ウインターブルーに気をつけましょう
太陽が沈む時間が徐々に早くなり、季節はいよいよ冬に向かいます
2017年も残り2ヶ月ちょっととなりましたが、体調の方は如何でしょうか
「体がだるい」「疲れやすくなった」などの症状を秋~冬にかけて感じ、日常生活や仕事に支障をきたしていることはありませんか
それは、もしかすると「季節性感情障害」や「季節性うつ病」と言われているものかもしれません
日照時間が短くなる10月から11月にかけてうつ病のような症状が出始め、日照時間が長くなる3月頃を迎えると症状が改善することから、俗に「ウインターブルー」とも言われています
そこで今回は「ウインターブルー」について、ご紹介したいと思います。
秋から冬にかけて発症し、春に改善するこの病気の原因は、日照時間 が影響していると言われています。
呼吸・循環・血糖値などの多くの生理機能は、太陽の光刺激によってONとOFFを切り替え、同時に体内時計の乱れを調整することで、食事や睡眠などの生活リズムが一定に維持されています。
しかし、太陽が出ている時間が短くなることによって、体への光刺激が減少し、これが原因で脳内の神経伝達物質の一つであるセロトニン分泌が低下し、「うつ症状」が現れると考えられています
では、どの様な症状が現れるのでしょうか。
通常のうつ病と大きく違うのが、冬の期間だけに症状が現れ、それ以外の季節には殆ど症状が現れないというサイクルを毎年繰り返す点です。うつ病の多くが「眠れない」「食欲がない」などの症状を訴えますが、ウインターブルーでは「たくさん寝ているのに、日中も眠気がある」「炭水化物や甘いものに偏り過食し体重
が増える」などが典型的な症状とされています。
最後に対策方法についてお話します
一番の対策方法は、日光にあたることです
しかし、冬は日照時間が短いため、全く日光に当たらずに1日を過ごすこともあるかもしれません。光刺激であれば照明でも問題ないので、照明の明るさを変えるのも一つの方法です。
照明を明るいものに取り替えるだけでも気持ちは明るくなり気分転換につながります
次に、外の空気を吸う事です。
体がだるいため外出したくないという気分になりがちですが、そうなってしまうと、症状を悪化させることにつながります。
家で過ごすと色々なこと考え、憂鬱な気分になってしまう傾向にあります。この病気を重症化させないコツは、毎日決まった時間に起床すること、20分~30分程度のウォーキングをしながら外の空気を吸うこと、気持ちをリセットしてストレスを溜めないことです
しっかり体調管理をして、冬の季節を迎えましょう
神戸東洋医療学院 付属治療院 光上 信幸
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神戸東洋医療学院付属治療院
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