今年も猛暑日が続くとても暑い夏になりましたね。

過酷な夏になることは暦の上でも示されています。今回はその理由についてご紹介します。

 

今年は60年に一度の「丙午(ひのえうま)」の年です。

十干の「丙」と十二支の「午」は、どちらも五行の「火」に属するため、火(陽)の気が最高潮に高まる年とされています。

そして夏の季節自体も「火」に属するため、今年は例年にないほどの「火」のエネルギーが集まる、60年に一度の危険な夏を迎えることとなりました。

 

気象庁は今年の20264月に、最高気温が40℃を超える日に警戒を促すため、「酷暑日」を新たな予報用語として定義しました。

まさに今必要な用語だと言えます。

ちなみに35℃以上の「猛暑日」が定義されたのは2007年のことで、約20年で新しい言葉が定められるほど日本の夏の暑さが厳しさを増しています。

 

 

皆さんは「三伏(さんぷく)」という言葉をご存知ですか。

夏の最も暑い時期のことを指す言葉です。

「九夏三伏(きゅうかさんぷく)」や「三伏の候」など時候の挨拶として用いられ、歳時記にも記載された夏の季語になります。

 

この「三伏」とは、夏至以降の3つの「庚(かのえ)」の日のことで、「初伏(しょふく)」「中伏(ちゅうふく)」「末伏(まっぷく)」を指します。

例年は30日間のところ、今年は40日間で10日も長くなっています。

 

2026年の「初伏」は夏至のあとの第三庚の日715日から、「中伏」は第四の庚の日725日から、そして「末伏」は立秋後の最初の庚の日の814日から823日までとなります。

初伏と末伏は決まっていますが、その間の中伏の日数が年によって変わるため、このように期間が長くなる年があります。

 

例年より暑い日が長く続くということは、それだけ体への負担も増えるということになります。

夏の暑さが体を傷つけ、体内に暑邪(しょじゃ)が入り潜伏することを「伏暑(ふくしょ)」といい、秋以降に発症する体調不良の原因と考えられています。

 

その予防として、三伏の庚の日に免疫力を高め、暑邪を追い払うためのお灸=三伏灸(さんぷくきゅう)をすると良いとされています。

冷たいものの食べ過ぎや冷房などで冷えた体にお灸で陽気を補うことは、夏バテ対策になります。また、ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、リラックスするのもおすすめです。

 

 

厳しい夏の暑さはもうしばらく続きます。

体調管理が難しい毎日ですが、睡眠と食事、こまめな水分補給を大切に、養生しながらお過ごしください。

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

藤岡 友子

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