10月になりすっかり秋となりましたもみじ

これから冬に向けてどんどん寒くなっていきますが、中医学を学んだ我々鍼灸師は季節の変化をどう捉えているかご存じですか?

 

古代中国の哲学には「陰陽」という概念があります。万物は陰と陽に分けることができます。そして日本人であればこの概念は既に身についている人が多いはずです。例えば、「女性」と「男性」ではどちらが陽でどちらが陰に属すでしょう?「火」と「水」では?おそらく皆さん答えられたと思いますひらめき

この様に我々に既に身についている陰陽の概念を用いて、鍼灸師は季節の変化を説明します。

夏は陽気(温かい気)が盛んです。地上は陽気に満たされていて、陰気(冷たい気)は地中に隠れています。夏至に陽気の量がピークを迎えると、次第に陽気が地中に、反対に陰気が地中から地上に出てきます。そうすると季節は秋に移り変わります。そのまま陰気が地上に増えていくにつれ、秋から冬になっていき、冬至に地上の陰気の量はピークを迎えます。そうすると次第に陰気が地面の中に、反対に陽気が地中から地上に出てくることで春を迎えます。古代中国の哲学では、こうした陰陽バランスの変化により、季節が変化すると考えられています。

 

ここでもう一問。  

「春には地震が多い(諸説あり)と言われていますが、古代中国人はその理由を陰陽の概念でどのように説明していたでしょうか?」

 

難しいですよね(笑)。冬から春にかけての陰陽の変化をみると答えがでてきます。冬の地上は陰気に満たされ、陽気は地中に隠れています。この地中の陽気が地上に出ることで春を迎えるのですが、何らかの原因により地上の陰気の力が強くなると、陽気が地中から出にくくなります。

「それでも何とかして地上に出ようとする陽気の力により地面が震える。」

これが春に地震が多い理由ではないかと古代中国人は陰陽の概念を用いて説明していました。とても興味深いですし、自然に対する昔の中国人の観察力、想像力のスゴさを感じますねほっとした顔ぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)

 

我々鍼灸師は自然現象だけではなく、人の体も陰陽の概念を用いて観察し、それを治療に応用しています。陰陽バランスがとれていること=健康です。ぜひみなさんも体の陰陽バランスを鍼灸治療で整えて健康的に「味覚の秋・スポーツの秋」を楽しみましょう指でOKぴかぴか (新しい)

  

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院 武岡 崇介

 

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