入浴で免疫力アップ
日ごとに寒さを感じるようになってきましたね。
11月7日は秋から冬へと移り変わり始める「立冬」です。寒くなってくると風邪やインフルエンザが流行り始めるので、今年はいつも以上に早めの対策をおすすめします
風邪やウイルスから体を守るためには体温を上げ、体の免疫力(防衛力)を上げておくと良いと言われています。そこで、日頃の習慣「入浴」で体温を上げて免疫力を高めてみましょう
みなさん、お風呂には浸かっていますか?
お風呂に入って体をしっかり温めると血管が広がり、血液が体内を巡ることで体温が上がります。効果的な入浴方法は、38℃~42℃程のお湯に10分~15分程を目安とした半身浴、または肩まで浸かった全身浴です。顔がじんわり汗ばんでくると体が温まったサインです。熱めのお風呂に短時間の入浴では、一時的な体温上昇にしかならず、体はすぐに冷めてしまいます。「体が温まった」と感じられるのがポイントです。ゆっくり浸かって体の芯が温まる適温を見つけてみてくださいね。
「入浴」には他にもこんな効果があります
・新陳代謝が活発になる
・リラックスとリフレッシュで快眠を促す
(快眠を促すお風呂のタイミングは就寝時間から1時間~2時間前。入浴後に体温が下がってくるので、その頃眠りにつくと質の良い睡眠が得られるそうですよ。)
・疲労回復
・筋肉がゆるみ腰痛、肩こりの緩和
・むくみ、冷えの解消
・基礎代謝アップ
・要介護の予防 など
☆ちょっと気を付けて☆
お風呂の適温は人それぞれです。その日の体調に合わせて温度や入浴時間を調整し、無理せず心地よく続けてくださいね。また、入浴前後の急激な温度変化で体調を崩すこともありますので、くれぐれもお気を付けください。
汗をかく前後には水分補給をしますよね。入浴前後も同様に汗の量を考えて水やお茶で水分補給をしておきましょう。
最も注意が必要なのがアルコール摂取後(飲酒後)の入浴です汗が出やすく脱水症状になりやすいことや、より酔いが回りやすくなり危険です。また、飲酒後は血圧が変動するため、普段より体調の変化に気づきにくくなることも考えられます。
飲酒後すぐの入浴や長湯は避け、シャワーを浴びる程度にしてみたり翌日に入浴するなど、より安全な入浴方法を選びましょう。
体を健康に保つには、バランスの良い食事と睡眠(休養)、適度な運動を行うことに加え、日々の「入浴」も健康管理の一つとして意識的に生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
今年の冬は、健康習慣を見直しながら体をしっかり温め元気に過ごしましょう
神戸東洋医療学院付属治療院 藤岡 友子
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