夏のお灸
皆さん、こんにちは。
長い長い梅雨が明けていよいよ夏本番ですね
今年の梅雨は大変な雨量で災害も多く心配なお天気が続き、また体調崩された方も多いと思います。
では何故梅雨時期に体調を崩しやすいのでしょうか。
湿度が高いと汗が上手く蒸発できず、体温調節が出来なくなってしまいます。
私たちの身体にある視床下部は体温調節を主るところですが、自律神経機能の調節を行う中枢でもあるのです。
ですので、ここの調子を崩すと自律神経が乱れて身体や頭が重だるくなったり、疲れやすい、しんどいなどの症状が出てくるのです。
また、東洋医学では長夏(夏の終わりの1か月)の時期は体の外から「暑邪・湿邪・外邪」と呼ばれる邪気が入り体調を崩しやすくなります。
古代中国では「春と夏は陽気を養い、秋と冬には陰気を養う」とあります。
要は自然の摂理に逆らわず、暑い時期に体力を消耗させないように体内の身体を温める力を守ることが秋冬の健康を守ることにつながるのです
そこでお灸での養生をご紹介したいと思います。
お灸には自律神経調節機能や免疫を高める作用もありますので大変おすすめです
使用するツボは下記などが良いでしょう。
・足三里(あしさんり)
…膝蓋骨(しつがいこつ)の外側のくぼみから指4本下がったところ。松尾芭蕉も愛した万能つぼ。主に消化器系を整える。
・湧泉(ゆうせん)
…足の指を曲げたときにできる足底のくぼみ。元気が泉のように湧いてくるところ。
・陰陵泉(いんりょうせん)
…すねの骨の内側を下から膝に向かってあがり、カーブしてくぼんでいるところ。水分代謝や消化器能を整える。
・気海(きかい)
…おへそから指2本下がったところ。気の海、元気、自律神経を整える。
・大都(だいと)
…足の親指第一関節の内側にある、つま先側のくぼみ。体の重だるさ、消化器系を整える。
・太白(たいはく)
…足の親指第一関節の内側にある、かかと側のくぼみ。体の痛み、消化器系を整える。
・太衝(たいしょう)
…足の甲にあり、親指と人差し指の骨が交わるくぼんだところ。ストレスの軽減、お腹の張りを抑える。
お灸で暑い夏を乗り切り、秋冬も元気に過ごせるように準備をしていきましょう
神戸東洋医療学院付属治療院
*************************************************************************
神戸三宮で鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
*************************************************************************