風邪に隠れる鬼退治
皆様こんにちは、神戸東洋医療学院の谷口です。いかがお過ごしでしょうか。
最近、厳しかった暑さがやっと和らいだ反面、少し気温が下がったことにより逆に体調を崩される方をよくお見掛けします特に朝晩は結構気温が下がってきておりますので、就寝時に体を冷やさないよう、ぜひお気をつけください。
実は現在、通常の風邪のみならず地域によってはこの時期には珍しくインフルエンザが流行しております。ご存じでしたでしょうか。私の甥が通う京都の学校もつい先日、インフルエンザによりまさかの学級閉鎖となっておりましたし、私の知り合いでも不覚にもインフルエンザにかかってしまった方が数人いらっしゃいました
今の状況について内科の先生に伺ってみたところ「ここまで夏のインフルエンザが蔓延することは過去には例がなかったが、環境の変化で今後は増えるかもしれない」とおっしゃっていました。
夏のインフルエンザが流行した理由はいくつか考えられるようです。そもそも昨年冬から今年の春にかけてのインフルエンザは従来と異なり、A型に2度感染したり、A型とB型の両方に感染したりする方も多く、今までにないくらいの大流行をみました。さらに症状にも変化があり、発熱等はまったくなく嘔吐のみを訴える患者さんも多かったようです。
従来では風邪だろうと流されるような症状でも、そこにインフルエンザが根強く隠れており、そのおかげで5月~6月頃まではまだインフルエンザの患者さんがちらほら残っている状態でした。
それに加え、今年のようにスギ花粉が多く飛散した年は鼻の粘膜が強く傷つけられてしまい、それがよりインフルエンザに感染しやすい状態を作ってしまいます。また夏の厳しい暑さ、急な冷え込み、など寒暖の激しい時期を経ることにより、皆様の免疫力も下がり、今年の夏のインフルエンザ流行を作り出したのではと言われています。
インフルエンザや風邪が蔓延する12月~3月頃に比べ、この時期はどうしても警戒心も薄れますので、防御力が弱くなってしまいます。実は私もかなり油断してしまっております…。この時期は大丈夫だろうと思わず、しっかり手洗いやうがいを行い、日ごろから予防を心がけることが大切です。皆様、気をつけましょうね。特に人混みは要注意です
東洋医学的には、特に生命力の源と言われている「腎(じん)」の機能の低下が、免疫力の低下に深く関わっていると考えられています。「腎」へエネルギーを蓄えるためには、体を冷やさないこと、質の良い睡眠を心がけることが大切です。
鍼灸治療でもこの「腎」の機能を正しい状態に戻し、体の免疫力を上げる作用を促すことや、自律神経を整えることにより免疫力を上げることができます。ぜひ、三宮の神戸東洋医療学院付属治療院にお越しください。我々が皆様のお体を健やかに保つお手伝いをさせて頂きます。
これからの寒い季節を一緒に楽しく乗り切りましょう
神戸東洋医療学院 付属治療院 谷口龍祐
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神戸三宮で鍼灸といえば
神戸東洋医療学院付属治療院
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