梅雨の湿問題
爽やかな五月も折り返し地点に差し掛かり、六月ももうすぐですね
新型コロナウィルスの影響で大型連休もお出掛けできず、太陽の光に当たっていないな~という方も多いと思います。
そんな中、そろそろ体調を崩しやすい梅雨に突入します
梅雨に多い湿気の邪気(湿邪)は重く、ネバネバ、下へ溜まりやすく、しかも陰邪といって身体の脾胃(胃腸や消化器系)の陽気も損傷させる特徴があります。(なんと厄介!)
湿度が高くなると身体の水分代謝がうまく出来ず湿がどんどん溜まっていきます。これによってめまいや、頭・身体が重くなったり、下肢の浮腫み、手足の倦怠感、消化不良による胃もたれ、下痢、湿疹や関節炎(膝痛、腰痛、雨が降って古傷が痛むなど)、はたまた感染症や心が重くウツっぽくなったりと様々な不調を引き起こしてしまいます。
今回はこんなイヤ~な症状を引き起こさない為の養生をご紹介します。
(1)健脾益気(けんぴえっき)…胃腸を整え、気を補う。
中医学では人体を構成するものは気、血、津液(しんえき)と考えます。
そのうちの気を作る材料の一つは脾胃で作られます。
この脾を補うものはお米などの穀類、かぼちゃ、イモ類などの自然な甘味です◎
(甘味といっても白いお砂糖はNG!)
昔は気という漢字を氣と書いたそうです。中に米とありますね。
日本人の元気の源は米ですね!
又、気を補う食材として鶏肉、牛肉、うなぎ、山芋、キノコ類、朝鮮人参などがあります。
(2)利水効果の高い食物を摂る。
とうもろこし、ハト麦、小豆、冬瓜、スイカ、緑茶、梅干しなどを摂りましょう。
おススメはあずき粥です。消化によく利水効果があり、むくみや胃腸の疲れを取ってくれます!
(3)身体を温める。
おススメは温かい紅茶に生姜や少し蜂蜜を加えて飲みましょう。身体の内側からポカポカします。
この季節、冷たい飲み物は体調を崩すのでやめましょう。
又、鍼灸では脾経(ひけい)の陰陵泉(いんりょうせん)や胃経の豊隆(ほうりゅう)に自分でも出来る台座灸をすれば体も温まるし湿がとれるのでよいでしょう。
おへそをホットパックなどで温めるのもGOOD!
(4)身体を動かす。
おうちエクササイズで身体の気、血、津液を巡らせましょう。少し汗ばむくらいがいいです。
今はスマホの動画でも色んなエクササイズが紹介されていますので、自分に合ったものを
選んで楽しく身体を動かしてジメジメした梅雨を乗り越えましょうー
神戸東洋医療学院付属治療院
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神戸三宮で鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
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