近年、「脳トレ」「筋肉貯金」「腸活」など、健康寿命を延ばす活動が、とても話題になっています。

今回は、それらに加わる『骨活(ほねかつ)』についてのお話です。

皆さんはこの言葉、ご存知ですか?

 

厚生労働省が、国民の健康づくりをサポートする「健康寿命をのばそう スマート・ライフ・プロジェクト」という取り組みを行い、WEBサイトなどで様々な健康情報を発信しています。

その一つに、2023年10月「骨活のすすめ」と題し、年齢に合わせた骨を丈夫に保つ知識や予防方法が伝えられていますので、その内容を少しご紹介します。

 

 

『骨活』は、骨粗鬆症の予防が主な目的ですが、土台となる骨の形成は、10代の過ごし方がとても大事になることから始まります。

 

・10代の「栄養」「運動」「睡眠不足」は、成長期の骨形成が阻害され骨折しやすいこと

・10代~30代に、「過度なダイエット」はしないこと

・20代~30代は、妊娠出産までに体を丈夫にしておくことの大切さと、「運動習慣」を持つこと

・40代~50代は、「更年期」の過ごし方と、骨密度測定の推進

・60代以上は、「転倒予防対策」として、部屋を片付けたり、カバンをリュックにしたり、身近な生活環境の見直し、など

 

上記のように、年齢ごとにそれぞれ知っておくと良いポイントが、クイズ式の動画でも紹介されています。

 

そして、どの年代にも共通するのは、「食事」と「運動習慣」の大切さでした。

・バランスの良い食事

・骨に加重負荷がかかる運動(ジョギング、階段上り下り、ジャンプなど)

これらを参考に、年齢や日々の活動量に合わせ、自分にあった習慣を身につけながら、骨を丈夫に過ごしていきましょう。

 

まだまだ沢山の情報が掲載されていますので、興味のある方はサイトをチェックみてくださいね。

 

 ※参考サイト

  『スマート・ライフ・プロジェクト』https://www.smartlife.mhlw.go.jp/

  『骨活のすすめ』https://www.smartlife.mhlw.go.jp/event/honekatsu/

 

 

掲載にはありませんでしたが・・・

幼少期に、好んで高いところからジャンプをしたり、走り回ったり、ぶら下がったりしていた事が、

実は、遊びながら骨に衝撃を与え、丈夫な骨を形成する大切な運動をしていたんだ、と気付かされます。

暑さが和らぐこれからの季節に、子ども達の『骨活』になる遊びを、たくさんさせてあげましょう♪

 

骨密度については、女性の場合、閉経前後から低下していきますので、一度測定を行い、今の骨密度を知っておくことをオススメします。

それ以降は、年代に応じて経過を観察することで、自分の体の変化を骨密度の数値で感じる事ができます。

骨密度は、一般的に年齢の平均値と比較されますが、具体的に自分自身の過去と今の変化を知ることの方が大切です。

今は、検査方法も色々とあり、骨部位ごとの評価や、栄養素など骨形成時の過不足値を、具体的に知ることができます。

 

かかりつけ医や健康診断時に、尋ねてみてくださいね。

 

 

“骨は一日にしてならず!” 日々を大切に!! 皆さん健康に過ごしてくださいね!!!

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

藤岡 友子

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