梅は6月~7月が収穫時期で、梅干し、梅酒、梅シロップ、梅ジャムなどに加工して頂きます。みなさんは梅をどのように召し上がりますか?

近畿地方ではすでに梅雨明けが発表されましたが、なぜ「梅雨」と書くのか興味があり調べてみました。

諸説ありますが梅の実が雨の水分や日光を浴びて熟すことから「梅雨」となり、「つゆ」と呼ぶのは雨の露(つゆ)に関係しているという説があるそうです。

今回は昔から身近にある今が旬の「梅」についてご紹介します。

 

≪梅の効能・効果≫

 

☆食中毒予防

梅干しに含まれるクエン酸に細菌の増殖を抑える効果があります。これからの季節は特にお弁当やおにぎりに入れるのがおススメです。

 

☆整腸作用

梅干しには腸内善玉菌のエサとなる植物性乳酸菌と、悪玉菌を抑制するカテキン酸が含まれており、相乗効果でより高い整腸効果が期待できます。

 

☆カルシウムの吸収促進

梅干しに含まれるクエン酸の作用でカルシウムの吸収が促進され、骨粗鬆症予防になります。

 

☆動脈硬化予防

梅干しにはアンジオテンシンⅡという血管収縮性作用のあるホルモンの働きにより、血圧上昇を抑え、血流をなめらかにする作用が働き、動脈硬化の予防になります。

 

☆疲労回復

梅干しには筋肉にたまった乳酸を分解するアミノ酸が豊富に含まれており、夏バテ予防になります。

 

☆食欲増進

梅の酸味成分に唾液の分泌を促進し食欲を増進する働きがあります。また、食前酒として梅酒を飲むこともアルコール作用で胃液分泌が促進されます。

 

☆血行促進

梅干しを加熱すると「ムメフラール」という血液の流動性を高める成分が生じます。血流を改善し血栓の形成を予防しますので、日常的に摂取していると良いそうです。梅干しを温かいお湯に入れて飲むのもおススメです。

 

☆美肌効果

クエン酸の作用で新陳代謝が促進され、ポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化成分により、美肌と老化防止が期待できます。

 

梅が持つ効能はまだまだあります!!驚くほどパワーを秘めた食材ですね。これからの熱中症対策にも梅干しを取り入れてみてはいかかでしょうか。

梅干しの塩分が気になる方は減塩のものを選んでみてください。1日1個程度を目安にどうぞ。私はお豆腐に梅肉を乗せて頂くのが大好きです。大葉があれば最高ですね!

 

特にこの時期は体調の変化を感じやすくなりますので、旬の食材を取り入れて、元気に夏を迎えましょう!!

体調を整えるためにも是非鍼灸をご活用くださいね。

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

藤岡友子

よくある症状はこちら

 

********************

神戸 三宮で鍼灸といえば

 神戸東洋医療学院付属治療院

********************