自己流は危険
日頃から自身の体に気を付けている方は年々増えてきています。
同時に「これを食べたら痩せる」や、「〇〇は健康にいい」「デトックス効果のある〇〇」など、世の中には様々
な情報が溢れかえっていることも事実です。一部の健康法、治療法、健康食品などでは科学的な根拠がなく
世間から消えてしまうものも少なくありません。悩んでいる人が多いほど、間違った情報に左右されるケース
が後を絶ちません。
治療やセルフケアの代表である“マッサージ”や“ストレッチ”にも意外と知られていない事がたくさんありま
す。皆さんは間違ったやり方でマッサージやストレッチを行い、逆効果になっていませんか?
《ストレッチ編》
・柔軟性は高いほどいい?
⇒確かに体が柔らかい事は良い事です。しかし柔軟性が高い=関節可
動域が大きいという事になり、それを動かすためには大きな力が必要で
す。つまり大きな力(筋力)が伴わず柔軟性が先行してしまうとかえってケ
ガにつながります。脱臼などで関節がルーズになると治療に時間がか
かってしまいます。
・サウナの中で伸ばすのは気持ちいい?
⇒サウナで汗をかいてストレッチは気持ちいいですよね。しかし、サウナで汗をかくと血液中の水分が減り、
粘度を増し、血流が悪くなります。さらにストレッチを行うことにより一気に血流を良くしようと体は頑張ってし
まった結果、血圧が上がってしまいます。サウナ中は絶対にやめてくださいね。ストレッチはサウナ後に水分
補給をした後で
《マッサージ編》
・デスクワークの疲れはその日に揉みほぐす?
⇒デスクワークの疲れは筋肉が使われず硬くなり、血液の循環が悪くなっ
ていることで起きます。マッサージの効果も十分得られますが、こういった
場合は運動をすることです。筋肉を積極的に動かすことで血液の循環を改
善し、翌日もスッキリ働く事ができます近くの公園でウォーキングでも効
果的です
・痛くないのは効いていない証拠?
⇒施術に対して「痛み」を効き目のバロメーターにしている人がい
ます。本来、痛みは体が正常でない状態を知らせるサインとして起
きます。こういったサインにより体は臨戦態勢をとり、筋肉を緊張状
態にし、収縮を促進します。この状態では効果的に筋肉をほぐすこ
とができません。また、痛い施術を繰り返すことで感覚が鈍化し、
強い刺激がないと満足できなくなってしまいます。これは「もっと強
く」の悪循環となるので要注意です
ほんの一例ですが、ストレッチやマッサージにもタブーは存在します。せっかくのケアがかえって悪い方向
に効果が向いてしまうことは残念なことです。普段から施術を受けている方もそうではない方も鍼灸治療は
こういった日常のケアも同時にお伝えしております。
治療+セルフケアでさらに良い状態で体を維持しましょう
神戸東洋医療学院 付属治療院
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