10月も後半、爽やかな秋晴れの日が続いています。

食欲の秋、読書の秋、運動の秋と様々ですが、今回は運動の秋に着目してみましょう。

 

日常的に運動を何か始めたいと思っている方には持ってこい、今回は脳の活性化=脳活にも効果があるウォーキングをおすすめいたします。

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歩いていると、ふと何かのアイデアが浮かぶことはありませんか?

「歩くことは最良の薬である」と、古代ギリシャの医師ヒポクラテスは言っています。

科学的な根拠が実証されていない時代から、科学者や哲学者、音楽家達は歩くことで思索にふけっていたという事実も残されています。

 

全身の筋肉の約3分の2は下半身に集まっているため、ウォーキングによりそれらの大きな筋肉を動かし続けることで、司令塔である脳は常に稼動することになります。

その結果、脳への血流量も増え、血液と一緒に酸素も大量に脳へ運ばれることになります。

ウォーキングが脳の活性化に良いのは、気のせいではなく現在では科学的に証明されているのです。

最近では認知症の治療にも効果が高いといわれています。

気分転換やストレス発散のためにも歩こうと考える人もいることでしょう。

 

ウォーキングは猛ダッシュや力む時とは違い、無理なく呼吸をしながら行う運動「有酸素運動」と呼ばれるもののひとつです。walking_old_man

身体全体の約25%の酸素を脳が消費しているため、ウォーキングなどで積極的に酸素を体内へ取り入れることは大切です。

深呼吸が良いといわれているのも、このことと関係していますね。

 

また、体内に取り入れられた酸素と身体に蓄えられたエネルギー源を必要とするため、ダイエット効果が高いと、一番に思いうかぶ人も多いのではないでしょうか。

ほかにも、心肺機能の強化や、骨の強化、筋力の低下予防、血行促進、持久力の向上、疲労の回復、生活習慣病の予防など身体にとっても多くのメリットがあげられます。

 

いつでもどこでも、特別な技術もなくお金もかからず手軽に始められるウォーキング。

マラソンブームだからといって、無理に長時間・長距離を走る必要は決してありません。

忙しいと、時間短縮のためについ電車や車での移動に頼りがちですが、せっかくの良い季節です。

身体の健康と脳の活性化のためにも、少し時間を使ってみてはいかがでしょうか。

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神戸東洋医療学院付属治療院   池邉 由実

 

 

 

 

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