夏の暑さを食養生で乗り切ろう

8月も後半に入りましたが、暑さはまだまだ続きそうです。

 

気温や湿度も高い日が続くと身体のだるさや疲れ、胃腸の不調などをきたしやすいと言われています。

それに加え、暑さでついつい冷たいものを口にしてしまう回数が増えたり、外から室内に戻ると冷房でキンキンに冷えている事が多くなってきます。

このような冷たい飲食物や急な寒暖差は食欲の低下にも繋がり、「夏バテ」を起こしてしまいます。

 

また、体は暑いと汗をかきますが、冷えた室内から外に出た時などの急な暑さは汗をかきにくく、熱が体内にこもってしまい頭痛やめまいなどを引き起こし、酷くなると「脱水症状」や「熱中症」にも繋がりかねません。

 

かといって冷房をつけずに過ごすのは厳しいです。

この場合、大切なのは冷房の温度を下げすぎないことです。お店の中でも調節できるような薄手の上着を持っておくことで対策していきましょう。

 

しかし、夏は日も長く心も体も活動的になる時期で、夏にしかないイベントなどが多い季節でもあります。

夏を健康的に乗り切る為には何事もほどほどに、「無理をしない」ことを大切に楽しんでいきましょう。

 

 

普段何気なく口にしていたものを旬の食材に変えることで、「夏バテ」や「熱中症」の予防にも繋がります。

 

・暑さや湿度でイライラする時

 →ゴーヤ、トマト、ミント、マンゴーなど

 

・胃腸の調子が悪い時や食欲がない時

 →パイナップル、トウモロコシ、南瓜、紫蘇、梅など

 

・疲労感や倦怠感がある時

 →キャベツ、蜂蜜、スイカ、ももなど

 

・冷房で身体が冷えた時

 →海老、生姜、ネギなど

 

特に、夏が旬のスイカやトマト、ゴーヤは暑い時期の体調を整えるのにぴったりです。

 

「最近疲れているな」「イライラしやすいな」と感じたら無理をせず、旬の食材を食べてゆっくり休みましょう。

自分が一番大切です。

 

残暑を元気に乗り切りましょう! 

 

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

        井上 力輝

 

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あなたの睡眠は?

みなさんは、いい睡眠をとれていますか?暑くて寝苦しい日もあるのではないでしょうか。

睡眠は身体を休めるだけでなく、記憶の定着、免疫力の強化、ホルモンの分泌、ストレス回復など、いろいろなことに関係があります。

また、睡眠不足によって集中力の低下やイライラで人間関係が悪化し、ストレスでさらに睡眠不足に陥ることもあります。

 

睡眠には、深部体温と自律神経が大きく関わっています。

深部体温とは体の内部の体温で、起床時に上昇を始めて夕方にピークを迎え、その後は夜にかけて下がっていきます。

深部体温が下がると眠気を感じるのですが、深部体温の高低差がつけられないと眠気が訪れにくいので、意識的に体温を上げ、深部体温が下がる状態を作る必要があります。

ぐっすり眠るために生活を見直していきましょう。

 

★睡眠のためにできること★

①お風呂は就寝1時間半~2時間前にぬるめのお湯にゆっくり浸かる

難しい場合は、首の後ろに少し熱めのお湯を10分程度あてて温めましょう。一度体温を上げることにより、眠りやすくなります。そして首の後ろのマッサージも行うとより効果的です。

 

②寝る直前に水分やお酒を摂りすぎない。

寝る直前に水分を摂りすぎると夜中に尿意を感じやすくなります。

アルコ-ルは利尿作用があり、睡眠中にアルコールが分解されて交感神経が優位となり休息しづらくなるため、寝酒は控えましょう。

 

③眼の疲れをとる

蒸しタオル(濡れたタオルをよくしぼり、電子レンジで1分)で眼を温めると効果的です。

寝る前のスマホやテレビも控えましょう。

 

④不眠症の人はおでこに冷却材をあてる

忙しく活動している脳を落ち着かせることが出来ます。

 

⑤布団に入って、深呼吸をしながら足首のストレッチ

足の血行が良くなると体内の熱が外に逃げやすくなるため、ストレッチが効果的です。深呼吸でリラックスしながら行いましょう。

大の字で寝るのも、身体が圧迫されずに血行が良くなるのでおすすめです。

 

★ストレスをためないために★

 

①用事は先延ばしにせず、すぐに済ます

先延ばしにすると脳が緊張状態のままなので、用事は早く済ませてすっきりしましょう。

 

②1分間に6回呼吸 

ストレスや緊張状態でいると、呼吸は早くなりがちです。

そのような時には、4秒間息を吸って6秒間吐くを6回繰り返し、リラックスできるように意識しましょう。

 

③3分間の背中のマッサージ

マッサージは、睡眠のリズムを調整する働きのあるホルモンのメラトニンを生成するセロトニンを増加させるといわれています。

頼める人がいるならお願いしてみましょう。

 

④毎晩、一日の5つの良いことを思い出す

「一度も赤信号にあたらなかった」「ほめられた」「ごはんが美味しかった」何でもいいです。

 

⑤両膝を胸に近づけて胎児のポーズをとる

横になり両膝を胸の方に折り曲げて両腕でそっと抱え、さらに深呼吸をしながらゆっくりと左右に揺り動かすと、気持ちが安らぎ体もほぐれます。

 

鍼灸では、自律神経を整えるお手伝いをしています。一緒に体調を改善する方法を見つけていきましょう!

是非一度ご来院下さい、お待ちしております。

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

藤本 福

 

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笑うと健康がやって来る

新型コロナウイルスの分類が5類になり、インフルエンザウイルス同様の注意をしながら生活することになりました。ようやくマスクを外して多くの人との会話が楽しめますね。しばらくお互いの表情が見えなかったので戸惑いを感じる方もおられるようですが、少しずつ活動範囲を広げて新たな環境に慣れていきましょう♪

 

 

笑う門には福来る!という言葉を聞くと「ワッハッハァー」と豪快に声を出し、クシャクシャの笑顔をイメージしてしまう私ですが、皆さんはいかがですか?

笑う門にどんな福が来るのかな?今回は「笑うと健康になる」についてのお話です。

 

「笑うこと」の大きなポイントは「たくさん息を吸って吐くこと」です!

呼吸1回で出入りする空気量は、普段の胸式呼吸で500ml、笑うと腹式呼吸になり最大2000mlと約4倍もの差があります!!

では、笑うと体にどのような良い効果があるのか一部紹介してみます。

 

 

☆免疫力アップ☆

がん細胞やウイルスなどの病気のもとを次々と攻撃するNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きが活性化し病気から体を守ってくれます。

好きなことに熱中している時もNK細胞は活性化し、悲しみやストレス、嫌な事が続くとNK細胞の働きは鈍くなり免疫力もパワーダウンしてしまいます。気持ちを切り替えてあげると体は元気になれます!

 

☆脳の働きが活性化

笑うとα波が増えて、脳がリラックスすることや意志や理性を司る大脳新皮質に流れる血流量が増加します。近年は認知症予防や改善にも「笑い」が取り入れられています。

 

☆血行促進

深呼吸や腹式呼吸と同じ作用が起こり体内に酸素が多く取り込めるため、血のめぐりがよくなって新陳代謝も活発になります。

 

☆自律神経のバランスが整う

自律神経は交感神経と副交感神経の相互のリズムが体調を管理しています。緊張状態、不安、心配、頑張り過ぎるなどが長時間続くとリズムが崩れてしまうのですが、笑うことでリズムを整えるきっかけになります。

 

☆筋力アップ

心拍数や血圧が上がり、呼吸が活発となって酸素の消費量も増え代謝が上がります。同時に内臓・筋肉にも刺激が伝わり活動量が増え筋力アップになります。

笑いすぎるとお腹がよじれて筋肉痛のような痛みを感じたことがあります(笑)笑って筋トレ♪いいでよすね!

 

 

大きな声を出して笑わなくても大丈夫です。笑顔で過ごしているだけで健康効果があります。

「笑うと健康になれるよ。あなたが笑顔だと私も健康になるよ。」とご家族や大切な方にお伝えください。

笑顔で健康に過ごされることを応援しております!

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

藤岡友子

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髪の毛は血の余り!?

年を重ねるごとに髪の毛が薄くなったり、細くなったり、コシがなくなったりと髪の毛のトラブルや悩みは増えていきますね。

中医学では髪の毛のことを「血余(けつよ)」や「腎の華は髪にある」と言われます。これは一体どういうことでしょうか?

 

まずは「血余」からご説明していきます。

髪の栄養である「血」が不足することによって、頭皮まで十分な栄養が届かなくなるので、髪の毛は細く、パサつき、抜けやすくなります。

特に女性は毎月の生理や出産、授乳など血を消耗する機会も多いため、生理中は髪の毛がまとまりにくかったり、産後に髪が細くなったり、抜け毛が増えた人も多いと思います。

また、中医学では考え事や悩みごとが多く脳をよく使う、よく目を使う、睡眠不足なども血を消耗すると考えられているので、男性も他人事ではありません。

 

≪血の不足チェックリスト≫

3つ以上当てはまる人は血の不足が進んでいる可能があります。

□貧血気味   □めまい、立ち眩みがする

□眠りが浅い、不眠   □不安感が強い

□爪が割れやすい

□顔色が青白く、艶がない

□かすみ目や疲れ目がある

□生理のトラブルが多い

 

次に、「腎の華は髪にある」ですが、これは生命エネルギーの貯蔵庫である腎の元気度を髪の毛が表すということです。

腎が元気であれば髪の毛は黒々としたコシのある髪の毛として維持できます。しかし、腎は加齢によって日々そのエネルギーを消耗してしまいます。

そこに慢性的なストレスや疲れ、大病、過度な性生活などによって腎に必要以上の負担をかけると、その消耗も激しくなってしまいます。

 

≪腎の弱りチェックリスト≫

3つ以上当てはまる人は腎の弱りが進んでいる可能があります。

□足腰の痛み、だるさ

□歯のトラブルが多い

□頻尿、尿漏れ

□夜にトイレに何度も起きる

□疲れやすい   □耳鳴り、難聴

□冷え性   □ほてり

 

それぞれの養生法をご説明します。

≪血を補う養生法≫

①睡眠をとる

中医学では眠っている間に血を綺麗にし、増やすと考えられています。出来ればその日のうちに寝るようにして下さい。

そんなの無理!という人は、まずは10分でも良いです。早く寝るようにして下さい。血を補うには睡眠本当に大事です。

②目を酷使しない

目を酷使することも血を消耗する、と中医学では考えます。スマホやPC、テレビやゲームが面白いのもわかりますが、現代人は目を使い過ぎです。

睡眠のためにも23時を超えたら目を使わないなど自分の中でルールを決めましょう!

 

≪腎を元気にする養生法≫

①体を冷やさない

腎は冷えにとても弱いです。冬はもちろんですが、最近は夏もエアコンでとても冷えます。

夏でも冷たいものは控えめにしつつ、腹巻などを活用して、特に腰回りを冷やさないようにしましょう。

②疲れやストレスは溜め過ぎない

疲れやストレスを溜めることは腎の消耗につながります。日々忙しいとは思いますが、こまめに疲れを取り、ストレスは発散するようにして下さい。

休みの日も予定を入れ過ぎずに、たまにはゆっくり、のんびり過ごすのもよいと思いますよ。

 

美しい髪の毛は一日にしてならずです。

5年後、10年後に今以上に美しい髪の毛でいられるように、日々コツコツ養生していきましょうね!

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

田中 友也

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春の健康管理

お昼の気温が20度ほどになる日が増えています。しかし夕方になると10度以下に落ちることもあり、まだまだ寒暖差が大きいです。朝はまだ冷えて、暖かい服装をすると昼間は暑く感じ、逆に暑くなると思って薄着をすると朝晩は寒くなることがあり、服装で困る時期ですね。

そして春は寒暖差だけではなく花粉症や鼻炎、昼間の眠気など様々なアレルギー性疾患が多く見られます。

 

 では、春の健康管理はどうすればいいのかお話します。

 

まず春の季節はいつからいつまででしょうか。

季節は〝節気〞という太陽の運行によって区別しています。東洋医学で春の期間は、春の始まる日の立春から夏が始まる日の立夏までです。よって2月4日から5月5日ぐらいの期間を春となります。

季節は万物に変化を与え、私たちの体も季節に合わせて適応が違うので、東洋医学では季節に合わせた養生法と治療法があります。

 

春の特徴と、それぞれに適応した健康管理を4つ紹介します。

 

◎1つ目は〝暖かい〞ことです。

春は冬の間に人の体に足りなかった陽の気を補うのに良い季節です。その中でも特にお腹に暖かい陽気をたくさん受け入れた方が良いです。これは胃腸が暖かいエネルギー(陽気)を受け入れることで動きが円滑になり、その機能が良くなるからです。

天気が良く日差しが差し込む日にはなるべく散歩をしながら陽気をたっぷりと受け入れるようにしましょう。

 

2つ目は〝風が吹く〞ことです。

この時期に吹く強い風は暖かい春の気配を乗せて飛んでいき、万物の隅々を目覚めさせ活気を取り戻してくれます。しかし、この春風に混ざって黄砂とPM2.5 などの悪い異物が伝達されます。

黄砂とPM2.5が多く飛来する際はなるべくお出かけを控え、帰宅後にはうがい・手洗いを十分に行い、衣類を払って黄砂を落としましょう。また、洗濯物はなるべく部屋干しにして可能な限り窓を開けないようにすると良いでしょう。

 

3つ目は〝エネルギー(気)が上昇する時期〞です。

この時期、植物は新芽を咲かせて冬の間にずっと眠っていた動物たちも活動を始めます。しかし、人は冬に貯めていた気が少ないと、体がそのエネルギーに付いていけなく、疲れやすい、やる気が出ない、昼食後眠気で困るなどの症状が起こります。

このような場合は睡眠の質を上げ、脂濃く味付けが強いものよりもあっさりした食べ物を食べて、有酸素運動など軽い運動を週4回程度行った方が良いでしょう。

 

4つ目は〝寒暖差が大きい〞ことです。

私たちの体はこの激しい寒暖差に慣れるため頑張りますが、これにより免疫力が低下することもあります。この時期には風邪をひきやすくなり、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などを患っている場合、症状がさらにひどくなることもあります。

寒暖差が大きい日は薄いマフラーで首を温めること、39℃~40℃のお湯の湯船に約10分つかり、体全体を温めた後ストレッチをし、熟眠できるようにしましょう。

 

 

この4つの事に気を付けながら、活気のある春をお過ごしください。

 

神戸東洋医療学院 付属治療院

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