梅雨明けと同時に真夏がやってきたような、ここ神戸。朝からセミが元気に鳴いています。気づけば今週末にはもう8月がやってきますね晴れ

 

当院の患者さんでも、梅雨の間や台風の前には体調を崩される方が多く、久しぶりに来院されて「そういえば昨年もこの時期でした」という方も少なくありません。

これまで「天気の悪い日こそ絶好調!」という方にお会いしたことはないですが、「天気予報より自分の体調で天気が悪くなるのがわかる」という方は時々いらっしゃいますがまん顔

 

私も晴れているだけでテンションが上がるような、天候に影響されやすい性質なのですが、どうやら天候と心身の調子にはちゃんと関係があるようです。私が単純なだけでなくてよかったです冷や汗 (顔)

 

天候、特に気圧の変化は自律神経と大きく関係しています。簡単に言うと、天気のよい日は活発に活動するときに働く「交感神経」が優位になり、天気の悪い日は身体を休ませ維持する方向に働く「副交感神経」が優位になります。

 

晴れの日、つまり高気圧が近づくと、身体が外から圧迫される力が強まります。圧迫された筋肉は血管を圧排して血圧を上げます。

また、気圧が上昇するとわずかに空気中の酸素分圧が上がるので、血液中の酸素分圧も上がります。酸素供給量の増加は筋肉や脳の活性化につながります。要するに、アクティブでポジティブになるわけですグッド (上向き矢印)

 

逆に低気圧が近づき天候が悪化するとどうでしょうか。外からの圧迫が減ることにより、筋肉はゆるみリラックスします。

これだけ聞くとなんだか良いことのような気がしますが、基本的には高気圧と反対のことが起こるので、血圧も酸素分圧も下がります。

よって、全身の血液循環が悪くなり、酸欠、栄養不足の状態に陥ります。このような状態では身体も動かしにくく、気分もネガティブになり、心身共に消極的な状態になります。

また外部からの圧迫が減ることにより、通常であれば抑えられていた様々な水分が漏れ出てきます。

 

天気の悪い日には、普段よりむくみやすくなったり、鼻水や痰が増えるのはそのせいです。また、そのむくみや鼻づまりが頭痛の原因となるなど、様々な症状を引き起こすことになります。

このような気圧の変化に加えて、晴れた日の高く青い空や明るい光、それに対して曇りや雨の日の低く重たい暗い空、といった視覚からの情報も、自律神経に影響する刺激となります。

 

体調の変化や気分の浮き沈みなどが天候や気圧に関係していると分かっていれば、変に慌てたり不安になったりせずにすみます。

そうです、やまない雨はありませんぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)ぴかぴか (新しい)

 

もうすでに2つの台風が日本列島に上陸し、今年は台風の当たり年となりそうです台風

低気圧が迫ってくることに怯えずにすむように、食事や睡眠、運動と休養のバランスなど、普段から心と身体を整えておきましょう。

 

神戸東洋医療学院付属治療院

池田朋子

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