ピロートーク?
皆さま、旧年中は大変お世話になりました。深くお礼申し上げます
神戸東洋医療学院付属治療院一同、今までよりなお一層皆さまの健康維持及び改善にお力添えをさせていただきたいと思っております。
本年も何卒よろしくお願い致します
年末年始はやるべきことが多く、一年のうちで最も疲労が蓄積しやすい時期だと思います。体調を崩されていませんか
この時期になると風邪のみならずインフルエンザやノロウイルスがどんどん拡大していきます
栄養と睡眠をしっかり摂ることにより免疫力を高め、迫り来る細菌やウイルスに隙を与えないことがこの時期は特に重要になります。
そこで今回はこの「睡眠」にターゲットを絞り、少しお話をさせて頂きたいと思います
「睡眠は○時間寝ればよい」という事ぐらいしか言われていなかった昔と比べ、最近では「睡眠時間」だけではなく「睡眠の質」についてフォーカスされることが多くなり、同時にそれらを気にされる方も増えたと思います。この「睡眠の質」を考えるにあたり、最も皆様が気にされている事といえば、やはり「枕」についてでしょうか?実際、私も患者様と日々お話させて頂いている中で「枕が合っていない気が・・・」というフレーズを本当によく耳にします
今では、昔ながらの綿やそば殻のものをスタンダードとし、ウレタンフォームを使った低反発のもの、天然ゴムを使用した高反発のもの、ゲルを用いたものなど多種多様な枕が販売されています一部では古代を思い浮かべるような木枕も流行ってきています。最近ではショッピングモールを歩いていても、オーダー枕のお店を度々目にするようになりました。実際に「枕」は日本国内で巨大ビジネスアイテムに成長しているように感じます
元来いろいろなものに対しての探究心が強い私ですが、恥ずかしながら枕についても同様で、実はたくさん所有しています・・・誰かに話すのはこれが初めてなのですが、ウレタンフォームを使用した枕のパイオニアであるT社の低反発をベースとし、T社の形状が異なるもの、T社のうつぶせ寝専用のもの、タイのメーカーで製造されている高反発のもの、横向きで使用するF社のJ型のものなど10種類ぐらいは所有しています
以前出張が多かった際にはT社の持ち運びができるタイプのものをいつもスーツケースに忍ばせていました
(最近では大半のホテルで枕を選べるようになったので必要ないですね) 「木枕」にも興味があるのですが、痛そうなイメージしか抱けずまだ踏み出せていません。
このように枕難民と化している私ですが、理論的なことはわかっています。それは寝ている姿勢で「頚椎や胸椎、腰椎が本来あるべき自然なカーブを描けるかどうか」ということです(もちろん正面から見た時にはまっすぐであることが理想です)但し、この自然なカーブというのが難しいのです。なぜなら寝ている時の姿勢は一定ではなく、寝返りをうつことにより睡眠時の姿勢を変化させていきます。この変化する姿勢すべてに対して理想的な形を作るということはほぼ不可能だと私は思っています。簡単に言うと「仰向けと横向きでは最適な枕の高さや形状が変わってくる可能性が高い」ということです。よって自分がどのスタイルで寝ていることが多いかなどを知った上で最適な枕を選ぶべきだと思います
ぜひスマートフォンの動画撮影などを用いて、一度ご自身が寝ている姿をチェックしてみてください。そうすればご自身にとって最適な枕が見えてくるかもしれません
枕以外にも、光が体に与える影響など睡眠の質に作用する大切な事柄は他にもたくさんあります。ご興味のある方はぜひお尋ねください。睡眠の質と量、共にしっかりと確保し、外敵の多いこの時期を健やかに乗り切りましょう
神戸東洋医療学院付属治療院 谷口龍祐
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