「気持ちいい」の大切さ 〜からだの神秘〜
毎年毎年、同じ事を言うことになりそうですが・・・
今年の夏は、本当に暑かったですね(汗)
もう9月に入りましたが、まだまだ暑さは続く様子。
少し外を歩いただけで、滝のような汗が出てしまいます。
そうかと思えば、建物の内に入ったり、電車に乗ったりすると、上着を着たくなるほどの冷え冷え状態。
頻繁な温度変化の中でも一定の体温を保つために、体は一生懸命に働き、調整してくれています。
夏の間、「なんか疲れるなぁ」「なかなか食欲が湧かないなぁ」と感じていたのは、体が頑張ってくれていた証拠。
知らず知らずのうちに疲労が蓄積しています。
季節のいい時には、運動習慣があった方も、なーんだか億劫になり体を動かす機会が、少なくなってはいないでしょうか?
「ドキーっ」とした あなた。
まずは、頑張ってくれている体を、どうぞヨシヨシ労ってあげてくださいね。
そして、体に「気持ちいい」のご褒美をあげるべく、簡単な体操を【やりやすい側】だけやってみましょう。
この【やりやすい側】 だけをやる、というのがとっても大切です。
多くの方が体操をする際に、やりにくい側や、動かしにくいところを頑張って動かしがちです。
“痛いけど、もっとグイグイ” “辛いけど、さらにグイグイ”
しかし、このやり方では脳が “体を侵害する動き“ と捉え、逆に防御反応が出てしまいます。
これでは、ますます動かしずらく、やりにくい体へと導くことにつながるのです。
やっていて「気持ちいい」「やりたくなっちゃう」という心地いい方の動きを繰り返すと、
あら、びっくり!
体はほぐれ、「やりにくいなぁ」と感じていた動きも、「やりやすい」に変化します。
“気持ちよく体を動かす”ということは、脳や神経を介して、体全体を気持ち良くさせてくれるのです。
「やらないといけない」というよりも、“やりたくなる体操”を、ぜひ穏やかな気候を迎えるまでの習慣にしてみてください。
~簡単な体操をご紹介~
① 仰向けで寝転ぶ
② 両膝を立てて膝と足を揃える 両手は肩の高さで横に広げる
③ 膝と足を揃えたまま、右に膝を倒す (いけるところまで)
④ 元の姿勢に戻る
⑤ ③と④をゆっくり、スローモーションで4回繰り返す
⑥ 膝と足を揃えたまま、左に膝を倒す (いけるところまで)
⑦ 元の姿勢に戻る
⑧ ⑥と⑦をゆっくり、スローモーションで4回繰り返す
⑨ 右と左で、やりやすかった側を決める
⑩ やりやすい側だけ、10回×3セット
⑪ 大の字で休憩
⑫ やりにくかった側を2回だけ 最初との変化を確認
⑬ やりやすい側を10回
⑭ 大の字で休憩
※動きの中に痛みなどがある場合は、すぐにやめましょう。動かしている時は、からだの様子をよく観察してください。
※左右違いがない場合は、左右交互に10回×2〜3セット
※体操の内容は、どんな物でも構いません。
神戸東洋医療学院付属治療院 北條 直
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神戸東洋医療学院付属治療院
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