暑いのはもうコリゴリ?
みなさん、おあつぅございます
そんな挨拶しか出てこない猛暑、いや、酷暑の神戸です
では、そんな暑い時期に身体に起きる事をお話します
さて、みなさんは、このように暑い季節には、コリは増えると思いますか減ると思いますか
冬の時期には寒さの為、自然と身体は縮こまります。また、体温が多く奪われないように皮膚の血管が収縮して血行も悪くなることから、筋肉が緊張しコリが増えることが、みなさんも感覚的に感じられているのではないでしょうか
それとは逆に暑い環境に身を置くと、身体は溶けそうに脱力し、筋肉も柔らかくなるように感じていませんか
それが案に相違し、知らず知らずのうちにコリが増えている方が多く見られます。寒い時期から心地よい暖 かさに変わるのであれば、確かに筋肉のこわばりもある程度ゆるみます
しかし、このようなとても不快な暑さ・命の危険を感じるほどの暑さになると、みなさんが意識されるかどうかは別にして、身体は危機的な環境を感じ取り、それに対処すべく緊張状態におかれます。そして、その期間が長くなると筋肉には、コリが形成されはじめるのです
ですから、この時期にも首から肩、背中にかけても筋肉の緊張やコリが現れる方が増えます
これは危機に対処するために働く自律神経の交感神経によるものだと考えられます。危機的な状況に対処する時間が短いとまだよいのですが、その時間が今年のように長くなりすぎると、その人の体質や体力によっては、身体にさまざまな変調をきたします
それがますます熱中症にかかりやすい下地にもなると私は考えています
もちろん、熱中症の予防には、適度なエアコンの使用・水分補給・休息を取ることがとても大切ですが身体にたまったコリを緩めておくことも大事なことです
コンピューターである脳に熱をためないよう首から背中、手足などのコリをゆるめ、血行を良くし、うまく熱を循環させ、余分な熱を逃がしやすくしておくと、この酷暑を乗り切りやすくできるのではないでしょうか
さらに、すばやく熱を冷やす必要がある時には、ノドやわきの下・そけい部などを通る太い血管を、氷や保冷剤などで冷やすことをオススメします
脳に熱が溜まりすぎると、重度の熱中症となり、最悪のケースでは、シャットダウンである死に陥ります
軽度な熱中症の症状である頭痛や吐き気・身体の痙攣などを起こした後も、身体にはしっかり緊張やコリが現れています
そのようなときには、それらのコリを鍼灸治療などで軽減させる事も早く体調を戻すことに繋がります
今回は、あまりみなさんがご存じない鍼灸治療の活用法を、涼しく快適な治療院からお伝えしました
あぁ、それから、こんな風に快適な環境にいながらも熱中症予防のためと思い、水分を取りすぎて体調を崩している人が多いことの注意点については、紙面がなくなりましたので、来年の夏前にお届けします。興味ある方はそれまでにお越しください(笑)
では、セミに負けない元気な夏を過ごしましょう
神戸東洋医療学院 付属治療院 川上 靖
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神戸三宮で鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
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