見えないけれどあるんだよ
みなさん、「坐骨(ざこつ)」という骨をご存じでしょうか。
今、座ってこのブログを読んでくださっている方の、座面に当たっているゴリゴリとしたところが、
「坐骨」です。
座面とお尻の間に手を差し込んでもらうと、より、骨の感じがよく分かります。
この「坐骨」、すごいんです!
「坐骨」は、「骨盤」の一部分で、股関節に影響する筋肉がたくさん付着しているところであり、
骨盤底筋群も膝を動かす筋肉も「坐骨」に付着しています。
「坐骨」を意識するということは、骨盤全体の動きにも、股関節や膝の動きにも関与します。
立つ・座るの動きを、「坐骨」から意識してあげると、太ももや腰への負担が少なくなりますし、
開脚や膝を動かすこともスムーズに行いやすくなります。
非常に残念なのが、自分の目で直接見ることができないこと。
存在がなかなか分かりづらく、イメージもしにくい。
でも、そこにいつもいてくれて、しっかりと体全体をサポートしてくれている。
見えないが故に普段なかなか意識することはない骨ですが、意識をしていただいて損のない「坐骨」。
素晴らしいみなさんの体の一部です。
まずは、「坐骨」をモゾモゾ。
椅子の上でも床の上でも「坐骨」をモゾモゾ、動かしてみてください。
片方ずつ持ち上げていただいても構いません。
右の坐骨を持ち上げようとすると、左の坐骨の上に体重がかかるのが分かります。
左の坐骨を持ち上げようとすると、右の坐骨の上に体重がかかるのが分かります
この動きを、左右交互にやっていただくと、「坐骨ウォーク」ができます。
いわゆる “お尻で歩く“ なのですが、
前後には進まず、その場で足踏みをするような形で繰り返してください。
椅子に座っても、長座でも、三角座りでも、開脚でも、どの姿勢でも構いません!
床の上より椅子の上の方が、易しくできます。
ぜひ、はじめてみてください♪
神戸東洋医療学院付属治療院
北條 直
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神戸東洋医療学院付属治療院
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