からだとこころのケア
皆様、こんにちは神戸東洋医療学院付属治療院の谷口です
だいぶ日差しが強くなり、暑い
と感じる日が増えてきましたね。季節の変わり目により、風邪
などで体調を崩しやすい時期です。お変わりなくお過ごしでしょうか。
私は普段、この神戸東洋医療学院付属治療院以外に整形外科クリニックでも働いております。そちらでは主に診察のサポートをしているのですが、5月頃に特に目立って多い症状があります。
それは…「腰痛」なのです。腰痛の理由は様々です
まず一番多いのがやはり「連休中に無理をして動きすぎた」というものです。
普段忙しくて運動不足気味の状態であるのにも関わらず、外気温が上がり
急に活発に動いてしまったことにより引き起こされた腰痛です。
また4月から一人暮らしをする学生さん
や転勤
になった方々が引越しをされる際に重いものを持って腰痛
に、というお話もよく耳
にします。なぜか引越しをされるご本人よりも、サポートに行ったご家族の方が腰痛
になられていることが多いです。巣立たれるお身内を心配するが故に、お手伝いを頑張りすぎたのかなといつも想像しています
これらの様にこの時期は生活やお仕事での環境の変化がどうしても大きくなりがちです。お仕事
の内容に至っても「立ち仕事が増えた」「車
の運転が増えた」など微妙な変化も要因のひとつとしてあると思います
その他にも、この時期独特の寒暖の差による腰痛があります。昼間は半袖
で出歩けるぐらい暑くなりましたが、早朝夜間はまだまだ肌寒い日
があります。夜間に体を冷やしすぎて、朝起きる時に「グキッ」となられる方もいます
まさにぎっくり腰症状の典型例です
俗に言われる「五月病」もこれら「腰痛」との関連性が否定できません。4月の環境の変化⇒昼間に腰など体が痛い
⇒夜も痛くて眠れない
⇒寝不足
も重なり心身共に寝起きがつらい⇒さらに昼間にストレス
が蓄積されて増悪、という負のスパイラルが発生します
どこかでこのスパイラルを自らのために断ち切ってあげなければなりません…。
肝心の対策ですが、この時期の環境の変化そのものは避けることができませんので、その他の部分で自分の体を順応させる必要がありますまず心掛けて頂きたいことは「体を冷やさないこと
」です。それにより上記のような「冷えからもたらされる腰痛
」はもちろん、季節の変わり目の風邪
などからも体を守ることができます。
次に「普段からできるだけ外に出て日の光を浴び、軽い運動
を行うこと」です。肉体を活発な状態に慣れさせ、精神的にもストレスの少ない状態にすることができます
常に動ける体にしておくことが、心身共にとてもよい影響をもたらします
さらに私共がお手伝いできる鍼灸治療では、腰痛
など局所的な痛みの治療はもちろん全身治療により自律神経のバランスを整える作用も期待できます
もし行き詰まった場合、いや、行き詰まる前に一度当院にご相談頂ければと思います
季節的にはとても良い時期です。健やかな心身でこの素敵な季節を満喫しましょう
神戸東洋医療学院付属治療院 谷口 龍祐