付属治療院の谷口です。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

 寒かった日々に別れを告げ、今年も初夏を迎えました。次はあっという間に梅雨の季節がやって参ります。季節の移り変わり、とても早いものですねあせあせ (飛び散る汗)

このめまぐるしい季節の変化になかなか体がついて行けなくなる時期ではありますが、梅雨の時期の過ごし方など、このひとつぼでも過去に幾度となくお話させて頂いています。ぜひバックナンバーもご参考になさってくださいね。

今回のひとつぼでは視点を変え、この時期に増えてくる「食中毒」についてお話させて頂きたいと思いますほっとした顔

 

 

 

 

 食中毒は大きく分けて3つに分類できます。それぞれ「細菌性食中毒」「ウイルス性食中毒」「自然毒食中毒」です。

夏季に多そうなイメージの食中毒ですが、上記3種類の食中毒を合わせて集計するとでは実は冬季が一番多いのです。その理由として、ノロウイルスに代表される「ウイルス性食中毒」が多くなるからだと言われています。逆に夏に増えてくるのが「細菌性食中毒」です。

よってここでは、この時期に注意すべき「細菌性食中毒」にフォーカスしてお伝えさせていただきます。

 

 

 平成30年の原因物質別食中毒発生事故件数では1位がアニサキス、2位がカンピロバクター、3位がノロウイルスとなっています。

「アニサキス」は皆様、お聞きになったことがあると思います。魚介類を生食した場合に感染する食中毒ですが、これは季節を問わず1年中発生します。

となると、これからの時期に特に注意すべき食中毒は「カンピロバクター」ですがまん顔がまん顔

 

地域で食中毒事件が発生した場合、医療機関には都度事象発生FAXが流れるのですが、梅雨頃からカンピロバクターによる食中毒の発生報告が増えてきます。つい数日前にも神戸市内飲食店での事象発生報告書を見ました。

普段あまりニュースになることがないので気付かないのですが、実は結構、食中毒事件は多いのです。さらに自身の体調不良などを疑い、食中毒として通報されない場合も多いため、実数はかなり多いと想像できます。

 

  ではこのカンピロバクター食中毒は何が一番の原因かと申しますと「生、及び加熱不十分の鶏肉及びその内臓肉を食したこと」です。

潜伏期間は2~3日間、症状は下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などですが、カンピロバクターは他の食中毒と比べ1日最高便回数が多く、血便を伴う場合もあります。万が一これらの疑わしい症状が出ましたら、速やかに医療機関を受診ください。

自然治癒する場合も多いのですが、抗菌剤などの服用により早期に症状を抑えることもできます。ちなみに私は普段から生の鶏肉はできるだけ口にしないよう気を付けています。

 

 

 この時期はどうしても会食なども多いと思いますが、普段から口にするものには十分に気を付けていただき、また万が一の際でも外敵からご自身の体を守れる免疫力を普段から付けていきましょう手 (グー)わーい (嬉しい顔)手 (グー)

私たち神戸東洋医療学院の鍼灸治療のプロがそのお手伝いをさせて頂きます。

また、現在インフルエンザが再び猛威をふるい、それによる学級閉鎖も相次いでいます。様々な外敵からしっかり身を守り、活動的にこの時期を楽しみましょうるんるん (音符)るんるん (音符)

 

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院 谷口龍祐

 

 

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