目をとじますか?耳をふさぎますか?

皆さん、2023年「荒れましておめでとうございます」

もちろん阪神タイガースの優勝を寿ぐご挨拶です。

神戸、大阪では優勝当夜、喜びの熱気のためか熱帯夜でした。

前回の優勝から苦節18年、本当に嬉しい限りです。

 

 

 

さて、冒頭にお断りしますが、今回のコラムは100%私見です。

当学院を代表していませんし、当院の総意でもありません。それを踏まえお付き合い頂ければ幸いです。

 

 

私達の暮らしの中で、当然のように語られる健康や食に関わる情報や、薬や体の働きに纏わる常識があります。

しかし、客観的な統計や現象を改めて知ることで、私自身衝撃の事実を学ぶ機会がいくつもありました。

皆さんにとって、これらは興味深い内容になるのか?場合によると不快や不安を与えかねないという危惧を抱きましたが、まずは真実を知ることから次の一歩が始まると確信し、その中から一つの話題を取り上げます。

 

 

私達は2020年から新型コロナウイルスの蔓延に見舞われました。大切な人を失い、また、行動の自由を制限され、経済的な損失をうけました。

 

今年に入り人の動きや経済活動が活発になり、一件元の生活が返ってきたようにも感じますが、私はまだ以前の暮らしが戻ってきていないと感じます。

それは、新型コロナウイルスの定期的かつ頻回のワクチン接種が続いているためです。

9月後半からは、オミクロンの変異種であるXBBに対する接種が始まっています。

 

もちろんワクチン接種により助けられた方々もおられると思っていますが、ワクチン接種により亡くなられた方や健康被害を訴えられる方々も少なくありません。

私は臨床でコロナウイルスワクチン接種による後遺症と病院で診断を受けられた患者さんを施術させていただいています。

幸いにも回復に向かわれていますが、完治には道半ばと感じています。

そういう方を診させていただくにつけ、国はなるべくメリット、デメリットについて、その都度情報公開を行うことが国民に対する愛情であり誠意ではないかと考えます。

 

 

先日、大阪府泉大津市で市民を対象に「健康づくりシンポジウム」(令和5年7月22日開催)が行われました。

現在、世界での新型コロナの流行状況やコロナ感染による後遺症、ワクチン接種による後遺症の方々への治療の取り組みとその成果について、また、ワクチン接種による健康被害の現状とその科学的な解説などの報告が各先生から行われました。

 

私も初めて知ることも多く、また、今後の課題についても考えさせられました。

医療に携わる私達はもちろんですが、皆さんや皆さんの大切な人達のためにも知っておかれると良い内容だと思います。

興味のある方は、当日の様子がYouTube動画で視聴が可能です。

私自身、個人的に大切に思っている方々へ伝え始めています。そのため、今皆さんにもお伝えしています。

情報をもとに自分が考え行動できればと思っています。

 

 

私達が鍼灸治療において診察を行なう際、その人の症状に関連することはもちろんですが、食べ物の嗜好や仕事の具体的な内容、趣味、ストレスについてなど、治療とは直接関係がなさそうな内容まで伺うことがあります。それは、様々な情報を得ることで初めてその人の理解が深まるからです。

世間を見るときにも診察と同じような様々な視点を持つことが大事だと考えています。

今回の内容が皆さんの一助になればと願っています。

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院 

川上 靖

 

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高山病

9月に入りまだまだ暑い日が続いておりますが、皆さんは体調の方はいかがでしょうか?

9月から11月にかけては毎月祝日があり、徐々に気温も涼しくなってくることから、各地域でイベント行事が催されたりして行楽地等が賑わってきますね。

ここ神戸においては六甲山系が連なっていることもあり、電車内では登山者を見かけることも多くなります。

そこで今回は『高山病』のお話をしたいと思います。

 

『高山病』は標高がだいたい2,500mよりも高くなると症状が出てくるといわれています。

標高が高くなり空気中の酸素濃度が少なくなることから、そのせいで身体に様々な不調を引き起こします。

 

日本国内の登山では、富士山や日本アルプス山系の登山でなければそれほど気にする事は無いと思いますが、その原因や機序、対処方法等は知っておいて損はないかと思います。

標高2,500mで約2割、標高3,000mで約4割の方が『高山病』にかかるといわれています。

 

症状は、頭痛や吐き気、倦怠感、眩暈やふらつき等様々です。

人間は呼吸によって酸素を取り込みますが、標高が高いほど酸素濃度が薄い為、体内に取り込める酸素量も低下します。

私たちはその酸素を使って様々な活動エネルギーを産生しているので、酸素不足=活動エネルギー不足により先ほどの症状が出てきてしまいます。

 

ちなみに標高と酸素濃度の関係は、地上(標高0m)を1.0だとすると、標高2,500mでは地上の約0.74倍、標高3,000mでは約0.7倍、富士山の標高3,776mでは約0.64倍の酸素濃度になります。

 

もし『高山病』の症状が出た場合はどうしたらよいでしょうか?

 

一番良い対処方法は、高度の低いところまで下りることです。

ただし山小屋等が無く、十分な休憩が取れない場合もあるかもしれません。その場合も登るのは一旦止めて、スポーツドリンク等で水分とミネラルを十分に取ることが大事です。

 

では『高山病』の予防について、いくつかご紹介します。

 

1.高度をゆっくり上げていく

登山計画にはある程度の余力時間を設けておく必要があります。身体を高度に慣らしながら登るのが大事です。

 

2.水分補給

登山中は体重1㎏当り1時間で約5mlの水分を失うといわれています。

つまり体重60㎏の人間が5時間登山をすると、5×60×5=1,500ml(1.5ℓ)の水分補給が必要になります。

 

3.呼吸方法

ゆっくり呼吸を行いながら歩きます。深く息を吸い込んで、口をすぼめた形にして長く時間をかけて吐くことを意識するといいです。

 

4.体調管理

体調が悪い場合や寝不足等のときは無理に登らないようにしましょう。

前日の飲酒や食事には十分に注意を払い、ベストコンディションで翌日に備えましょう。

 

9月以降は台風等も多く発生する季節になってきます。山の天気はとても変わりやすいと昔からよくいわれています。

体調や天気には十分に注意を払い安全な登山ができるよう心掛けましょう。

 

 

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

片桐 享

 

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紫外線対策

梅雨明け間近でいよいよ夏本番、気温の上昇により体調を崩される方が多く見られますが、皆さん大丈夫でしょうか?

梅雨はあまり皆さんお好きではないかもしれませんが、梅雨の雨雲が日差しを抑え気温の上昇をセーブしてくれています。

そう思うとこの「梅雨」という時期も大切にしないといけませんね。

 

そして、春頃から紫外線は強くなっていき8月にはピークを迎えます。この3年間は外出制限などもあり、

紫外線を受けることが少なかったかもしれませんが、この夏は改めて紫外線対策を考えていきましょう。

 

まず、なぜ紫外線対策が必要なのか。

『光老化(ひかりろうか)』

この言葉をご存じの方も多いかと思いますが、肌の老化の約80%は光老化であり、最大の原因は紫外線です。

 

紫外線に当たり続けそれが蓄積されると、皮膚が厚くごわつき、肌に張りを与えるコラーゲン、エラスチンなども質が変わり、シワやたるみの原因になってしまいます。

顔だけでなく、忘れがちな手足の甲や首などにも対策が必要ですね。

 

近年では一部の皮膚の影響だけでなく、全身の免疫機能が低下してしまうことも分かっています。

細菌やウイルスへの抵抗力が弱り、感染症のリスクが上がってしまうのです。

 

アウトドアなど屋外での活動でたくさん紫外線を浴びた後に、身体がだるくグッタリとしてしまったことはありませんか?それも、紫外線で身体の防御機能が崩れた結果です。

 

肌だけでなく、身体のためにも外出時は十分に気をつけましょう。

 

 

では、皆さんはどんな紫外線対策をされていますか?

 

今では日焼け止めクリームや日傘以外にも「UVカット衣類」が売られていますね。外出にUVカットカーディガンなども便利です。

しかし、UVカットといっても種類があるのをご存じですか?

 

UVカット加工製品と、UVカット素材製品です。

 

UVカット“加工製品”は、製品に後から紫外線をはじく薬品を吹き付けて加工するもの。

UVカット“素材製品”は、繊維事態にセラミックを練りこんで作られたもの。

 

UVカット加工製品の方が安価ではありますが、繰り返しの洗濯などで効果がなくなってしまうことがあるので、

購入する際は素材を見てご自身に適したものを選んでいきたいですね。

 

薄い雲の場合でも紫外線の80%以上が通過してしまうので、この夏油断せず対策をしていきましょう!!

 

 

神戸東洋付属治療院   宮崎 紗希

 

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NO MUSIC NO LIFE ♬

4月ももう半分を過ぎました。新年度を迎え、新しい環境へと踏み出された方も少しずつ慣れてきたころでしょうか。

 

世界中にファンをもち、「教授」という愛称で呼ばれた作曲家、坂本龍一氏が3月末に別世界へと踏み出されました。

私は子どものころ、歌詞のない音楽は最後まで聴くことができませんでした。しかし、初めて「戦場のメリークリスマス」を聴いたとき、今でも当時を思い出すことができるほどに、美しい旋律に魅了されました。以降、歌詞のない音楽も好んで聴くようになりました。

 

音楽を聴くことで、リラックスしたり、落ち込んだ気分が向上したりと感じた経験をお持ちの方も多いと思います。

音楽にはリラクゼーション効果やストレス軽減、痛みや不安の緩和などの効果があり、これらを活用した音楽療法は、心身の健康の回復・向上をはかることを目的とした補完療法として、高齢者施設や緩和ケア病棟などに取り入れられています。

 

音楽療法には、「聴く」だけでなく「演奏する」ことも含まれます。

好きな曲、1曲だけでも奏でられることができたら、達成感や充実感を感じられ、ポジティブな感情になりますよね。

 

音楽療法というと少し堅苦しさを感じますが、私たちは日頃から意識的もしくは無意識的に音楽をストレス解消の手段として取り入れています。

 

春は、新しい環境だけでなく、花粉症や黄砂の影響によっても無意識に肩の力が入りやすくなっています。

心の緊張をほぐし肩の力を抜いて良い睡眠がとれるよう、日々のセルフケアの一環として好きな音楽やゆったりとしたテンポの音を聴いてみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、行動は音楽のテンポに影響を受けやすいので、テンポの速い音楽を聴取すると覚醒状態になる場合があります。

近年、アナログレコード人気が再燃し、1970~80年代のシティポップが海外で再流行しているようですが、シティポップのテンポは活動時に適しています。

 

また、睡眠前はリラックスできるようにゆったりとした音楽がおすすめです。

疲労は良質な睡眠によって軽減されます。

良質な睡眠をとり疲労と回復のバランスが取れるよう、日々少しずつでも心身ともにリラックスできる方法を見つけられると良いと思います。

 

一日の脳の疲れは音楽で癒して、トータルケアには鍼灸院にいらっしゃいませんか。

私のおすすめです。

 

 

神戸東洋医療学院付属治療院

田中 里佳

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七情

3月になり、春の陽気を感じられる日も増えてきました。

3月8日より、付属治療院はセンタープラザビルの9階に移転いたしました。

このセンタープラザビルに引っ越してきたのは、今から7年前です。あっという間に感じていましたが、もう7年も経過していたのだと、月日の流れる速さに驚かされます。

さて今回は、この「7」という数字にちなんだ東洋医学のお話をしたいと思います。

 

 

東洋医学では「七情」という「怒・喜・思・悲・憂・恐・驚」の7種類の感情が、臓腑にも影響して体調の変化を起こす原因になると考えられています。

日常の生活でも起こりやすい感情ではありますが、その感情が強過ぎたり長期にわたると、限界を超えて体に悪影響を及ぼします。

 

 

・怒り過ぎるとイライラして顔は赤くなります。気が上がりやすく「肝」に影響します。

・喜びすぎると気が緩んだり、興奮し過ぎて睡眠が浅くなるなど、「心」の状態に影響します。

・思い悩みすぎると「脾」に影響します。脾は食物の運化を司りエネルギーを運ぶ臓器ですが、傷むと胃腸の不調が現れやすいです。

・悲しみすぎたり憂いすぎると「肺」に影響します。肺が傷むと、呼吸が浅くなり気持ちも沈みがちになります。

・恐れすぎや驚きは「腎」に影響します。泌尿器系にも関係するため、緊張するとトイレが近くなるのもこれが原因の一つです。

 

 

特に春の季節は、寒暖の差による体への影響や、年度末の忙しさによるストレスが強すぎて、イライラや不安感、怒りの感情が出やすくなります。体の熱が上半身に上がってくるため、頭はのぼせやすいですが足元は冷たい状態です。肝の気が上がった状態です。

 

 

東洋医学の肝は、血を貯蔵し気の巡りを司る臓器です。気血を全身に十分に巡らせることで、精神的にも安定した状態になるので、肝の気を下げる必要があります。

対処法としては、まずは肝の気を抑えるためにストレスを減らす必要があります。

適度な運動を行うと気の巡りもよくなるので、軽い体操やウォーキング、ストレッチなどをこまめに行いましょう。

 

 

治療院も新しくなり、新年度に向けてさらに活気づいてくる時です。イライラせず落ち着いて過ごすことが大切ですね。

「7」に関係するお話をしましたが、新しい治療院は「9階」です。

皆様、お間違いないようにお気をつけください。

 

 

 

神戸東洋医療学院 付属治療院

池辺 由実

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