清少納言の枕草子。

 春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かり、紫だちたる雲の細く

たなびきたる。夏は夜。……… と続きます。春はあけぼの。を現代語訳す

ると、『春は夜がほのぼのと明けようとする頃(が良い)。

(日が昇るにつれて)だんだんと白んでいく、山際の辺りがいくらか明るく

なって、紫がかっている雲が横に長く引いている様子(が良い)。』 となります。

まさしく東洋医学的に考えても、春は代謝が低下している冬から、身体が目覚めて動き出す季節です。

体内では秋から冬の間に溜め込んだ栄養が雪解けのようにじわじわと流れ出てきますほっとした顔ぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)

 

 冬に溜め込んだ栄養は身体に良いものばかりではありませんねexclamation

寒い冬には、栄養価の高い身体を温める塩気のものや黒い食べ物などを食べるのがいいですうまい! (顔)

しかし、現代社会ではクリスマスやお正月などのイベントで血液をドロドロにしてしまうようなものを過食して

しまいがちですがまん顔あせあせ (飛び散る汗)寒い冬は代謝が低下しており体調が変わりにくいのに、さらに追い討ちをかけるように

白砂糖、チョコレート、キンキンに冷えたビール、アイスクリームなど、身体を芯から冷やしてしまうものを

食べ過ぎて春を迎えてしまいます。 

 

 東洋医学では、春夏秋冬それぞれに働きが高まる臓腑が

決まっています。春は肝の季節です。簡単に言うと肝臓に負担のかかる季節です。肝臓に栄養を与える関係

であるのは冬の腎です。ですが腎が上記のような冷えと不養生によって弱っていると春に肝臓はパワーの

少ない状態でのスタートとなりますがまん顔あせあせ (飛び散る汗) 東洋医学での肝の仕事は『疏泄(そせつ)』といい、全身の気や血、

リンパ液の運行、血流量の調節、胆汁の生成などを行います。西洋医学的な肝臓の働きは、糖やたんぱく

質、脂質の代謝・解毒などです。

 

冬に溜め込んだ栄養と老廃物は肝の働きによって通常はサラサラの血液になり全身にめぐるのですが、

不養生によって解毒機能の低下した肝臓ではドロドロの血液を全身に巡らせてしまいます。

分解しきれなかった老廃物は蕁麻疹(じんましん)や湿疹、アトピーの原因となります。花粉がピークを

迎えているこの季節は、粘膜についた花粉を流すために血流をよくしようとするのですが、ドロドロの

血液ではサラサラの血液に比べて流れが悪いのでもっと流れをよくするために血管は広がろうとし、

アレルギー症状を引き起こすヒスタミンなどが分泌され、くしゃみ、鼻水、目の痒みなどの症状が

出るのです。

また、オーバーヒートぎみの肝は頑張りすぎて熱をもつこともあります。

そうなると肝の上にある肺に熱がいき、咳がでたり、頭に熱が上りすぎて怒りやすくなったりします危険・警告 (!)

 

 大切なのは肝・肝臓の疏泄・解毒機能を上げることです。 血液をサラサラにする抗酸化作用の

あるものや旬の山菜などを食べて肝・肝臓の働きを助けてあげることです指でOK

  鍼灸で肝の代謝を助けてあげることによって疏泄、解毒の機能が高まり血液の質を改善させ、

漢方薬を併用することでその効果はいっそう高まります。冬の不養生や体調不良によって花粉症や

アレルギーが悪化していても局所治療により一時的に症状をおさえることもできます。 

食べたものや過ごし方で次の季節の体調が決まるとなるとこれからは梅雨や夏のことも意識した過ごし方が

必要ですねexclamation 最高の夏を迎える為に東洋医学の知恵をご活用下さいぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい) 

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院 岡田 泰彰  

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