いよいよ10月に入り、早いもので2015年も残り3ヶ月を切りました。

暑さも徐々に和らぎ、長かった夏が終わり、過ごしやすい秋の到来です。

皆さんは秋と言えば、何を連想しますか?

食欲の秋、スポーツの秋などがありますが……。

ここ数年で多くの方にその行事が浸透し、度々ニュースの話題にものぼるハロウィンについて、その起源や日米での違いについてお話をしたいと思います。

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日本の一大イベントになりつつある「ハロウィン」

由来は、2000年以上前にドゥルイド教が行っていたサウィン祭という祭りが起源とされています。秋の収穫を祝い、悪霊を追い払うことが目的で始まっています。

この祭りを開催していた、ドゥルイド教のケルト民族は、1年を今とは違う解釈で考えていました。

1年の終わりが「10月31日」だと考えていた為、10月31日に厄払いをかねて、お祭りを開いていたとされています。

しかし、ケルト民族はカトリックに侵略され、手直しされた結果、サウィン祭りが、ハロウィンになっていったとされています。

それが、カトリックを信仰する国々に広がり、世界的に10月31日に開催されるようになりました。

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当初、宗教的行事だったものが、宗教色がほとんど薄れ、人種や民族を問わず楽しめる1大イベントとして広く受容されるようになったのは、20世紀に入ってからの事です。

元来10月から11月にかけての秋シーズンは消費が落ち込む時期です。

10月末に催されるハロウィンは、停滞しがちな消費を促進するビジネスチャンスとして日本や米国などがクリスマスに次ぐ大規模なイベント商戦として商業化しました。

それによって多くの若者に受け入れられるイベントとなり、宗教色が年々薄れていきました。

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日本とアメリカでは、楽しむスタイルに明確な違いがあり、それが消費にも影響しているとされています。

米国では、地域の家々を訪問し、「菓子」を子どもが中心となって配り楽しみますが、

日本では、大規模なパレードに参加し、友人同士で仮装パーティに興じる若者が中心です。

結果、「菓子類」の需要はさほど増えず、イベント用の「衣装」や「オーナメント」の売上は伸びるという傾向が日本では生まれています。

同じ仮装でもアメリカではホラーテイストの怖い衣装が好まれますが、日本では受け入れやすい形にマイルド化されています。

若者への知名度は100%近くあり、20%の人が動くイベントになりつつあります。

市場は今後拡大していくことは、ほぼ確実です。

日本でも、最近は子ども向けのパレードが増え、ハロウィンを催す保育園や幼稚園が登場してきたことで、ファミリー層への浸透も進んできています。

すでにクリスマスがそうなっているように、参加者のハードルを下げ、家族でも楽しめるようになり、国民的イベントの1つとして今後も浸透していくことでしょう。

 

                     神戸東洋医療学院 付属治療院  光上

 

 

 

 

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