
合併症として、気管支炎、肺炎、中耳炎などがみられますし、重大な合併症には急性脳症(インフルエンザ脳症)や重症肺炎があります。
また小児の異常行動などを引き起こすこともあり、インフルエンザはとても怖い病気です
この後に書かせていただきますが、このインフルエンザに対抗するために適切な予防を心がけて頂ければと思います。
難しいお話はここまでです。
では実際に日ごろからどのような予防をしていけばいいのでしょうか。
まず何より一番大切なのは「体力をつけて休養をしっかりと取り、抵抗力をつける」ことです
それによりまずは感染しにくい体を作ります。
日頃からバランスの良い食事を摂ることを心がけ、寝不足にならないようにすることが大切です
またそれに加えて我々ができることとして、鍼灸治療でも免疫力を高められることが知られています。
鍼灸治療により自律神経のバランス調節をはかり、自律神経で支配されている血管運動や、内臓の働きを改善し、身体の恒常性を保ちます。
これによりストレスやさまざまな要因で自律神経の失調が起きている身体を、より正常な状態に導くことができ、ウイルスと戦える体を作ります。
当院ではこの自律神経の働きを細かくチェックできる自律神経測定器も設置しております。
鍼灸治療の際に測定可能ですので、ご希望の方は来院時にお気軽にお声かけくださいね。
ぜひご自身の今の状態を知るためにも一度測定してみて頂ければと思います
その他にも、適度な温度と湿度を保つことや、マスクの着用、外出後の手洗いうがいなど、ご自身で予防できることがたくさんあります
またお出かけの際も映画館など空気があまり動かない場所などこの時期は危険だと言われていますので、行く場所などにもご注意頂ければより感染を防ぐことができます。
これらのようにいろいろな予防措置を組み合わせて外敵を防ぎ、イベントたくさんな楽しい冬を迎える準備をしましょう。私たちも微力ながらそのお手伝いをさせていただきます
神戸東洋医療学院 付属治療院 谷口龍祐
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神戸三宮で鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
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