センバツ、始まります。
移転後、大きくなった付属治療院の窓から見える空の色や、入ってくる日差しに春の気配を感じるようになりました。
近くの公園のユキヤナギも満開に近づき、桜の木を見上げるとたくさんの蕾をつけているのがわかります。
道を歩いていても漂ってくる花の香りに、思わず周りを見渡すことが多くなりました。
とはいえ、ここ数日は冷え込みが厳しく、今朝の六甲山頂は真っ白です。
まだまだ冬物の上着は手放せません。
まさに三寒四温ですね。
連日、プロ野球のオープン戦が繰り広げられていた甲子園球場では、まもなく第88回選抜高校野球大会が始まります。
阪神甲子園駅の列車接近メロディも今年の入場行進曲「もしも運命の人がいるのなら」に変わっています。
先日、「最年長メジャーリーガー、鍼灸が現役を続けられる秘密、と激白」という記事を目にしました。2014年11月にEverydayHealth.comに掲載されたものです。
メジャーリーグのチームの1つである、クリーブランド・インディアンスのJason Giambiは現在では現役を引退していますが、
2014年当時メジャーリーグ最年長選手として活躍し、メジャーリーグ史上最高齢でサヨナラホームランの記録を持つ選手として知られていました。
Giambiは自身の年齢を考慮し、体力を維持する方法を模索していたといいます。
「鍼灸の治療を取り入れた当初は随分チームメイトたちにからかわれたけど、今ではもうそんなことはなくなったよ。
『彼は43歳なのにまだプレーできている。自分も試してみよう』って、他のチームメイトにもあっという間に広がったんだ。
今では若いチームメイトたちも鍼灸を定期的に受けて効果を実感しているよ。」と話しています。
クリーブランドクリニック・統合医療センターのチーフ鍼灸師であり、インディアンスのチーム鍼灸師としても活躍するJamie Starkey氏は、鍼灸の他にも、ヨガやReikiマッサージなどをGiambiのルーティンとして積極的に取り入れていました。
Starkey氏は鍼灸の効果について次のように語っています。
「鍼灸で固まった筋肉をほぐすことで、実際に怪我を防ぐことができている。」
「鍼灸などの東洋医学を取り入れることで免疫力を高めて睡眠の質を上げるので、体全体の調子が良くなりストレスを管理できるという素晴らしい効果が生まれている。」
「西洋医学と東洋医学を融合させることで、選手生命を長く伸ばすことに成功している。」
インディアンスのチームドクターは、チーム専門の鍼灸師がいる球団は他にはないだろうと語っています。
インディアンスでメジャー最年長の選手が活躍できていたのは、鍼灸師の存在によるところが大きいようです。
日本の場合、多くのプロスポーツチームをはじめとし、現在では大学や高校のチームにも鍼灸師の資格を持つトレーナーが在籍する等、定期的に鍼灸施術を受けられる環境が整っているところが増えてきています。
これは鍼灸の効果を第一線で活躍するアスリートたちが認めている証拠です。
活躍した選手のインタビューで鍼灸師への感謝が述べられたり、選手たちの活躍を陰で支えた存在として鍼灸師が取り上げられたりすることも、以前よりずっと増えた気がします。
高校球児のはつらつとしたプレーを応援しに行くもよし。
その姿を見ながら、陰で支えている人たちに想いを馳せるもよし。
まだ少し肌寒い甲子園に足を運んでみませんか。
神戸東洋医療学院 付属治療院
池田 朋子
(当学の卒業生のスポーツトレーナーの紹介はコチラ!)
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神戸 元町 三宮ではりきゅう・鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
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