鰻といえば夏、そんな連想をされる方も多いのではないでしょうか。

これは江戸時代、夏季暇すぎる鰻屋からどうにかして客足を増やせないかと平賀源内が相談を受け、

「土用の丑の日には鰻を!!!」

というキャッチコピーを考え出したことが発端です。

厳しい夏に鰻を食べ精を付けるということで

このキャッチコピーの効果は大きく、現在にも続いているのは皆さんがご承知の通りです。

しかし、実際の鰻の旬は秋だと言われています。

鰻は冬の冬眠に備え、この時期に栄養を蓄えるからだそうです。

「夏に消耗した体に栄養たっぷりの秋のおいしい鰻を」

やはり平成の平賀源内にはなれそうにないですね。

滋味に富んだ秋を堪能しましょう。

神戸東洋医療学院付属治療院 川上 靖