関節痛の天敵は「寒さ」
今年の冬は「暖冬」で過ごしやすくなると思っていたら、12月に入ると突然気温が下がり、慌てて冬用の服装に切り替えた方は多いのではないでしょうか。
気温の変動に身体がついていけずに体調を崩していらっしゃいませんか?
冬になると、毎年のようにインフルエンザが流行し、医療機関に駆け込む患者数がニュースなどでクローズアップされます。
一方で鍼灸院では、この時期から腰や膝などの関節の痛みを訴える方が多く来院されます。
では、何故寒くなると節々が痛くなるのか、その原因と鍼灸治療、家でも出来る予防法についてお話をしたいと思います。
そもそも腰や膝などの関節は筋肉によって支えられ、動いています。
適度な緊張を保ち、全身の筋肉がバランス良く働いている時は、関節痛はあまり起きません。
冬場に悪化する関節痛の原因は「寒さ」です。
冷えによって血管が狭くなり筋肉の血行不良が起こります。
血行が悪くなると、筋肉は硬直し協調性を失い、関節に普段以上に大きなストレスがかかり、思うように動かなくなります。
「関節がこわばる+動かす量が減る」事が、さらに筋肉を硬くするという事につながり、痛みの悪循環に陥る事が原因です。
寒い時期の関節痛に対しては、鍼で筋の余分な緊張を取り除きます。
また、手足へのお灸などで身体を温め、全身の血液循環を良くする治療を積極的に行い、痛みの緩和に努めています。
また自宅で出来る対処法としては、手足が冷えない服装を心掛けること。
さらに、お風呂あがりのストレッチを行い、普段から筋の柔軟性を維持する習慣を付ける事が何より大切な予防法です。
今年も残り2週間程です。
健康に年末の大掃除を済ませ、気持ちよく2016年を迎えましょう。
神戸東洋医療学院付属治療院
光上 信幸
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神戸 元町 三宮 駅近の鍼灸院
神戸東洋医療学院付属治療院
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