新年おめでとうございます。

2019年、最初の治療院ブログです。今年もよろしくお願い申し上げますわーい (嬉しい顔)

 

世間では『平成最後のお正月』といわれていましたが、

過ごし方はいつもと変わらないものです。大晦日には年越しそば、

元旦にはおせち料理。さらに家族や友人と過ごす中で、

美味しいものにたくさん囲まれて過ごしていました。

そして、お正月にはお餅を食べる機会も多くなります。

そろそろ鏡餅をぜんざいにして食べようかと、鏡開きの準備をしている方も

いらっしゃるかと思いますうまい! (顔)   ぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)

 

鏡開きは、お正月に神様や仏様に供えられていた鏡餅を下げ、それを食べるという風習で、

神様や仏様に感謝しながら餅を食べることによって、無病息災を祈願する行事です。

関西では「松の内」が明ける1月15日に鏡開きを行うところが多いそうです。

 

鏡開きの時のぜんざいは、美味しい反面食べ過ぎてしまい、太るのではと心配になってしまいます。

ただでさえ、休み明けの今頃には、体重増加や身体のむくみなど、正月太りに悩んでいる方も

多いはずです。しかし、ぜんざいに入っている小豆の特性を知れば、

その心配も少しは軽減されるかと思います指でOKぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)

 

まず、餅は東洋医学では「甘」という性質を持った食べ物です。

この「甘」の食べ物は、摂りすぎると胃に負担がかかってしまいますがまん顔あせあせ (飛び散る汗)

「陽」の性質も持っているため、消化管の炎症を促進させてしまう可能性もあります。

 

気や栄養がしっかりと身体中に回らなくなるので、全身がだるくなったり

疲れやすくなってしまうこともあります。お正月にお餅を食べ過ぎると、

消化不良で胃がもたれたり、疲れやすいと感じることが増えるので、

注意しましょう。

 

では、食べ過ぎてしまった時にはどうすればいいかというと、東洋医学の考え方で

「相克(そうこく)関係」にあたる食べ物を摂ることです。

相克とは、互いに相手に勝つ関係のことです。

五行説で五味は「酸(すっぱい)・苦(にがい)・甘(あまい)・辛(からい)・鹹(塩からい)」の性質に

分けられるのですが、「甘」の相克にあたるのは「酸」です。

 

そして、「酸」の性質を持つ食材の一つがぜんざいに入っている「小豆」です。

ぜんざいのお餅と小豆の組み合わせは、実は東洋医学的に

とても良い組み合わせだったのです。小豆の持つ「酸」の性質は、

強い利尿作用と解毒作用を持ち、むくみの解消にも良い食材です。

また、小豆そのものが、食物繊維・炭水化物・たんぱく質・ミネラル・ビタミン類・ポリフェノールも豊富に含んだ食材で、コレステロールを下げ、血圧降下や疲労回復、便秘解消に役立つと

いわれています。お餅の良くない性質を補ってくれていますね。

 

このように小豆は栄養豊富で万能な食材ではありますが、

「あんこ」になった場合は砂糖をたくさん使ってしまうため、

カロリーが高く肥満につながってしまいます。ぜんざいを作る時には

砂糖は控えめにして食べ過ぎないようにだけご注意ください危険・警告 (!)

 

 

あとは、鍼灸治療も、胃の疲れやむくみの軽減に効果的です。

正月疲れは早めに解消させて、良い2019年をスタートさせましょうexclamation

 

 

 

神戸東洋医療学院 付属治療院 池辺 由実

 

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