新型コロナウイルスによる影響で外出を控えていらっしゃる方も多いかと思います。しかし、日光に当たらない日々を過ごすと免疫力を上げるチャンスが減ってしまう可能性があります。免疫力を上げたい方、自粛生活で気分が沈みがちになっている方にお勧めなのが日光浴です晴れ

 

日光浴とは、健康のために体に太陽の光を浴びることです。中国には「すべてのものは太陽のもとで成長する」という諺があります。太陽は全ての生命の源であり、成長するにあたって必要であるとされています。

そこで今回は、日光を浴びると体にはどのような効果があるのかをご紹介します。

 

<日光浴の効果>

①骨を健康にする

太陽光の紫外線により体内のコレステロールからビタミンDが生成され、カルシウムを効率的に吸収することができます。さらに骨の新陳代謝も活発に行われるようになるため、歯や骨を健康な状態に保つことが出来ます。

 

②筋肉を強くする

日光浴によって生成されたビタミンDが筋肉に取り込まれ、たんぱく質が効率的に合成されることで、筋肉を強くすることができます。

 

③免疫力をアップする

細菌やウイルスが体内に侵入した際に、自分の体を守るため免疫機能が働き、白血球は活性化します。太陽の光を浴びることで生成されたビタミンDは、白血球の中の免疫細胞であるNK細胞とマクロファージ(貪食細胞)の働きを促進してくれるので、さらに免疫力を上げることができます。

 

 ④精神を安定させ、心身ともにリフレッシュ

太陽を浴びると、体内からストレスに関係するセロトニンというホルモンが分泌されて心と精神を安定させます。セロトニンは食べ物や運動などによっても作られますが、日光浴でも作られます。リフレッシュしたい時に簡単に取り入れることができるのでおススメの方法です。

 

⑤陽気を補って全身を活性化する

東洋医学では人体を構成する基本物質の一つに「気」があり、重要な役割を担っています。人体の生理機能はすべて陰陽の協調関係によって保たれており、外部環境と人体の内部環境の変化によって陰陽のバランスが常に変化します。例えば、気温の低い冬や、夏場でも冷房に長い時間当たってしまった時、冷たい物を食べすぎた時など、体の陽気が減少する可能性があります。陽気は体のバリア機能としての働きを備えており、不足すれば免疫力が落ちて病原物質に対しての抵抗力が弱くなってしまいます。

陽気を補うには太陽光を浴びることです。特に背中には陽にあたる経絡が通っているため、背中に日光を当てて温めるのはおススメです。背筋が伸びるような感じがして気持ちがいいですよ。背中を通して全身が温められ、血行が良くなれば新陳代謝も高められます。

 

 <日光浴のやり方>

日光浴は四季を通じて行うことができますが、行う時間帯は地域や季節によって異なります。

・頻度・・・目安は1日に15分程度、週に3~4回です。

 

・場所・・・川岸、草地、運動場、バルコニーなど、人混みが少なくゆったりと座ったり横になることができるところが良いでしょう。

 

・方法・・・座ったり横になったり、何度か体勢を変えながら行いましょう。特にツボが密集している背中に日光を浴びるようにしましょう。外出することが出来ない方や外出を控えている方などは、カーテンを開けて窓際で過ごしたり、ベランダや庭で読書等をしながら日光浴を行いましょう。

 

・注意事項・・・夏の日光浴は日差しが強すぎるので、熱中症にならないように十分注意する必要があります。また、体力が低下している時(出産後、重度な心臓病、重度な貧血など)は無理のない範囲で行ってください。

より良い健康な身体を目指して、毎日少しでも日光浴をする機会をつくるように心掛けましょうぴかぴか (新しい)

 

 よくある症状はこちらから

 

神戸東洋医療学院付属治療院より

 

********************

神戸 三宮で鍼灸といえば

  神戸東洋医療学院付属治療院

********************